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サッカー観戦の記録

【テレビ観戦記】2020ACL グループステージ第1節 全北現代-横浜F・マリノス

2020ACL グループステージ第1節 全北現代-横浜F・マリノス
2020年2月12日(水)


全州ワールドカップスタジアム 19:00キックオフ
天気:晴
主審:モハンメド アブドゥラ ハッサン

 

全北現代 1-2 横浜F・マリノス
マリノス得点者:遠藤渓太(32分)、オウンゴール(37分)
警告:なし


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※画像はAFC公式サイトより

 

昨年リーグ優勝を果たし、ACLの出場権を手に入れたマリノス。いよいよアジアの舞台に立つことになりました。


マリノスのアタッキングフットボールはアジアの舞台でどこまで通用するのか。
新たなチャレンジが始まりました。


初戦はいきなり昨年のKリーグチャンピオン全北現代との対戦となりました。

 

ちょっと長くなりますが、ご容赦を。

だってこの試合書きたいことがたくさんありすぎて(⌒-⌒; )

 

スタメン

梶川
松原、チアゴ、畠中、ティーラトン
喜田、扇原
マルコス
仲川、オナイウ、遠藤


控え:オビ、伊藤、高野、和田、水沼、渡辺、大津

 

  • グループステージは外国籍選手の枠の都合、パギさんとエジガルの2名はメンバー登録外。非常に残念ではありますが、おそらくそれを想定して今年獲得していた梶川がいきなり公式戦デビューとなりました。
  • ウッズこと中林は昨年広島時代に退場を食らったことがあったそうで、それによる出場停止処分だったようです。
  • また、エリキに関してはゼロックスで打撲したらしく、今回のメンバーからは外れたようです。そのため、トップの位置にはオナイウ、左WGの位置には渓太が入りました。

 

試合の振り返り

  • マリノスは恒例のマルコスシステム
  • 全北は1アンカーを置く4-1-4-1

 

  • この試合ではゼロックスでの反省点を活かしながら、いかにいつものマリノスのサッカーができるかが鍵。

 

序盤こそちょっと硬さがあるかなとも思ったのですが、徐々にいつものマリノスに。

主導権を握り、相手陣内でプレーすることが多かったです。

 

5分にオナイウのシュートをきっかけに何度かチャンスを作るもなかなか決まらない。

 

しかし、32分ケニー(=松原)からのパス→テル(=仲川)とつながり、少し浮き球のクロスをしっかり押し込んだのは渓太!マリノスの約束事であるサイドからのクロスに対して中に詰めるというのを体現していましたね。

 

その後も渓太のドリブル突破で左サイドからどんどん攻めていくマリノス

 

一方右サイドはテルの裏抜けに全北の選手がとくに警戒しているようにも見えました。

 

その5分後。またしても左サイド。ブンちゃんが「きっと渓太は走るはず」と前方に蹴り出したボールにオフサイドすれすれのタイミングで裏に抜けた渓太。

ドリブル突破し、クロスを入れたら全北の選手がゴールに向かって押し込んでくれてオウンゴール


いいぞ、この勢いに乗ってどんどん行け!


43分にチアゴのスルーパスに反応して裏に抜けたオナイウが打ったシュートは残念ながらゴールラインを割らずノーゴール。惜しかったなぁ。
でも、裏への抜け出しはすばらしかった。


このプレーの前だったか、あとだったか忘れましたが、チアゴが右サイドをサイドバックかのごとくドリブルで駆け上がり、オナイウにクロスを入れたのもゴールこそならずとも素晴らしいプレー。チアゴ、昨年の終盤から1試合に最低1回はドリブルで駆け上がることにチャレンジしていますよね。そのうちアシストつくんじゃないかと思ったり。


このまま前半終了。


後半になってもマリノスのアタッキングフットボール全開。しかし、チャンスを活かしきれない。もどかしい…。
とくにオナイウとテルの惜しいシュートが何本もあったのに。なぜ決まらぬ。
まぁ、相手のGKが素晴らしかったというのもあるのですが。


