2020 J1 第2節 浦和レッズ ー 横浜F・マリノス(リモートマッチ)
2020年J1第2節 浦和レッズ ー 横浜F・マリノス
2020年7月4日(土)
埼玉スタジアム 19:05キックオフ
天気:曇
主審:西村 雄一
浦和レッズ 0-0 横浜F・マリノス
マリノス得点者:
警告:なし
4ヶ月ちょっとの中断期間を挟み、再開したJリーグ。
ようやくマリノスの試合をまた見ることができる日々が帰ってきました。
再開初戦はアウェイで浦和と。
リモートマッチということで無観客での開催となりました。
スタメン
梶川
小池、實藤、畠中、ティーラトン
喜田、扇原
天野
仲川、エリキ、遠藤
控え:中林、チアゴ、伊藤、水沼、マルコス、エジガル、オナイウ
交代:實藤→チアゴ(45+2分)、天野→エジガル(62分)、遠藤→マルコス(62分)、仲川→水沼(82分)
スタメンが発表されてびっくりしたのは小池&あまじゅんのロケレンコンビ。
いきなりのスタメンですよ。ケニーはどうやら前日の練習で怪我をしてしまったようです。
チアゴもさすがにスタメンといえとはいかずとも、ベンチ入り。
しかし気になったのは控えにサイドバックとボランチの控えがいない状況。
CBが2人ベンチ入りしたのはチアゴはベンチに置いておきたい、でもまだ負傷明けで万が一のこともありうるとして槙人も控えに置いたのかもしれません。
マルコスではなく、あまじゅんを起用したのはなぜなのか?
さて、ボスの狙いは何だったのか気になるところ。
試合の超ざっくり振り返り
前半はテンポが悪かったですね。まだ味方同士だったり、相手のことだったりを探り探り考えながらパスを回している風。あと距離感もちょっと遠かったかな。
浦和はペナルティボックス内をガッチリ固めることでマリノスのゴールを防ぐ。(この点はガンバと同じやり方)
そのためなのか、マリノスの攻撃は外からグラウンダーのクロスという昨年得意のパターンができないと判断したのか、両サイドのWGが中にカットインすることが多かったような印象。
後半になるとマリノスはだいぶテンポが良くなってきましたが、それでも浦和の固いブロックを崩すことはできない。押せども押せどもとにかく入らない。
さて、こういう場合どうやることで浦和のブロックをかいくぐってゴールまで行くか?
いくつか上げてみる。(サッカーをやったことがない超ド素人の意見なのでかなり適当なので、ご了承を)
1,上の図の1と5のレーンを深くえぐってからゴールライン際をL字に折り返してクロス?
→マテウスがいれば…と思ったり。
2,ペナルティエリア内で細かいパスを繋いで強引に崩していく?
→ものすごい高度なテクニックが必要じゃん
4,ペナルティエリアをかいくぐるドリブルで個の力で打開?
→メッシみたいな?それともアグエロみたいな体の強い選手が?
5,上の図の2と4のレーンを突いてクロス。
→実際何度かやってましたよね。象徴的なのは20分ぐらいに上の図の5のレーンにいるテルが4のレーンを抜けて走ってきたあまじゅんにパスを出したシーン。オフサイドになってしまったけど…。
6,早いサイドチェンジ?
