2019 J1 第23節 横浜F・マリノス ー セレッソ大阪
2019年J1第23節 横浜F・マリノス ー セレッソ大阪
2019年8月17日(土)
日産スタジアム 19:03キックオフ
天気:晴
主審:家本 政明
横浜F・マリノス 1-2 セレッソ大阪
マリノス得点者:マルコス・ジュニオール(68分)
警告:広瀬陸斗(累積3枚)
昼間は暑さ厳しい灼熱地獄のような中行ってきました。この試合を最後にホーム最終節のFC東京戦まで日産スタジアムはラグビーワールドカップで使用するため使用することはできません。
先日の選手と体験ツアー(通称:芝生ツアー)でグリーンキーパーの柴田さんいわく「セレッソ戦にはピッチがだいぶ良くなっているはず」とのことでしたが、残念ながら梅雨の次は猛暑のせいかあまりピッチコンディションは良くはなかったです。
blaubluetricolore.hatenablog.com
スタメン
杉本
渡辺、喜田
仲川、エリキ、マルコス、マテウス
控え:中林、ドゥシャン、松原、和田、大津、遠藤、中川
この夏新加入の選手の内、渡辺・エリキ・マテウスの3選手がなんとスタメン。杉本選手はマリノスに加入してから初めてのリーグ戦初スタメンとなりました。
しかもフォーメーションはこれまでの4-2-1-3から4-2-4に変更になりました。さて、なぜこのフォーメーションになったのか、その狙いは素人目にはわかりません。
試合のふわっと振り返り
(前半)
- マリノスはとうとうマルコスシステムを終了し、4-2-4システムに
- セレッソは…4-4-2でしたかね。
- ピッチコンディションは芳しくなく、ボールが波打つように転がったり、パスが引っかかって短くなってしまったりしてましたね
- 新加入メンバーが多いせいなのか、ピッチコンディションのせいなのか、はたまた暑さのせいなのかパスのリズムが悪く、いつもよりテンポが遅い
- 立ち上がりこそマリノスが主導権を握る
- セレッソはマリノスのサイドの攻撃はある程度自由にやらせるも、真ん中をガッチリとコンパクトにして固める。(頭使わないとこじ開けられない)
- 杉本選手、リーグ戦初スタメンなのになかなかボールに触ることができない。きっと緊張していたでしょうに…落ち着かせてあげたいところ。その後10分ぐらいだったかにクリアボールしたのが最初のプレーだったかと。
- 12分:マリノスの自陣右サイドに清武選手が攻め込んでくる。一度仲川選手が止めるものの、再度清武選手が。その清武選手に広瀬選手の寄せが甘かったのか、クロスを入れられてしまい、奥埜選手が押し込み先制される。オフサイドにも見えなくはなかったですが…。(前節の鹿島戦もそうですが、また開始15分以内の失点)
- その後も広瀬選手がペナルティエリア外からのミドルシュートだったり、マテウス選手の強烈なFKだったり、渡辺選手のミドルシュートがあったものの入らず
- とにかく残り3分の1をどう攻略するかの工夫がほしい。ミドルシュートなり、狭い隙間を通すパスなり、グラウンダーのクロスなり。個々の打開力に頼らざるを得ずコンビネーションもあまり見られず。見ていてぐぬぬ…と思うことしばしば。(ティーラトン選手、いつもの相棒遠藤選手と違うこともあり少々やりにくそうに見えました。遠藤選手は縦はもちろん中にカットインもしますが、マテウス選手はどちらかというと縦への突破が得意そうな感じ。ティーラトン選手もそのタイプなので、縦へは控えめにしてハーフスペースにいることが多かったように見受けられました。たぶんね)
- マリノス、セットプレー時の守備ではこれまでほぼ全員が守備についていましたが、この日はなんと仲川・マテウス・エリキの3選手は前に残すという新たな試みが?カウンター狙いだったのでしょうか。
- 39分:杉本選手、ブルーノメンデス選手のヘディングでのシュートをビッグセーブ!(「よしよし、これで大地がノってくるぞ!」と思ったものです)
- 41分:セレッソの攻撃のこぼれ球を拾ってスタートした自陣からのカウンター。仲川選手のドリブルは藤田選手にカットされてしまう
- 42分:畠中選手のミドルシュートも入らず
- さらにこれまでと違う変化として、ショートコーナーが増えましたね。いつもマリノスのCKでは身長が低い選手が多いのにハイボールのキックばかりで、背の高い選手が少ないこともありターゲットも限られますからね。ショートコーナーもっと使えばいいのに…と思っていたので「やっとショートコーナー使うようになった」とちょっとホッとしました。だが、入らない!
