Addicted to football

サッカー観戦の記録

【観戦記】FUJI XEROX SUPER CUP 2020

FUJI XEROX SUPER CUP 2020 横浜F・マリノス ー ヴィッセル神戸
2020年2月8日(土)

埼玉スタジアム2002 13:35キックオフ
天気:晴
主審:今村 義朗

 

横浜F・マリノス 3-3(PK 2-3)ヴィッセル神戸
マリノス得点者:マルコス・ジュニオール(36分)、扇原貴宏(54分)、エリキ(73分)
警告:喜田拓也

 

f:id:emdhja6:20200209184051p:plain

マリノスサポーターのみなさん、新年あけましておめでとうございます!

サッカーファン的にはいよいよ新年幕開けとなります。

Jリーグ王者vs天皇杯優勝チームによる対戦「FUJI XEROX SUPER CUP 2020」で今年はスタートです!

 

なぜ埼スタだったのか、新国立とか日産スタジアムではアカンのか?という疑問はありつつも、新チームでのぞむこの試合を楽しみにしていました。

キャンプも行ってませんので、新加入選手を実戦で見るのはこの試合が初見なのでした。

 

スタメン

松原、チアゴ、畠中、ティーラトン

喜田、扇原

マルコス

仲川、オナイウ、エリキ

 

控え:梶川、伊藤、水沼、和田、大津、遠藤、エジガル

 

新加入選手でメンバー入りすることができたのはオナイウ、梶川、ヌマコ(=水沼)の3人

(※昔からのファンの方ならコウタ=水沼だと思いますが、私の中ではコウタ=山田康太なので、コウタ=山田康太、ナベコ=渡辺皓太、ヌマコ=水沼宏太と呼ばせていただきますね。)

ヨコエク情報によるとキャンプ中怪我をしていたらしい槙之輔(=畠中)とエジガルは横浜に帰ってきてからフルメニューをこなせるようになったらしくこの試合がいきなりのぶっつけ本番状態となりました。

 

試合を振り返る前に。

note.com

(私が書いたnoteです。いつもこんな感じで見ていますということでご紹介です)

 

ウォーミングアップを見ていて気づいた点

  • フィールドプレーヤーの一番最初のメニューはタッチラインから一定間隔で置かれたコーンに向かって直線ダッシュだったと思うのですが、この日はS字でダッシュが始まり、コーチが変わるとこういうメニューも変わるのかなと思いました
  • GKのアップの時にも「お?」と思ったのはGKコーチのシゲさんがコーナーフラッグから蹴ったボールに対し、GKがジャンピングキャッチするというメニューで。これはずっとやっていたメニューですが、気になったのは梶川がキャッチのたびに「ハーイッ」というか「オーイッ」というか声を出していた点。今までこのメニューで声を出していたのを見たことが無かった気がするのですが、パギさんまで声を出していたので面白かったです。

 

試合の振り返り

(前半)

  • 試合序盤にエリキが神戸の大﨑と接触して倒れ込んだときはヒヤリとしましたね。無事にピッチに戻ってきましたが。
  • 昨年の最終節のときはトップの位置に入っていたエリキ。この日は左WGの位置に。そしてトップの位置には新加入のオナイウ。昨年とどんな違いが見れるのかなと思いましたが、エリキはマリノス加入当初右WGをやっていたころと同様にどうしても内に内にと入りたがるようなポジショニングがあったように思います。
  • ビルドアップも突っかかることが多かったですかねぇ。あと攻撃がどちらかというと右からに偏っていた(右偏重?)ようにも感じました。
  • ケニー(=松原)からテルへの「行って来いパス」、結構読まれてましたかね。テルは酒井高徳のマークをかいくぐるのに苦戦していたようにも見えました。あくまで戦術素人から見た感じですが、酒井高徳と3バックの左にいるフェルマーレンが「行って来いパス」のコースを限定して、パスが来れば「ほら来た」という感じで止められるという感じ?何回かに一度うまくテルに繋がって、テルがカットインしていこうとすると今度は飯倉が飛び出してきて止める。そんな感じに見えました。(たぶんね。知らんけど)
  • アドちゃん(=オナイウ阿道)、何度か前からプレスを掛けに行ったり、クロスに対してニアに飛び込んだりとマリノスの攻撃のやり方にチャレンジしていましたけど、ボールを持ってないときの動き(とくに動き直しの部分?)だったり、プレスのかけ方だったり(一度かけたらはい終わりではなく)はこれからかなと。
  • 失点シーンは1点めはアシストとなるパスを出したイニエスタがうますぎた…仕方ない
  • でも、さほど時間を置かずに追いつけたのは良かったかな。さすがマルコス。

     VARのチェックが入りましたが、ノーゴールとならなくてよかったです。

  • ちなみに、VARのチェック対象は基本的には4つの項目らしいので、こちらの動画を要チェックです!

     

  • 2失点目はパギさんがチアゴにパス→チアゴがパギさんにバックパスしたものの短かったのか古橋にカットされてしまい無人のゴールに…このミスはちょっと残念だったけど何事にもミスはつきものだし、繰り返さなければ良し。
  • 公式戦初戦とあって前半は慎重になりすぎたかなという印象でした。

 

(ハーフタイム)

  • マスコット総選挙の結果が発表され、見事我らがマリノスのマスコット、マリノスケが初優勝!