→たとえば左サイドでボールを持っていると、浦和のDFがボールサイドにスライドしてくるので、右WGのテルがフリーになっているところがあったように見えました。
それを利用して、早いサイドチェンジしてうまく活用できなかったかなぁとか思ったりしました。
まぁ、このへんの正解はきっとマリサポ #トリコロール集合知 のレビューの書き手のみなさんが書いてくれると思うので、それを読ませていただき勉強しようと思います。
気になったポイント
・サネ、チアゴとは違ったタイプ。
→サネのスピードという点はあまりわかりませんでしたが、守備・攻撃ともに前への意識が強めの印象。浦和の興梠選手を追って前に行ったり、攻撃でもパスを通そうというシーンがあったと思います。
残念ながら前半終了直前に太ももを肉離れしたのか途中交代となってしまいましたが、それまでは良かったんですよねぇ。どうか長引く怪我ではないことを願うばかりです。
・小池、いきなりマリノスのサッカーを体現
→加入してまだ間もないのに、内側に入ってプレーするマリノス特有の特殊な役割もなんなくこなしていたように見えました。
しかも、1本エリキへのロングスルーパスがあって、昨年のアウェイ川崎戦でケニーがエリキに出したスルーパスを見ているようでした。
たしか、オンライントークショーで「マリノスのサッカーってサイドバックが特殊だけど?」と話を振られたときに「そんなに難しいとは思わなかったですね」と言ってたはずなんです。本当そのとおりで、味方とくにテルとのコンビネーションはまだまだの点もあったと思いますが、初戦としてはまずまずだったのではないでしょうか。
1vs1の守備も良かったと思いますよ。
・あまじゅん、前への意識がより強まり、左サイドにこだわらず右サイドもケア
→ロケレンで前への意識が強くなったと言ってましたが、本当にそんな感じでした。移籍前のあまじゅんは結構ボランチの位置まで下がってボールを受けるなんてことが多かったと思うんです。しかも、左サイドにいることが多い。
でも、この試合では前へ前へと行こうとする姿があったり、左サイドに限らず右サイドにも顔を出したりして、これまでのあまじゅんとは違った印象でした。
・喜田さん&タカの両ボランチの前への意識強め&位置高め
→この試合を見ていて両ボランチが昨年より少し前めの位置にいるなということと、場合によっては前に飛び出していったりと、より攻撃的になっている印象。
ただ、後半だいぶ早いうちから2人とも体力が限界でだいぶヘロヘロになってましたね。ボールがうまく収まらなかったり、守備でもプレスをかけに行っても刈り取れなかったりしてました。
あと、喜田さん、ショートコーナーを3本も蹴ったんですよ。
・梶川の立ち位置
CBが實藤&槙之輔コンビのときはペナルティエリアの中でズシっと構えてましたが、實藤が負傷しチアゴになってからポジションが前に移動していたと思います。時折エリアから出てくることもありましたし。
・エリキ、サイドに張るようになった
昨年マリノスに加入当初WGとして試合に出ていた頃、サイドに張らずちょくちょく中に入っていることが多かったですが、渓太が交代してエリキが左WGに入ってからちゃんとサイドで張ってて、「ついに!」と思ったほどです。
試合終盤はだいぶ疲れてましたけどもね…。
この日の推し選手
渓太はスタメン出場、62分までプレー。
何度かドリブルで仕掛けましたけど、同じ東京五輪世代の橋岡選手に抑えられてましたね。
39分ぐらいだったかのカットインから前に切り替えしてシュートを打ったシーンは「渓太、そんなこともできたのか!」とびっくりしたぐらいですが。
まとめ
・パスが微妙にズレる、クロスのタイミングに合わない、ボールが収まらない、連携がうまくいかなかったりといったシーンがいくつかありました。試合勘の問題かもしれませんが、90分で修正できればよかったんですが、残念ながら修正できませんでしたね。
・梶川、2本でしたかね。好セーブ。すばらしかったです。
・浦和はとにかくマリノスにシュートを打たせないようにする!そんなサッカーをしているかのようでした。浦和としては最低限のことはやったつもりなのかもしれません。そんな満足感だからなのか、試合後の浦和の選手の表情は笑顔に満ちていてとても満足そうな表情をしていたのが象徴していました。一方マリノスはまるで負けたかのようなくらい表情でしたが。
・浦和の柴戸選手、嫌な選手だったな。何人いるんだよってぐらいどこにでも顔を出してきた。
・テルはちょっと考えすぎちゃったかな。これが昨年得点王&MVPであるがゆえのプレッシャーなのか?
・とにかく、勝ちたかった!いや、勝てたはず!
【この日の頑張ったで賞】
両ボランチも頑張ってたし、エリキも頑張ってたのですが、この試合の頑張ったで賞は小池選手にしたいと思います!
(理由)
マリノスでの公式戦初出場にも関わらず、初戦とは思えないほど役割の多いマリノスのSBをこなしていたから。そして、今後への期待も込めて。
最後に
・ようやくマリノスのサッカーを見て一喜一憂する日々が帰ってきました。しばらくは制限があったりして昨年と同じような観戦はできませんが、ルールの範囲内でできる限りの応援をしていきたいですね。
・あと、一部のクラブのサポーターがスタジアムに行ってたという報道がありましたが、Jリーグが提示するガイドラインをしっかり守りたいですね。
(マリノスサポーターも次節の三ツ沢に行ったりしてはダメですよ!)