- このまま前半終了。ほぼ敵陣でプレーする時間が多かったのにも関わらず、ガッチリと中を固められてしまう中、個人の打開力に頼らざるを得ずという状況でした。
- 気になったのはマテウス選手、エリキ選手は守備に戻らないというか、切り替えが遅いというか…。その辺をまだ習得していないのかわかりませんが、今までの奪われたら即戻って取り返すという積み重ねは一体…。今後どうなるのでしょう?
(後半)
- もしかして後半頭からエリキ選手なり、マテウス選手なりが交代となるかなと思ったのですが、交代なしでそのままスタート。
- フォーメーションもそのままの4-2-4
- 後半も残り3分の1でこじ開けるのに一苦労。あの手この手と試すもののことごとく跳ね返されてはCKを獲得。ショートコーナーや通常のCKも織り交ぜたりもしましたが、やっぱり入らない。後半のショートコーナーでは広瀬選手が蹴ることも。
- パスのテンポは前半に比べたら幾分テンポアップしたようにも見えましたが、目が前半で慣れてしまったせいもあるかもしれません。
-
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) August 17, 2019
🏆 明治安田生命J1リーグ 第23節
🆚 横浜FMvsC大阪
🔢 1-1
⌚️ 68分
⚽️ マルコス ジュニオール(横浜FM)#Jリーグ#横浜FM対C大阪
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/Y9LA3LoqG5チアゴ選手のボール奪取からエリキ選手に縦のパス→エリキ選手ドリブルで前進→隙間を突くパス→マルコス選手が裏に抜け出しシュートでゴール!こういうのなんですよ!待ってたのは。
- よしよし、これからだ逆転狙うぞ!という雰囲気がスタジアムに漂います
- 69分:セレッソのヘディングシュートをファンブルした杉本選手。でも、その後キャッチしなおして即前へスロー。そこから始まったカウンター、エリキ選手がドリブルで持ち上がり、左サイドを駆け上がってきたマテウス選手にパス。そのまま右足で打っても良かったと思うのですが、左足で持ち替えた間にセレッソDFが戻ってきてしまい、それでも強引に打ったシュートは大きくゴールの枠外へ。
- 74分:仲川選手に替わって遠藤選手を投入。ちょっとこの交代は意図がよくわからなかったですが。正直、個人的にはマテウス選手に替わって遠藤選手かなと予想していたのですが。この時点で前線は以下のように。
渡辺、喜田
遠藤、エリキ、マルコス、マテウス
- その直後の76分:セレッソが得たFK。ソウザ選手が蹴ったボールに対して裏に抜け出した奥埜選手が押し込んで追加点…
- いよいよマリノスはピンチになり、より攻撃的にするべく渡辺選手に替えて大津選手を投入。渡辺選手、ボールを運ぶ、つなぐ役割をする選手なのに…。まぁ、ちょっとお疲れな感じはあったかもしれませんが。大津選手の投入後のフォーメーションはもうわ゛か゛ん゛ね゛。
- 遠藤選手、いつもの相方ティーラトン選手ではなく広瀬選手だったからなのか、それとも右サイドだったからなのか非常にやりづらそう。仕掛け方に戸惑っている感じ。
- 結局追いつけないまま終了…3連敗
この日の推し選手
私が推している遠藤選手ですが、74分から途中出場。
天皇杯の疲労を考慮されたのか、それともマテウス選手を実戦で試すためなのか、スタメンでの出場とはなりませんでした。途中から出場したものの、右サイドでのプレー。先程も書きましたが、右サイドは非常にやりづらそう。仕掛け方に戸惑い、消極的にも取られかねないプレーだったかなと。次、頑張ってください!
