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サッカー観戦の記録

2020ACL グループステージ第2節 横浜F・マリノス-シドニーFC

2020ACL グループステージ第2節 横浜F・マリノス-シドニーFC
2020年2月19日(水)


横浜国際総合競技場 19:30キックオフ
天気:晴
主審:ムード ボニーアディファード(イラン)

 


横浜F・マリノス 4-0 シドニーFC
マリノス得点者:オナイウ阿道(12分)、仲川輝人(31分)、
仲川輝人(33分)、オナイウ阿道(51分)
警告:なし

 

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スタメン

梶川
松原、チアゴ、伊藤、ティーラトン
喜田、扇原
マルコス
仲川、オナイウ、遠藤


控え:中林、高野、和田、水沼、渡辺、仙頭、大津


怪我をした槙ちゃんを除き、スタメンについては「勝っているときは変えん!」というボスらしさが。
槙ちゃんの位置には槙人が入りました。


控えには槙人がスタメンになったことを受けてノリ(=山本義道)が入るかと思いましたが残念ながら入らず。早くプレーが見たい…


今年の新加入選手でメンバー入りしたのは梶川、オナイウ、ヌマコ(=水沼宏太)、仙頭でした。ゼロックス全北現代戦とあまり新加入選手がメンバー入りできていないところがちょっと気になる今日このごろ…。

 

試合の振り返り


ハイライト|ACL 2020 グループステージ第2節|vsシドニーFC

(プチ情報)

マリノスは恒例のマルコスシステム(4-2-1-3)
シドニーは4-4-2。
・ちなみにシドニーはシーズン途中であるものの3週間試合がなく、休み明け最初の試合
・しかし、シドニーFCは現在リーグ戦首位独走中

 


(昨年のマリノスとの違い)

戦術素人の私が昨年とここが違うかも?と思った点を挙げてみます。


ボランチが積極的に前に飛び出し、攻撃参加の回数が増えた?
→タカはこの試合で計2本のシュートを打ってるし、喜田さんもシュート1本。チャンスを作った回数2回も!(以下スタッツ参照。ちなみにスタッツはACL公式サイトより)

 

[タカの攻撃に関するスタッツ]

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[喜田さんの攻撃に関するスタッツ]

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[タカのヒートマップ]

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[喜田さんのヒートマップ]

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とくにタカが積極的ですかね?なぜならヒートマップ見てもタカはペナルティエリア付近で緑色がそこそこの濃さになっているところ(右上の方)を見るとそれだけ前に行っていたことになると思うんですよ。
これで今シーズン、オナイウが2桁ゴール、テルが23ゴール、渓太も2桁ゴール、マルコスも2桁ゴール決めたとして、タカや喜田さんのゴールが増えたらどれだけ強いチームになるんだ?と思うとワクワクします。


ショートコーナー時のキッカーのバリエーションが増えた?
→昨年だとショートコーナーでもマルコスやブンちゃんが蹴ることが多かったですが、ケニーだったり渓太が蹴ったりとコーナーフラッグ付近にいる人が蹴っている気がしました。たまたまだったのか、今後もそうしていくのか要注目!


・WG・SBからの浮き球(ハイボール)クロスが増えた?
→昨年は前線の選手が身長が低い選手ばかりだったせいか、地を這うようなグラウンダーのクロスを多用していましたが、ゼロックス全北現代戦、そしてこの試合と、ワントップに身長180センチのオナイウが加入したことによるものなのか、ハイボールのクロスが増えた印象です。
ただ、昨日に限ってはシドニーFCのDF陣はさらに身長が大きい選手(CBの2人は187センチと191センチ)だったので、ハイボールクロスを入れるよりかはグラウンダーのクロスの方が良かったのかなと個人的には思っています。


・チアゴが縦パスを通し始めた。しかも効果的な縦パスを!
→この試合のテルの1点目のゴールはチアゴの縦パスが起点ですからね。もちろんあのパスはしっかりとアシストついてます。(チアゴ、もしかして初アシストですかね?)

