2020 J1 第7節 北海道コンサドーレ札幌 ー 横浜F・マリノス(DAZN観戦)と遠藤渓太の移籍に寄せて
2020年J1第7節 北海道コンサドーレ札幌 ー 横浜F・マリノス
2020年7月26日(日)
札幌ドーム 13:08キックオフ
天気:屋内
主審:荒木 友輔
北海道コンサドーレ札幌 3-1 横浜F・マリノス
マリノス得点者:天野純(15分)
警告:ティーラトン(累積1枚)、扇原貴宏(累積1枚)、伊藤槙人(累積3枚)
今まで関東近郊のチームとの対戦が続いていましたが、再開後初の地方遠征となりましたね。ビジターサポーターはまだ観戦ができず、この試合もDAZNでの観戦。
早くスタジアムに行って応援したい!
とくに札幌遠征は楽しみのひとつなので。
スタメン
控え:中林、小池、渡辺、和田、仙頭、大津、オナイウ
テル、マルコスとけが人が増え、今節はトップ下にあまじゅん、右WGに宏太が入りました。
しかも、ブンちゃんも前節足を痛めたように見えたのですが、無理させちゃった感じでしょうか?この試合でもスタメンで出場します。
(デュアルスタジアムのバス入りの映像にマルコスが映っていたので、遠征メンバーには帯同していたようですが)
試合の超ざっくり振り返り
札幌はマリノス対策としてなのかゼロトップ布陣。マンマーク気味にタイトな守備をして奪ったボールをマリノスディフェンスライン、とくにサイドバックの背後にシンプルに蹴ってカウンターで脅かしてきました。
それでもマリノスは15分にあまじゅんのミドルシュートが決まり先制!
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2020年7月26日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第7節
🆚 札幌vs横浜FM
🔢 0-1
⌚️ 15分
⚽️ 天野 純(横浜FM)#Jリーグ#北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/cIFPjohN4i
しかし、その直後に失点。さらにまた直後に失点を重ね、逆転を許す。
2-1でリードを許したまま折り返して後半へ。
後半頭にティーラトン→小池に替え、ルーカス・フェルナンデスを抑えることを試みる。
56分に喜田さん→仙頭、エジガル→オナイウに変えてから主導権はマリノスが握る展開。あと少しで崩せそうなのにというもどかしい時間帯が続く。
しかし、試合終盤の89分に失点をしてしまい、そのまま試合終了となりました。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
今節は省略。ちょっと、今節の分析はレビュアーの方々におまかせします。
理由はこのあと長くなってしまうので…
気になったポイント
・頭も体も疲労度MAXかな
ずっと試合に出ている槙之輔、ブンちゃん、喜田さんを中心にみんな疲れているなぁという印象。
パスコースとなるべくスペースを探して動く、そのための判断をするための頭や体がついていけていない感じ。
今日の失点シーンはミスといえばミスなのですが、なぜミスをするのかのほうが大事なのかなと。ミスをしてしまったCBの2人は個人のスキルは十分あります。そんな2人がミスをするほどなのですから何に原因があると考えると、たぶん頭も体も疲労が蓄積しているんだろうなぁとしか思えず…。
リフレッシュさせてあげたいところですが、CBはチアゴにサネがケガをしているので残りはノリのみ。難しい…。
・あまじゅん、前への意識・シュートの意識高め
今日のゴールシーンもそうですが、ボールを持てば前を向き、枠が見えればシュートを打つ。日本に戻ってきてからのあまじゅんは変わったなと思いました。すごく良い。
小回りが効くって感じですかね。
・ブンちゃん、ルーカス・フェルナンデス相手に悪戦苦闘
今日は本当に大変だったと思います。マッチアップで。後手になるのでファウルも多くなってしまい、カードも出ましたしね。
これも疲労だったり、前節おそらく少し痛めた足が原因の可能性があるかもしれません。
・過密スケジュールとはいえけが人が多くなってきた
パギさんは練習中の怪我でしたが、チアゴ・サネ・エリキ・マルコス・テルは試合中での怪我ですからねぇ。
過密スケジュールのためはあるのでしょうが、怪我人が増えていることが気がかりです。
コンディション調整、ちゃんとできているのでしょうか。
・交代で入った選手が希望の光のように
後半途中から交代で入ったとくに龍太くん、啓矢くん、ナベコ(=渡辺)の3人は何かやってくれそうという希望の光のように見えました。
まずは龍太くん。左SBでもそんなに違和感なく守備に攻撃にとできていたと思います。ボールを持ち替えるのが入りますけど。これは意外な驚き。最初は大丈夫かなと心配していたのですが、そんなに心配するほどでも無かったと個人的には思いました。
啓矢くんもあまじゅんとコンビを組んでインサイドハーフをやっていましたが、何かやってくれそう、そんなワクワクできるプレーでした。
ナベコはプレー時間は短かったですが、いてほしいところにいてくれるというか。良かったです。
まとめ
・1週間空くのでまずは頭も体もしっかり休ませよう!
