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サッカー観戦の記録

2019 J1 第15節 清水エスパルス ー 横浜F・マリノス

2019年J1第15節 清水エスパルス横浜F・マリノス
2019年6月15日(土)
IAIスタジアム日本平 18:03キックオフ
天気:雨
主審:中村 太


清水エスパルス 3-2 横浜F・マリノス
マリノス得点者:エジガル・ジュニオ(32分)、仲川輝人(81分)
警告:ティーラトン(累積3枚)、マルコス・ジュニオール(累積3枚)、遠藤渓太(累積2枚)

 

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国際Aマッチデーが終了し、リーグ戦が再開。梅雨どきで雨が降ったり、やんだり。梅雨寒で若干寒さも感じる中でのナイトゲーム。ということで、現地行ってきました。

ちなみに、試合結果はご存知の通りなので、DAZNで試合を見直し終わってない状況で書いてます。

スタメン

和田、チアゴ、畠中、ティーラトン

喜田、天野

マルコス

仲川、エジガル、遠藤

 

控え:杉本、広瀬、山田、中川、大津、李、山谷

 

前節湘南戦での扇原選手の負傷により、システムを開幕当初のシステムに戻すのか、俗にいうマルコスシステムを継続なのか、マルコスシステムなら扇原選手の位置に誰が入るのかと注目されましたが、多くの方の予想していたであろう天野選手が入りました。

控えにはU-20ワールドカップで活躍して帰国した山田選手がメンバー入り。中川選手もリーグ戦としては初めてのメンバー入りですかね。

 

試合の振り返り

  • 前半だけでカード5枚乱れ飛ぶ状況。「ちょっと、中村主審落ち着いて!」と思うほど。でも、遠藤選手の警告は余計な1枚をもらってしまったなと。短い時間で主審に執拗な抗議(カードの要求)をしてしまいましたからね。実は、スタメン発表と同時に主審が中村主審とわかった時試合が荒れるのではないかとちょっと嫌な予感がしておりました。それは…、
  • 個人的に中村主審はカードを多めに出す印象を持っていたのです。本当はそういう事前の印象論って良くないですよね(反省…)。でも、実際カード乱発傾向があるのかJ1リーグ戦のみ(ルヴァンカップ除く)を比較してみました。以下の表は各主審が過去3年でどれだけカードを出したかを集計したもの。(データ元:Soccer D.B.)すごいですね。こういうデータの集計をしてくださるのはありがたいことです。よくお名前を聞く主要主審とも比較しています。中村主審、1試合平均のカードを出す枚数が多いんですよねぇ。他の主審と比較しても少々多めのようです。

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  • エスパルスは…どんなサッカーだったのかというと、応援に夢中でもうあまりわ゛か゛ん゛ね゛。記憶にございません。とにかくドウグラス選手に合わせろ作戦だったかな。

 

楽しかった前半

「なぜそこに!?和田拓也

 開始15分以内の失点は防げたと安堵しつつも、なかなか得点入らずソワソワしていた頃、和田選手がなぜあのポジションにいたのかは謎なのですが、和田選手にパスを出したのは5月の月間MVPを受賞した喜田選手。喜田選手の体の向き的には右サイド大外にいる仲川選手にパスを出すように見せかけての和田選手へのパス。もうここだけで見ても「さすが月間MVP!」と思いますし、喜田選手成長したなぁとただただ関心するばかり。このシーンだけでごはん3杯は余裕で…いけるわけがない。とりあえず、ここで試合終了してほしかったほど。

パスが面白いようにつながる

エジガル選手の先制ゴール前後あたりからそりゃもう面白いほどにパスが繋がる繋がる。清水の選手にカットされようがすぐに奪い返し再びパスの応酬。本当はこの時点で追加点が取れればベストだったのかもしれません。38分の清水のセットプレーからのカウンター、仲川選手が独走し右サイドを駆け上がったティーラトン選手に出したパス。あのシーンです。あそこで決まっていれば…。

 

しかし後半は…

試合序盤に相手選手との接触により軽い脳震盪を起こしていたと思われるチアゴ選手は試合続行不可能と判断し前半いっぱいで交代。

でも、この日CBの控え選手はゼロ。そもそもDFの控え選手はSBの広瀬選手だけ。まぁ、ドゥシャン選手が現在負傷により一時帰国中なので、本職CBは栗原選手だけなのですが、ベンチ入りすらしていません。で、誰がチアゴ選手の位置に入るんだ?と思ったら、入ったのは身長170センチの和田選手。

清水もそこを突いてくるようになってきたように思います。でも、コンビを組む畠中選手がハイボールの競り合いでは右だ左だと移動して和田選手の分もカバー。和田選手もできる限りの努力をしていました。

私の最推しは遠藤選手なのですが、何度「タクさん頑張って!」「槙之輔頑張れ!」といつもスタジアムで「渓太ぁぁぁぁぁああああ!」と叫ぶより多かったかもしれません。

すると59分に失点。でも、試合終了まで30分はあります。「焦るな!大丈夫、時間はあるから。落ち着いてパスを回そう」と叫ぶ自分。もしかして、このままドローで終わるのか?いやまだ時間はある。今のマリノスなら大丈夫!と言い聞かせるように応援を続けていたら、

 よしきた勝ち越しーーーー!しかし、この直後にマルコス選手がこの日2枚めの警告で退場。10人で残り時間を戦うことに。

「あとはとにかく失点するな。タクさん、槙之輔、きついだろうけど頑張れ!」祈るような気持ちで応援。

このまま終わってくれ!というその願いはその後打ちひしがれます。89分、90+1分に立て続けに失点。

せめて追いついてくれ!とアディショナルタイムは手に持つカメラで撮影することをほぼ忘れてひたすら声出して応援。「焦るな、大丈夫。できるよ!」という声は届かず試合終了。