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槙ちゃん(=畠中槙之輔)はよく1列すっとばしたパスを昨年もやってましたが、チアゴもタカや喜田さんをすっ飛ばしたパスをバンバン出し始めたら、今シーズンかなり脅威かつ大きな武器になるのではないでしょうか?それにあの全北現代戦でのドリブル独走もすごかったし。


・ブンちゃん球際で強くなった?
→昨年マリノスの試合に出始めた頃は守備で頼りなさも若干ありましたが、シドニーFCの選手相手にも果敢に飛び込んで行く姿、相手が迫ってこようが落ち着いていて自信を持って堂々とプレーする姿に胸が熱くなりました。


・渓太、視野広がった?いや、余裕を持ってプレーしているのか?
→昨日の4点目、ケニー(=松原健)からボールを受け、ドリブルでカットインするも後ろを駆け上がっていくマルコスにヒールでパスし、マルコスがクロスを入れてオナイウのゴールに繋がったわけですが、あのカットインした時点で「あ、目の前にシドニーFCのDFがいる。こりゃドリブル突っかかるな…」と思ったわけですよ。
それが、オシャレなヒールで落とすなんてことができるようになったなんて!視野が広がったのか、だいぶ余裕を持ってプレーできるようになったのか。今年爆発の予感!

 


(試合の感想)

・これからシーズンが始まるマリノスと、休み明けだったとはいえシーズン中のシドニーFC。こんなに圧倒&圧勝するとは思いもしませんでした。正直、もっと苦戦すると思ってたんですよねぇ。


・昨年途中に水戸から加入し、公式戦での海外の選手との対戦は初めてであったのにも関わらず堂々とプレーする槙人、良かったですね。とくに守備面は安心して見ていられました。槙ちゃんもうかうかしていられないなと。あとは縦パスが課題ですかね。


・梶川もマリノスで2戦目とは思えない落ち着いたプレー。まだちょっと飛び出すタイミングに迷っているかなと思うときもありましたが、パギさんと遜色ないくらい良かったと思います。55分のシドニーFCコーナーキックのシーンや終了間際の1対1で好セーブを見せるなど、絶対マリノスで3年ぐらいプレーしたでしょと言いたくなるほど。


・ヌマコ(=水沼宏太)のアーリークロスも今年のマリノスの大きな武器になりそうなそんな予感…


・何よりもクリーンシートで終えられたのはグループステージを勝ち抜くには大事になってくることもあるので、安心しました。

 

・この試合で味方の選手がファウルを食らったりした時、キャプテンの喜田さんは主審や相手選手に声をかけるとき何語で会話していたんですかね?(どうでも良いところがすごく気になりました)

 

この日の推し選手

渓太はスタメンフル出場!ゴールやアシストという数字面での結果は出せませんでしたが、左サイドからドリブルやクロスなどでチャンスを作り続け頑張っていましたよ。


あと、この日ミドルシュート1本打ってるんですが、残念ながらゴールの枠から逸れて行ったものの、渓太のミドルシュートっていつもGK正面となるようなものが多い印象。それがすごく力強く打てていたので、パワーがついたのかもしれません。

 

まとめ

 ACL2連勝!これまでノーゴールだったオナイウやテルがゴールを決め、いよいよエンジンがかかってきたかなという印象です。マルコスがノーゴールなのがちょっと気がかり。

ACLは現時点では4月のホーム上海上港戦まで無いことになりますが、韓国の優勝チームの全北現代、オーストラリアの優勝チームシドニーFCを撃破し、ACLまずはグループステージ突破を目指していきたいですね。


この流れでリーグ戦の開幕を迎えるわけですが、この勢いに乗って開幕戦も勝利を飾れれば良いなぁと思いました。

 

【この試合の頑張ったで賞】

この試合の頑張ったで賞は伊藤槙人選手にしたいと思います!

(理由)

昨年、J1でのプレー時間が短かったのにも関わらず、いきなり大舞台に立ったわけですが、ビビることなく堂々とプレーしていたところが素晴らしかったため。