2019 J1 第26節 横浜F・マリノス ー サンフレッチェ広島
2019年J1第26節 横浜F・マリノス ー サンフレッチェ広島
2019年9月14日(土)
ニッパツ三ツ沢球技場 19:03キックオフ
天気:曇
主審:村上 伸次
横浜F・マリノス 3-0 サンフレッチェ広島
マリノス得点者:仲川輝人(67分)、ティーラトン(81分)、エリキ(84分)
警告:ティーラトン(累積4枚)、エリキ(累積1枚)、喜田拓也(累積4枚)
いよいよ秋突入でしょうか。この日と前日は昼間でも大変過ごしやすい気候になりましたね。このまま涼しくなってほしいと思います。
同時間帯に首位FC東京と2位鹿島アントラーズの試合をやっていたわけですが、その結果次第では首位との差も縮まることもあり、大事な試合となりました。
三ツ沢はピッチとの距離も近く雰囲気もよく、その点については好きなのですが、スタンドの前後左右と客席間の幅が狭く大変窮屈で、肩・首・背中とバッキバキにこってしまい、頭痛になっては鎮痛剤のお世話になり、観戦のたびにぐったりしてしまいます。ゆったり座れる日産スタジアムが恋しい今日この頃です。
スタメン
杉本
喜田、扇原
マルコス
エリキ、仲川、遠藤
控え:オビ・パウエル・オビンナ、伊藤、ドゥシャン、中川、渡辺、大津、マテウス
代表でミャンマー遠征をしてきた畠中選手、同じく代表でインドネシアから戻ってきたティーラトン選手、そしてU-22代表でメキシコ・アメリカ遠征してきた遠藤選手・渡辺選手と全代表選手がメンバー入り。
広島から期限付き移籍中の和田選手、中林選手は契約の都合で出場できず特別指定のオビ選手がメンバー入り。
そして、何より久しぶりのスタメン出場となった松原選手。今回は広瀬選手が練習中の負傷により出場となったわけですが、痛々しいほど左膝のテーピングがかなり巻かれており、90分持つのかどうかとても心配していました。
試合のふわっと振り返り
(前半)
- 喜田選手、コイントスに勝ちましたかね?エンドを後半はマリノスゴール側に攻めるようにしてましたね。
- 広島は3バックと4バックを使い分けていたでしょうか?
- 開始早々の0分44秒:チアゴ選手のバックパスが短く、相手に奪われかけそうになりましたが杉本選手が前に飛び出してスライディングブロック。いきなりピンチを迎えます。
- 1分22秒:広島のキーマンとも言えるWB(=ウイングバック)の柏選手がドリブルで上がってきますが、エリキ選手が戻ってきてしっかり守備。エリキ選手、守備が試合を重ねるごとに良くなってきている気がします。ただ、時々サボっちゃう時があるけど…
- 2分11秒:再び柏選手が攻め上がってきたところを松原選手がスライディングでボールを奪う。これをきっかけに松原選手、波に乗りましたかね。
- その後も行ったり来たりが激しい展開。見ていて息が詰まりそうw
- マリノスは前からのハイプレス、守備陣はハイラインとたとえ広島にボールを奪われても即座に奪い返す。とくにチアゴ選手、効いてましたね。開始早々のバックパスミス以降、何度となくピンチになりそうと思ったらスピードを活かして対応し、「残念、そこはチアゴ!」と何度思ったことか。他にも、仲川選手・喜田選手の切り替えの早さだったり、喜田選手・扇原選手の読みの良さだったりで助かりました。
- 序盤こそ攻め込まれることがあったりとバタバタしてましたが、徐々に広島に慣れてきたのかマリノスがボールを握る時間が長くなっていき、遠藤選手のシュートがサイドネットだったり、マルコス選手のシュートはゴールのわずか左をかすめていったり、広島の攻撃からエリキ選手と遠藤選手がカウンターで攻め上がり遠藤選手がシュート打つもGKに止められたりなどと惜しいシュートもありましたが、なかなか決まらず。
- 松原選手はエリキ選手となかなかタイミングが合わず苦戦しているご様子。
- 広島はマリノスSB裏のスペースを狙ってきてましたかね。(まぁ、いつもどこのチームからも狙われるけど)
- 左サイドのコンビ、ティーラトン選手と遠藤選手は代表の疲れがあるのかなと思うプレーがちらほら。頭では思っているけど、体がついていかないというか…頑張れ、頑張れ
- (ふわっとふりかえりなので)そんなこんなでスコアレスでも見ごたえのある前半でした。
(後半)
ちなみに、自分、バックスタンドの広島側で見ていたので、後半の展開は遠目で見るしかありませんでした…。
- 後半序盤は両チーム行ったり来たりと攻防が激しい展開
- 前半は体が重そうだったティーラトン選手、前半にイエローカードをもらったことで次節出場停止が決まり何か吹っ切れたのか、いつものティーラトン選手らしいプレーが出てきました。守備やパス、とにかく素晴らしいパフォーマンス。
- 48分マルコス選手の惜しいシュート、51分には仲川選手のボール奪取からのショートカウンターで再びマルコス選手がシュートがGK正面だったりなど、何度か惜しいシーンはあるものの、なかなか試合は動かない。しかし、徐々に広島の守備をこじ開けられそうな流れに。あとちょっとなんだけどなぁ…
- 前半から気になっていましたが、広島GK大迫選手のゴールキック時のキックまで時間をかけすぎ。案の定後半でイエローカードが出ましたが。
- そんなこんなで「もしかしてこの試合スコアレスドローもありえるかもなぁ」とうっすらと頭に浮かんだ頃…
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) September 14, 2019
🏆 明治安田生命J1リーグ 第26節
🆚 横浜FMvs広島
🔢 1-0
⌚️ 67分
⚽️ 仲川 輝人(横浜FM)#Jリーグ#横浜FM対広島
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/sDh1SOl84Xキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 先制ゴール!もう流れがすばらしい。ティーラトン選手のスルーパスが絶妙なタイミングで出て、遠藤選手につながる→そして、遠藤選手が渾身のグラウンダーのクロス→仲川選手がワンタッチで合わせてゴール。マリノスチーム通算1400ゴールは仲川選手が。令和J1第1号ゴールに続き、メモリアルゴールを決めた仲川選手。持ってますねぇ。
- その直後、喜田選手にイエローカードが。DAZNの映像を見た感じ、パット見ではなぜカードが出たのかよくわかりませんでしたが、喜田選手の足が広島の選手に引っかかったということなのでしょうか。これで次節出場停止に。(ティーラトン選手も前半でイエローカードをもらっているので、ともに出場停止です)
- その後疲労の色が見られるマルコス選手に替わって渡辺選手が、遠藤選手に替わってマテウス選手が入ります。そう、ボスは1点では足りん!まだまだ攻めるぞ!のメッセージが。ボスがそうお望みなら、サポーターは後押しするのみ!