     昨年の10位から大躍進!みんなでポチポチ毎日マリノスケに投票した成果が出ましたね。これでマリノスケは悲願の優勝達成。普段はそこまで正直マスコットにのめり込んでいない私も「やっと優勝できたね!」とうれしくて泣きそうになりました。おめでとう、マリノスケ

  • そして、ゴール裏からは「マリノスケ」コールからのダレカンピオンのチャントが。その流れからなぜか「扇原」コールが(笑)あの流れは最高でした。

 

(後半)

  • この試合は通常の試合とは異なり、5人までの交代枠を使うことができるということでボスはいきなり2人を頭から交代します。アドちゃん→渓太、槙之輔→槙人(=伊藤)に。この交代の意図は槙之輔はコンディションの問題かなと思っています。なにぶん横浜に戻ってきてからようやくフルメニューこなせるようになったとのことでしたので。渓太を左WGに入れることでボスは「昨年の勘を取り戻せ!」と言いたかったのかなと思いました。
  • ということで、この交代でこんな感じに

松原、チアゴ、伊藤、ティーラトン

喜田、扇原

マルコス

仲川、エリキ、遠藤

  • こうしたことで前半右偏重気味に見えた攻撃も渓太が幅を取ったりと彼の頑張りもあり、左サイドの攻撃も活性化しましたね。個人的には渓太vs西、渓太vsダンクレーというマッチアップは見ていてワクワクしました。
  • ハーフタイムの扇原コールのおかげでしょうか。

     再び同点に!渓太の中距離(?)スローインが起点となりエリキが折り返し、タカがゴール。スローインも大事な攻撃の起点というのがわかりましたね。タカのこういう飛び出し、今年の新しい攻撃のバリエーションになるかもしれません。

  • 後半は徐々に昨年の感覚を思い出してきたのかアタッキングフットボールが復活してきたなという印象。堂々とプレーしてましたしね。それにしてもタカの逆サイドへのロングフィード美しかったなぁ。
  • その後マリノスのパスをカットしたことを起点として始まった神戸の攻撃で三たび突き放されてしまいます。
  • しかし、それでも諦めないのがマリノス

     テルが逆サイドの渓太に向かってサイドチェンジ。トラップで収めたその足でそのままクロス→エリキがワンタッチで三度追いついた!よくやった渓太!

  • エリキのゴールの直後エジガル投入!おかえりエジ!昨年のアウェイ神戸戦以来の実戦復帰です。
  • それと同時にキャプテン喜田さんに替わってわーぼー(=和田)投入。
  • ちなみに私はマリノスのベンチすぐ裏で見ていたのですが、エリキはベンチで座ることなく身を乗り出して、時にはベンチから飛び出してみんなを鼓舞するかのようにしながら試合を見守っていました。
  • マルコス、もしかして足がつりかけてるかな?という素振りが見えたところでボスはヌマコを投入。(昨年なら大津さんが入るところですが、ヌマコを起用したのは短い時間でも実戦で経験させたかったのでしょうか、それとも大津さんのライバルとなるのでしょうか。真相はボスのみが知る…)
  • 結局そのまま90分終了。
  • 試合の決着をつけるべくPK戦へ。「PK戦になったらちょっとしんどいかもなぁ…飯倉はマリノスの選手の癖とか知っているだろうし」とよぎったら、まぁどちらのチームも決まらず9人連続失敗という状況もありながら、最終的にはマリノス敗戦…。今シーズン最初のタイトルは逃すことになってしまいました。

 

この日の推し選手

2020年も渓太を推していきますよー!いや、2020年はさらに力を入れて応援していきます。東京オリンピックの代表に選ばれるように、そしてオリンピックで出場できるように。

ということで、この日の渓太ですが、後半頭から交代出場。タイでの代表遠征では結局1試合も出場できませんでしたが、「マリノスで結果を残してまた代表に入る!」と言わんばかりの強い気持ちを感じました。

後半のタカのゴールの起点となり、エリキのゴールのアシストと2得点に関与。ゴールという結果は残せませんでしたが、「左WGなら俺に任せろ」というような良いプレーを見せてくれました。前半とは流れも変えることができましたしね。

代表活動のせいで宮崎キャンプからの参加となり、少々出遅れた感がありましたが、少しはアピールになったでしょうか。良かったと思いますよ。

あと、渓太がボールを持ったときのマリノスサポーターの「渓太いけー!」という歓声、すごく好きです。

 

あ、渓太、今年選手会長だそうです。そちらも頑張ってくださいね!

 

 

まとめ

  • この試合は、キャンプで新加入選手に戦術理解をさせながら年間を通した戦い方を習得することに注力してきたと思われるマリノスと、元日まで試合を行い短いオフを挟んだあとすぐ始動しキャンプではこの試合のために準備してきたと思われる神戸の対戦という印象を感じました。すごい研究してきたなと。(個人的にそう思ったので大いに間違っていると思う)テルがあんなに苦戦している姿、珍しいなと思いました。酒井高徳、厄介な選手ですね。
  • トップにエリキ、左WGに渓太を入れて昨年の状態に戻せば良くなることはわかってはいるのですが、それでは昨年との違いが無いことになりますからね。マリノス2020年バージョンとさらに進化・成長していくには左WGのエリキやトップのアドちゃんがフィットしてくるのを見守るしかないですね。
  • 試合勘が戻ってくれば、さらに良くなってくるのではないかと思います。
  • あとはこの試合にメンバー入りできなかった選手たちが今後どう活躍していくかも楽しみです。ナベコがメンバー入りしなかったのはちょっと意外だったけど。

 

【この試合の頑張ったで賞】 

今年もやります。この試合の頑張ったで賞。でも、難しいんですよねぇ。誰にするか。

2得点に関与したということで、遠藤渓太選手にしたいと思います!(甘いかな…)