こうして3連勝でストップとなってしまいました。

 

この日の推し選手は

私が推している遠藤選手はスタメンフル出場!この日も残念ながらゴールはありませんでした。

この日は天野選手、マルコス選手、ティーラトン選手とのポジションのバランスを取るのに苦戦しているように見えました。惜しいシュートあったんですけどもね。

でも、

  • 72分マルコス選手からボールを受けて相手選手に囲まれつつもなんとかボールを運びクロスを入れたシーン
  • 78分清水のシュートをブロックしたこぼれ球をドリブルで運びエジガル選手にするどいパスを出したのですが、エジガル選手は残念ながら収められなかったのですが。

など良かったシーンもチラホラ。

判断に迷いがだいぶ無くなりましたし、パスを出すにもメッセージが込められているように見えるそんなパスが出せるようになってきたと思います。

 

まとめ

  • 広瀬選手が後半入りましたが、逆サイドの方まで顔を出したり動きがフリーダム。それに影響されたのか、ティーラトン選手も逆サイドまで行くシーンも見られたり。バランスが崩れるシーンがあったと思います。見ていて結構ドキドキしましたけどもね。
  • 仲川選手が決勝ゴールを決めた時点でボールを回して時間を進めるというずる賢さみたいなものがあってもよかったのかなと。それなのに11人いるかのようにイケイケドンドンで攻めてしまって。88分、広瀬選手が仲川選手をロングランさせる行って来いパスを出したのですが、仲川選手が「前に運んで時間を進めろよ!」と言わんばかりに珍しく怒りをあらわにするシーンがありました。そういう些細なところが若さだったり、アタッキングフットボールを律儀にやってしまったがために出た結果だったのかなと。
  • 仲川選手も試合後のコメントで以下のようなコメントをしていますが、まさにそのとおりだと思います。

「10人になってからのオーガナイズができなかった。11人いるかのような感じで、チーム全体が行ってしまった。(マルコスの退場という)アクシデントがあったとき、リトリートするとか、無理に行かないとか、相手にボールを持たせるとか、勝つために必要な戦いをするべきだったと思います。
前半は相手を圧倒して、理想的な展開だった。チアゴのアクシデントが一つめとして訪れたけど、後半の立ち上がりもやるべきことはやれていた。今日の負けをきっかけに、学ぶしかないと思います」

  • 試合終了後、畠中選手は悔しそうに倒れ込んでしまいました。あれはCB不慣れな和田選手の分も頑張ってカバーしたのに、守りきれなかった悔しさ。そんなものが伝わるシーンでした。あの落胆っぷりをみたらこちらまで泣きたくなるほど。本人には伝わってはいないと思いますが、「槙之輔頑張ったよ!本当に頑張った!次頑張って!」と自然と声が出てしまいました。
  • 次節、チアゴ選手が脳震盪だとすると出場が微妙。となると誰がCBをつとめるのか。栗原選手なのか?それとも怪我から復帰しそうな松原選手をコンバートさせるのか、それとも清水戦同様和田選手に託すのか。もし栗原選手、松原選手が厳しいということであれば、個人的には喜田選手をCBに、ボランチに和田選手を入れても良いのかなとも思います。
  • そして、せっかくマルコスシステムが形になりつつある中、その中心であるマルコス選手が次節出場停止。(もしかしたら1試合で済まないかもという情報もあったり)となると、マルコス選手の位置に入るのはどの選手なのか?その辺も注目です。
  • 幸い、上位勢がドローや敗戦によりマリノスは4位と前節からワンランクダウンですみました。次節がとても大切。首位FC東京との直接対決までに順位が迫れるよう頑張っていきましょう!

 

【この試合の頑張ったで賞】

この試合、残念ながら敗戦とはなりましたが、候補がたくさんいるんです。

朴選手、畠中選手、和田選手、喜田選手と。

で、迷った結果朴選手畠中選手にしたいと思います!

(理由)

  • 朴選手は再三の大ピンチを数本セーブしてくれた点と、チアゴ選手がいなくなった分後方でのビルドアップでは普段より前目に運んだりと、カバーしていた点
  • 畠中選手は前半からドウグラス選手とのバチバチとした競り合いが続いていたのですが、それに加え後半からは和田選手のカバーに入ったり、1本決定機を掻き出したシーンがあったと思います

そんな二人の努力をたたえてこの試合の頑張ったで賞にしたいと思います。

 

おまけ

拝啓:柱谷幸一

この度は5月度の月間MVPに喜田選手を、月間優秀監督賞にポステコグルー監督を選考してくださりありがとうございます。

柱谷幸一様の着眼点すばらしいものです。ぜひ、6月も頑張りますのでご選出のほどよろしくお願いいたします。

 

喜田選手選考理由コメント

柱谷 幸一委員:5ゲームにフルタイムフル出場。中盤のポジションでバランスを取りながら好守に安定したプレーでチームの勝利に貢献した。


ポステコグルー監督選考理由コメント

柱谷 幸一委員:4勝1敗。マンチェスターティーのようなポジッショナルプレーで11ゴール。ハイラインハイプレスで攻撃的守備も評価できる。

 

喜田選手、そして、ボス受賞おめでとうございます!

 

おまけ(その2)

ととすけ

食べログ ととすけ

今回の遠征でこちらのお店で海鮮丼を食べてきました。とてもおいしかったですよ!f:id:emdhja6:20190617071553j:image