・渓太の交代でゲームプランが変わってしまったかな。
・ボスがなぜ今日のメンバーにしたのか気になる
(とくにDFの控えが龍太くんのみって…。怪我人が多いとはいえ前への推進力のあるWGが渓太以外いなかった)
・ハンミカラダノムキ、基本は大事。
この日の推し選手
渓太はスタメン出場したものの、負傷したらしく17分で交代。
交代するときにDAZNで腰を押さえている映像が映っていましたが。
どうやらこういうことだったようです。
横浜F・マリノスでのラストゲームだった遠藤選手は前半途中に負傷交代。試合後、「最初のプレーでももの裏を痛めた。90分プレーすると迷惑がかかる。最後の試合だが、力になれないなら出てもしょうがないと交代を申し出た。大事に至るとは思わないが、検査しないとわからない」と語りました。(友)
— 朝日新聞サッカー担当 (@asahi_soccer1) 2020年7月26日
どうか軽傷であることを願うばかりです。
本人も少し悔いが残っての移籍前ラストゲームとなってしまったでしょうね。
しかも、勝って渓太を送り出せなかったのは残念でした。
そんな渓太にあまじゅんからのコメントです。
横浜F・マリノスの天野純選手は遠藤渓太選手について「僕はやりきれないで海外から帰ってきた。ブンデスに若い時に行けるのはうらやましい。思い切り表現して、だめなら戻ってくればいい。調子がいいのに使われない時もあったが、反骨心に変えて結果を出し、移籍を勝ち取った。メンタルが成長した」。
— 朝日新聞サッカー担当 (@asahi_soccer1) 2020年7月26日
とても重い言葉ですね。
この日の頑張ったで賞
敗戦したこともあり、誰にするか難しいところですが、天野純選手にしたいと思います!
(理由)ニューあまじゅん、今後の進化に期待を込めて。
最後に
#遠藤渓太 選手が、1. FC Union Berlin (ドイツ)へ期限付き移籍することでクラブ間合意致しましたので、お知らせいたします。
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) 2020年7月25日
期限付き移籍期間は2021年6月30日までとなります。#fmarinos @keita_ed https://t.co/p6XGLrjWy1
渓太がドイツに期限付き移籍をすることになりました。(買取オプションつき)
24歳までに海外に行くという夢を持ってこれまで努力を積み重ねてきました。
毎年のように左WGの補強をされようがその反骨心のようなもので試合のメンバーに入りコンスタントに出場数を積み重ねてきました。
この札幌戦で103試合。高卒で加入してプロ5年目で100試合達成はかなり早いほうかと思います。
そんな渓太の努力が実を結び、今回の夢の海外移籍を勝ち取ったわけです。
プロ1年目の2016年第3節アウェイ新潟戦が彼のプロデビュー戦。
それを現地で見て、何度も果敢にドリブルで仕掛けようとする姿勢に魅了されこれまでずっと応援してきました。
そんな渓太が、小さい頃から育ってきたマリノスから巣立ち、ドイツへと旅立っていくわけです。
彼のキャリアのことを考えれば今回の移籍は素晴らしいこと。
しかも久しぶりの日本人選手のドイツ1部リーグへの移籍です。相当期待されていることでしょう。
精一杯応援したいところですが、プロ1年目から応援してきて見守ってきただけあって過去にないほど思い入れのある選手です。なので、すごく寂しいのも正直な気持ちです。
(ユース時代から応援してきたみなさんはより一層の思い入れがあると思いますが)
しかもこのコロナ禍の状況での移籍。初めての海外移籍。心配な気持ちもあります。
本当ならば現地ベルリンに行って「 #ケイタイケ 」と応援してあげたい。でも、それすら今はできない状況。
最後の試合でスタジアムで「渓太頑張ってこい!」とも直接言ってあげられない状況。さらには空港への見送りもできない。
ずっとモヤモヤするばかりです。
でも、後輩力がないとか、反骨心とか、たゆまぬ努力を重ねるところはもしかすると海外向きなのかもしれません。どれだけ彼のプレーが通用するのか楽しみな気持ちもあります。
ただ、これだけは伝えたい。渓太に感謝していることがあります。
私はそれなりの年数マリノスを応援していますが、ずっと他のサポーターのみなさんと繋がりがあまり無かったのです。無かったというより繋がりを持たないようにしていたというのが正解かもしれません。
でも、渓太のことを応援している人たちとたくさん出会い、繋がり、ゴールを決めればみんなで試合後に写真を撮ったり、代表メンバーに選ばれればみんなで喜び、試合のない日でも集まって渓太の誕生日を祝ったり、渓太の思い出の地をみんなで巡ったりするまでになりました。
そんなきっかけとなった渓太の存在はとても感謝しています。
なので、これからも渓太のことはずっと応援したいと思います。まずはスカパーで。そしていつの日かコロナ禍が落ち着いたら、ベルリンに行って現地で「 #ケイタイケ 」と叫んでやりたいと思っています。
頑張れ、渓太!ビッグになれよ!バイエルンやドルトムントなど強豪チームのDFたちを持ち味のスピードとドリブルできりきり舞いにさせて来い!頑張れ渓太!
#ケイタイケ
選手ロッカールーム付近には、今日が 移籍前、最後の試合となる #遠藤渓太 選手の歴代ユニフォームが!#fmarinos #Jリーグ pic.twitter.com/pKCaGa3RXU
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) 2020年7月26日
寂しいとは前日の移籍のリリースが出てから思ってはいましたが不思議と涙はまったく出てこなかったのですが、この動画を見たときにこれまでの渓太のいろんな思い出が走馬灯のように思い出され、試合前に涙が出てきました。ようやく移籍してマリノスからいなくなってしまうということを実感した瞬間でした。