2019年 第99回天皇杯 3回戦 横浜FC
2019年 第99回天皇杯 3回戦 横浜F・マリノス ー 横浜FC
2019年8月14日(水)
ニッパツ三ツ沢球技場 19:00キックオフ
天気:晴
主審:笠原 寛貴
横浜F・マリノス 2-1 横浜FC
マリノス得点者:中川風希(21分)、大津祐樹(45+1分)
警告:マリノスはなし
そういえば昨年の3回戦も同じ対戦相手だったんですね。思い出しました。
ピッチコンディションはまぁ良かったかと。
ということで、なぜかBSでもスカパーでも放送が無かったこの試合行ってきました。(もったいないよねぇ…放送しないのは。おかげで今朝のニュース記事はどっちが勝ったんでしょうか?と思うほどの見出しの記事が多くてねぇ…)
スタメン
朴
松原、伊藤、ドゥシャン、和田
渡辺、扇原
三好
大津、中川、遠藤
控え:杉本、広瀬、栗原、椿、泉澤、喜田、山谷
リーグ戦メンバーとはガラリと変わりましたね。そして、8日に移籍加入したばかりの渡辺選手がいきなりのスタメン!
(自分はちなみに試合中は「ナベちゃん」と呼んでました。)
しかし、これだけメンバーが入れ替わっても朴選手、遠藤選手がスタメンというのは欠かせない選手ということなのでしょうか。
試合のふわっと振り返り
- 試合前、ボールパーソンが各自ポジションに付く際にマリノスサポーターからはいつも以上の大きな拍手が送られました。理由はこれ。ボールパーソン指導員という方がマリノスを支えてくださっていたとは長年サポーターをやっていますが初めて知りました。そして、その存在の偉大さを知ったわけです。その功績への感謝の意と言いましょうか、自然発生的に拍手が湧き起こりました。
(前半)
- マリノスのキックオフで試合はスタート
- 試合序盤にファーストシュートを相手に許すものの、その後はマリノスが主導権を握る展開。
- 扇原選手から出る対角線ロングフィードや、渡辺選手のスルーパスだったり、三好選手が真ん中でボールを受けては即前を向く姿勢、遠藤選手のドリブルやクロス、松原選手からの縦パスだったりと普段やり慣れていない組み合わせといえどもしっかりやれてる。あとはゴールが決まれば!
- 守備に関しても朴選手、ドゥシャン選手、伊藤選手がいるので安心して見ていられました。ドゥシャン選手のデュエルの強さ、さすがです。ただ、和田選手の裏を突かれることがあったのが気になりましたが。
- そろそろゴールがほしいなぁと思っていた21分。左サイドから三好選手がセンターで待つ中川選手にふわっとしたクロス→中川選手、倒れ込みながら押し込みシュート→ゴール!(中川選手、ラインの駆け引きというか、相手DFの視界から消える動きというか、うまいですね。今後のキーマンになりそうな気がしますよ)
- 試合はその後もマリノスが主導権を握る。相手もセットプレーやカウンターから得点チャンスを狙うものの決まらず。
- このまま1-0で前半終了するかなと思っていた前半のアディショナルタイム。扇原選手がペナルティエリア内に進入して行ったところで倒されてPKのチャンスをゲット!キッカーは誰だ?大津選手だ!
- 大津選手、冷静に決めてマリノス2点目!(前日練習を見学した時に最後にPK練習をしていたのですが、全員で1回ずつ蹴り、成功したら終了。決まらなかったら決まるまで繰り返す。実はこの練習で大津選手、1回で決められなかったんですよね。なので、ちょっと心配していたのですが無事に決まって何より。)
-----ここまでの感想。-----
渡辺選手(試合中はナベちゃんだが、SNSではナベコウタと呼んでいる)の存在感がすごい。3年ぐらいマリノスにいたんじゃないかという馴染みっぷり。喜田選手、天野選手、山田選手並みの首振り系男子。首を振っては常に他の選手と三角形になるように位置を少しずつ変えて、ダメだと思ったら戻してもう一度動き直してやり直し。攻撃のチャンスと見るや前に飛び出していき、相手のチャンスになりかける前にカバーに入ったり。また、縦へのパスもヒョイヒョイと出したり。
この記事にもありますが、
自分自身マリノス(の試合)はすごく見ていたし、自分もその中でやるイメージはしていて、マリノスじゃなかったら来ていないくらい、マリノスには興味を持っていたし、そこから話が来たので、チャレンジしたいな感じました
と言っていたので、そのイメージ通りできたのではないでしょうか?まだ加入して6日ですよ。これが他の選手との連携が深まってきた頃にはどうなるのでしょうか?今から楽しみでワクワクしますが。
(後半)
- 後半早々にもう1点決めて、遠藤選手を休ませたい!と思いつつスタート
- 後半開始早々に松原選手のミドルシュート!しかし決まらず。
- その後もマリノスが押す展開に。三好選手のシュート、遠藤選手のシュート、大津選手のダイビングヘッドと次々シュートを打つものの決まらず。(あれ、和田選手の惜しいシュートもあった気がするけど、前半の話だったっけか?)