まとめ
いよいよ3連敗となったわけですが、幸い首位のFC東京は敗戦、3位の川崎もドロー、5位には下がったもののまだまだ今後勝ち続ければ可能性はあります。
この試合、足元で受けたがる選手が多く裏へ抜けたり、サイドチェンジするなどもう少し工夫があっても良かったかなと思います。
あと、またしても交代枠1枚残しているんですよねぇ。エリキ選手、終盤に足を伸ばしていたりしていたので中川選手を入れてみても面白かったのかなぁとも思いました。
(個人的新加入選手の感想)
- 渡辺選手:この日も首を振っては他の選手と三角形になるようにポジションを少しずつ変えたり、時にハーフスペースを駆け上がってみたりといい感じです。あとはJ1の球際というのに慣れてくるとさらに良くなるかもしれませんね
- エリキ選手:ちょっとこの試合だけではよく持ち味がわかりませんでした。ただ、どちらかというとエジガル選手のようなワントップ向きの選手ではないのかなぁという感じ。
- マテウス選手:ボールを持ったらとにかくゴールに向かって突進する。FKやミドルシュートを打ち、わかり易いほどにアピール。この試合で一番ゴールしそうな雰囲気は漂わせてはいたと思います。1対1の局面では強そうな感じに見えましたがコンビネーションについてはこの試合では何とも言えず…まだまだこれからなのでしょうか?
さて、次節はアウェイでの名古屋戦。マテウス選手は契約の都合出場できませんが、どのようなメンバーで戦うことになるのでしょうか。個人的には以下の感じが良いかなと。
杉本
喜田、扇原
渡辺
仲川、マルコス、遠藤
エリキ選手は今は途中から出てくる方が良さそうかもと思ったりもします。
【この試合の頑張ったで賞】
負けてはしまいましたが、この試合の頑張ったで賞は広瀬選手にしようと思います。
(理由)
右SBながらフリーダムな動きをしているなと思ったら天野選手のようなゲームメイクをしていたんですよね。この試合では広瀬選手のパスセンスにかかっていたと言っても過言ではないのでは?つい、「陸斗頼むー!」と叫んでしまったほどです。和田選手からスタメンを奪い返してからは守備面がだいぶ良くなりましたし。
広瀬選手のパスを見ていると面白いです。他の選手が広瀬選手がイメージしているのについていけてない時がありますが。(鹿島戦後にも同じこと言ったような)
最後に
8月14日(水)に開催された天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会3回戦・横浜FC戦にて負傷しました #パクイルギュ 選手が、横浜市内の病院で検査を受け、下記の通り診断されましたので、お知らせいたします。
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) August 17, 2019
・左足関節靭帯損傷(全治6週の見込) pic.twitter.com/GQrWWNdRFM
朴選手が全治6週間との残念なお知らせが出ました。骨折とかもあり得たのかなとも見えたのでまだ予想より軽かったといいましょうか。ただ、捻挫とかではなかったですね。少しでも早い回復を待っています。
ただ、心配なのは9月14日のホーム広島戦。朴選手もまだ復帰できないでしょうし、杉本選手がスタメンだと思いますが、控えのGKがいない。中林選手は契約の都合でベンチ入りできませんので、現在3人体制のGKですが、残るは2種登録のユースの選手をメンバーに入れるのか、はたまた奥の手をつかうのか。気になるところです。
おまけ
敗戦のショックを癒やすため、朝からジムで運動した後、電車に長いこと乗って三浦海岸まで。マリノス応援ショップの南風COFFEEというお店に行ってきました。
https://minamikazecoffee.localinfo.jp/
目の前には海が見え、アットホームな雰囲気のカフェ。
店内に入ると偶然にもマリノスサポーターの方が。ごはんもスイーツもおいしく、とても癒やされました。ちょっと自宅からは遠いので頻繁には行けないかと思いますが、また行きたいなと思いました。オススメです!