後半は全北の選手が2人退場し、9人ー11人の対戦になりマリノスが主導権を握るも決まらない。


人数が少ないチームのがむしゃらなプレーはいろんな意味で怖いです。ファウルが多くなってくるし、必死でボールを止めに来るし。


とくにテルが相手選手と膝かもものあたりを接触し、倒れ込んだときはとてもひやりとしました。


追加点がなかなか入らずやきもきし、もうこうなったら無失点で終えたい!
そう思っていたのですが…、


80分にこの試合ずっとマリノス最終ラインの裏側を狙っていた全北。ロングフィードを入れてきたタイミングを見計らっていた槙之輔がトラップで収めようとした(?)タイミングに梶川が前に飛び出て槙之輔と交錯。


その際にロストしたボールを無人のゴールに決められてしまい失点…。


まぁ、ハイラインをやり始めたころからマリノスのGKの通過儀礼なもので飯倉もパギさんも通ってきた道。梶川、だいぶヘコんでるように見えましたが大丈夫!気にするなって。


梶川も無理して飛び出さなくても良かったんですけどもね。ドンマイということで。


その後なんとか同点にされることなく逃げ切り試合終了となりました。

 

この日の推し選手

渓太はスタメン出場、89分までプレー。1ゴール1アシスト(?)のパフォーマンス。
エリキが出場できないということで巡ってきたチャンスだと思いますが、しっかりと結果を残してくれました。
渓太とオナイウのタイミングももうすぐ合ってきそうかな。


そう!この試合のPlayer of the Matchにも選出されました。まぁ、当然ですよね。


今年の渓太はゼロックスのときも少し思いましたが、この試合を見て、いい意味で結果を残そうとエゴイストになろうとしているのかなという雰囲気を感じます。

 

まとめ

もっとゴール決められたと思うんですよね。5点ぐらいは行けたのではないでしょうか。でも、まずはアジアでの舞台初戦、しかもアウェイの地で勝利。これはとても大きいです。相手はKリーグ王者ですからね。


テルとマルコスはまだノーゴールの状況が続いてますが、まあ焦らず。
とくにテルはまだコンディション的に70%〜80%ぐらいなのではなのかなと思っています。トラップの収まりが悪かったり、ドリブルも引っかかったり。もちろん昨年の得点王、MVPへのマークは必然的に厳しくなるのもあるのでしょうが。


試合終盤はチーム全体的に疲労の色が見えたように見えました。パスが微妙にそれたりしていたように見えたので。でも、昨日のボスは交代引っ張りましたね。
まだ100%のコンディションではないのか、はたまた日本の選手とは違った球際の強さによる疲労なのかはわかりませんが。


次のACLはホームで迎えるシドニーFCとの対戦。シドニーは現在シーズン真っ最中。コンディションも出来上がっている状況です。そんな選手たちとの対戦はどうなることやら。
最初の山場となりそうです。


それにしても梶川。マリノス移籍後初の公式戦、しかもJ2徳島からの移籍でJ1のスピードに慣れきっていないであろう中デビュー戦となったわけですが、あの失点につながったプレー以外は3年ぐらいマリノスにいたんじゃないか?と思うほどの落ち着いたプレーで良かったと思いますよ。


オナイウもゼロックスのときと比較すると格段に良かったですし。前で収まりますね。エリキよりかはエジガルにタイプ的には近いのかもしれません。

 


最後に。韓国まで行かれたたくさんのマリノスサポーターのみなさん、寒い中での現地での応援ありがとうございました!ど平日の水曜日にも関わらず、正確な数字はわかりませんがおそらく700人ぐらいの方が行かれたことは選手たちにとってもとても心強かったことでしょう。

 

【この試合の頑張ったで賞】

まぁ、Player of the Matchにも選ばれたことですし、遠藤渓太選手にしたいと思います!
このまま好パフォーマンスを維持し、オリンピック代表メンバーに入ってくれることを期待したいです。

 

#アジアを勝ち獲ろう