- 62分:相手はキングカズ選手に替えて斉藤光毅選手を投入。ここからマリノスが主導権を握る流れから徐々に流れが変わります。
- 松原選手がボールをロスしたところから始まったカウンターだったかと思います。相手の斉藤光毅選手がマリノスDF陣をひきつけて、タイミングを伺って齋藤功佑選手へパス→そのままシュートが決まり1点差に。マリノスのディフェンスの受け渡しをどうするかが曖昧になっていたのを突かれたというところでしょうか。
- 先制ゴールを決めた中川選手にも疲労の様子が伺えます。
- 1点差に詰め寄られるゴールをきっかけに勢いづいてきたので、バタバタとしてきたマリノス。相手の瀬沼選手のカウンターに対してペナルティエリアから左サイドに飛び出して行った朴選手。瀬沼選手と接触して動けず。その後立ち上がるも、足を引きずってとてもプレーできるような状況ではない。正直、あのシーンは無理して飛び出さなくても…というように見えました。
- 75分:中川選手に替わって山谷選手が、負傷した朴選手に替わって杉本選手が入ります。
- その後三好選手がペナルティエリア内で倒れ込む。競り合ったとかいうわけでもないのに倒れていたので、何が起きたのかさっぱりわかりませんでした。起き上がれそうな気配も見られず、メディカルスタッフからバツという合図が出され、三好選手は担架で運ばれていきます。
- 79分:そんな三好選手に替わって泉澤選手が入ります。その時のポジションはこんな感じだったかと。
杉本
松原、ドゥシャン、伊藤、和田
渡辺、扇原
大津
遠藤、山谷、泉澤
- 思わぬ2人のアクシデントにより交代枠を使わざるを得なかったマリノス。我慢を強いられます。
- その後も攻め立てる相手に対し、マリノスはドゥシャン選手がブロックしたり、杉本選手がアーリークロスに対してパンチングで弾き出したり。
- 山谷選手も他の選手が疲労を抱える中、前から猛プレスをかけたり、ボールはここに出してほしいと要求したりと積極的なプレーにマリノスサポーターからは大きな声援が。
- ハードワークといえば大津選手ももちろん前からボールを追ったり頼もしい!
- アディショナルタイム4分をしのぎきり試合終了!よく頑張りました。
この日の推し選手
私が推している遠藤選手、スタメンフル出場!
本来ならばフル出場させてはならなかったかもしれません。リーグ戦含めてずっと出ずっぱりですからね。それだけ信頼されているということもあるのでしょうが。後半早いうちに3点目を取り、リーグ戦に備えて早めの交代をさせてあげたかったのが本音。
この日はスタメンメンバーの中でもプレー時間が長いためかドリブルやクロス、落ち着いてプレーしていたと思います。後半には強烈なミドルシュートもありましたが。でもやはりゴールなりアシストなり見たかったなぁ。
2人の負傷交代により我慢する時間が増える中、必死で食らいつきこれ以上失点させまいとするように見えたプレーは頼もしかったです。
そのためでしょうか、試合終了後さすがにかなり疲れた表情をしていました。お疲れさまでした。
まとめ
本来ならばもっと圧倒したかったなと。とくに後半は。でも、新加入選手が多かったり、プレー時間が短い選手もいる中でと考えれば仕方ないですかね。よく頑張ったと思います。
以前は選手が変わるとチーム全体の質が落ちるように見える試合もありましたが、確固たるゲームモデルというのでしょうか、基本理念みたいなのがあるからこそ極端な質の低下みたいなのが無く、みんながプレーできるようになったのは成長したなぁと思いました。
三好選手は怪我の程度が軽かったようなので安心しましたが、朴選手の怪我の程度が心配です。どうか、軽傷であってほしいです。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は三好選手にしたいと思います。
(理由)
- 中川選手へのアシスト素晴らしかったです!
- 渡辺選手とのコンビネーションわくわくしました
- そして…海外移籍を前提としたマリノスへの期限付き移籍終了のリリースが出ました。半年とはいえチームに貢献してくれたこと。本当に感謝しかありません。開幕戦のアウェイガンバ戦でのミドルシュート鮮明に覚えています。遠藤選手とのコンビも楽しかったです。これまでの感謝の意を込めて。ありがとう、みよっし!海外で頑張れ!