- マルコス選手は担架に乗ってピッチを去ったので、足が攣ったんですかねぇ…
- 広島も交代で流れを変えようとしますが、策が的中したのはマリノスの方に。
-
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) September 14, 2019
🏆 明治安田生命J1リーグ 第26節
🆚 横浜FMvs広島
🔢 2-0
⌚️ 81分
⚽️ ティーラトン(横浜FM)#Jリーグ#横浜FM対広島
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/LT4cDsPXdq2戦連続ゴール!左足のアウトサイドでシュートを打ったのかと思ったのですが、どうやら広島のDFの背中あたりに当たってコースが変わったようですね。ティーラトン選手、代表でも1ゴール1アシストだったそうで調子が良さそうです。
- その直後に渡辺選手がドリブルで持ち上がり、左サイドにいるマテウス選手にパス。そして打ったシュートは広島のDFの選手の手に当たりPKの判定。PK職人マルコス選手はすでに交代済みのため、マテウス選手が蹴るかと思いましたが、エリキ選手がキッカーに。チアゴ選手も近くにいたのでまさか蹴るのか?と思いましたけどもね(笑)
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) September 14, 2019
🏆 明治安田生命J1リーグ 第26節
🆚 横浜FMvs広島
🔢 3-0
⌚️ 84分
⚽️ エリキ(横浜FM)#Jリーグ#横浜FM対広島
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/kfIO4h9fEx - DAZNで見直すと、1点入るごとに広島の城福監督の顔つきがひきつるというか、涙目というか、そんな表情になっていくのが見どころでしたが。
- さぁ、恒例の「仕上げの大津を!!!」と思っていたらボスは案の定大津選手を投入。これまでフルタイム出場だった喜田選手と交代です。次節喜田選手が出場停止なので、わずかではありましたがいない場合を想定してのテスト的意味合いもあったのかと思います。
- そしてそのまま試合終了!3位vs4位の直接対決は3位であるマリノスの勝利!首位FC東京も敗戦したことにより、首位との勝ち点は4差となりました。
この日の推し選手
私が推している遠藤選手ですが、スタメン出場78分までプレー。
代表帰りの時差ボケの影響もあったのでしょうか。ドリブルが引っかかったり、攻守の切り替えがちょっと遅れたりしたときもありましたが、先制ゴールをアシストという結果を残しました。これで実は遠藤選手7アシスト目ですよ!ティーラトン選手との相性もバッチリです。ティーラトン選手がゴール決めたあと、タッチライン際までベンチからダッシュで走って来て祝福してましたしね。
まとめ
1-0とかの接戦、もしくはスコアレスドローになるかと思いましたが、3点という素晴らしい結果で終了。この勝利は大変大きい!本当に大きい!
広島の11戦無敗を見事ストップ。そして、シーズンダブル達成!
試合終盤はティーラトン選手や仲川選手はかなり疲労困憊といったところで心配でしたが2人とも怪我なく90分終えられて本当によかったです。
また、この日久しぶりのスタメン出場となった松原選手。しばらくはエリキ選手とタイミングが合わず苦戦している感じが伝わってきましたが、徐々にあってきたのか恒例の「行って来いパス」(←WGの選手をダッシュで走らせるロングパス)が出てきたり、スローインでも前に投げると見せかけて後ろに投げるスローインが見られたりなどなど、これぞ松原健!というプレーが随所に。広瀬選手とは違うものの、自分の持ち味を発揮して勝利に貢献していました。
最後に、杉本選手、完封勝利おめでとう!
確かに次節、これまで多大なる貢献をしてきた喜田選手、ティーラトン選手が出場停止となりますが、おそらく喜田選手の代わりには渡辺選手が、ティーラトン選手の代わりには和田選手、もしくは怪我から復活してきた高野選手が時間限定でとか、もしくは怪我の状況次第ですが広瀬選手ということもあるかもしれません。
次節は最近調子を上げている仙台。難しいゲームになるかもしれませんが、次節も1戦集中です!
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は仲川選手にします!
(理由)
- コンディションは万全とは言えない状況だったと思いますが、お見事な先制ゴール!
- 守備でも切り替えの早さで貢献。絶対に勝つという気持ちがプレーに出てたと思います
- そして、令和J1初ゴール、マリノス通算1400ゴールという運の良さ
- ついに10ゴール目と2桁ゴールに乗りましたしね
文句なしの活躍だったと思います。