2020 J1 第29節 横浜F・マリノス ー 北海道コンサドーレ札幌
2020年J1第29節 横浜F・マリノス ー 北海道コンサドーレ札幌
2020年8月26日(水)
日産スタジアム 19:33キックオフ
天気:晴
主審:飯田 淳平
横浜F・マリノス 4-1 北海道コンサドーレ札幌
マリノス得点者:ジュニオール・サントス(8分)、ジュニオール・サントス(40分)、畠中槙之輔(52分)、仲川輝人(85分)
警告:前田大然(累積1枚)、松田詠太郎(累積1枚)
10月にACLが集中開催されることを受け、日程変更されて行われたこの試合。
ちょうど1ヶ月前にアウェイで対戦したばかりなのに、再び対戦することとなりました。
(でも、また来週アウェイで対戦するんだけどもね。ルヴァンで)
スタメン
控え:梶川、ティーラトン、渡辺、天野、喜田、エリキ、仲川
まーたボスはスタメンを変えてきたよ。しかもびっくりだったのは右WGにテルではなく詠太郎を起用してきたわけですよ。思わず二度見しちゃったよね。
「えっ、詠太郎!!!???」って。
そして左SBはブンちゃんではなく高野を起用。
おそらく1ヶ月前にアウェイで対戦したときにルーカス・フェルナンデスに苦戦していたブンちゃんだったので、おそらくこの試合でも起用してくるだろうとボスは推測しての高野を起用したのかなと。知らんけど。
しかもボランチは日曜日に誕生日だったキャプテン喜田さんではなく、わーぼーを起用。ボスからの誕生日プレゼントがわりの休息でしょうか。
試合の超ざっくり振り返り
いやぁ、アウェイで3-1で敗戦し、今後札幌は苦手な相手になるのかと思いきや、リベンジ成功!今流行りの倍返しとはいかなかったけど、よかった、よかった。
先日の清水戦あたりからインテンシティ(強度)高めになってきましたよね。前からのGKチェイスとか。ボール奪われた時に即戻って奪い返す、即時奪回とか。
いいね、いいね。昨年みたいに戻ってきたって感じ。これだよ、これ!と言いたくなる。
札幌は前回対戦の時と同じマンツーマンで来たけど、今回の勝利で克服できたかな。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッション


出典:Yokohama F. Marinos Hokkaido Consadole Sapporo live score, video stream and H2H results - SofaScore
ボールポゼッション的には札幌を上回っているものの、AttackMomentumを見ると後半にだいぶ押されている時間帯が…。
後半頭から札幌は選手を交代したことで勢いが増して慣れるまでに時間がかかったのか、相手のミスに助けられて失点しなくて本当によかった。
走行距離とスプリント回数


出典:【公式】横浜FMvs札幌のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月26日):Jリーグ.jp
広島戦から中2日にも関わらず、チーム合計の走行距離は121.444kmと広島戦の119.717kmを上回る走行距離を達成。暑い中よく走るねぇ。
パギさんもこの試合は7km超えですしね。タカは2試合連続12km超え。本当みんなよく頑張ってます。
スプリント回数はこの試合は前線の選手がよく走ってますね。テルは前節70分プレーしてスプリント回数15回だったのに、この試合では35分のプレーながらも13回ですからね。
シュート数
公式記録によると16本。札幌は12本
昨年平均の15.5本を上回るシュート数。勢いづいてきましたかね。
(内訳)
・★松原:1本
・★畠中:1本
・あまじゅん:3本
・★タカ:4本
・テル:3本
・★ジュニオールサントス:4本
★=スタメン出場した選手
スタメンで出場した大然と詠太郎のシュートがゼロなのが気になるところ。
あまじゅん、タカ、テル、ジュニオールサントスがシュートを複数本打ってるので、さらに大量得点になり得たわけでして…
出典:Yokohama F. Marinos Hokkaido Consadole Sapporo live score, video stream and H2H results - SofaScore
枠内9本打って3本ブロックされたわけですから、この3点が入っていたら7点になっていたかもしれないと思うと…。しかし菅野すごかったなぁ。
でも、こうして見てみると、札幌にも結構シュートは打たれてるなぁ。
プレーエリア
出典:J1試合成績:横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 2020年8月26日【スパイア】
とまぁ、こんな感じ。(雑すぎる…)
守備の数値
出典:Yokohama F. Marinos Hokkaido Consadole Sapporo live score, video stream and H2H results - SofaScore
デュエル勝利数(Duels wonの項目)や空中戦勝利数(Aerials won)の数値が札幌を上回っているので、これが失点を最小限に防げた要因かもしれません
これに関して札幌の監督のコメントには
[ ペトロヴィッチ監督 ]
今日のゲームはオープンな展開で挑もうと、チームとして準備してきました。ただ、立ち上がりから選手の動きが重く、ボールを奪ってもすぐに奪い返されてしまいました。前回、札幌ドームのような戦いをしたかったのですが、選手の動きが重く、運動量と球際で上回られて、前半に失点を重ねてしまいました。(中略)
--前回対戦と同じ形ということは、マンツーマンの守備を狙っていたのでしょうか。そうであれば、評価を教えてください。
前半からマンツーマンで前からプレッシャーを掛けていく狙いはありました。ただ、競り合いに負け、相手についていけませんでした。横浜の高い気温と湿度が理由なのかもしれませんが、前半の出来は私が札幌に来てから一番ひどい印象です。
とありました。
出典:【公式】横浜FMvs札幌のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月26日):Jリーグ.jp
気になったポイント
・この日の松田詠太郎


一応、大然のスタッツも並べてみました。
この日の詠太郎はクロス4本(うち成功は0本)、ロングボール2本(うち成功は2本)を入れ、ドリブルも5回チャレンジして4回成功、デュエルでも13回チャレンジして7回勝利。攻撃だけでなく、守備でも積極的にチャレンジしてますね。
プロ1年目、J1で初スタメンにも関わらず頑張ったのではないでしょうか。あとはゴールなど目に見える結果ですかね。
大然も前半守備で頑張ってたね。(そのへんがヒートマップにも現れてる!)でも、得意のドリブルでのチャレンジ数がちょっと少ないかな。頑張れ、頑張れ!
まとめ
・ジュニオールサントス、早くもチーム内トップスコアラーのマルコス(6本)に迫る勢いの5ゴールめ。
・でも、本当はもっとチームとしては得点できたはず。菅野すごい
・でもデュエルや空中戦で負けなかったから攻撃につなげることができた(気温や湿度も影響?)
・詠太郎初スタメン頑張った!
・ルヴァンで対戦するときは気温や湿度が味方につかないので、油断できない。頑張ろう!
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はスタメンフル出場!
内側に入っての縦へのスルーパスだったり、左サイド高野への思い切ったサイドチェンジだったり、サイドでの攻撃の司令塔と言わんばかりのプレー。
そして、詠太郎のフォローもしつつマリノスの攻撃につなげるための守備でのポジショニングだったり、そしてジュニオールサントスの2点目につながった芸術的なスローイン。
とにかくこの試合は素晴らしかった!(かなり早い段階からユニフォームのパンツの裾をまくってたけど)
【この試合の頑張ったで賞】
この試合はすごく候補が多いんです。
・タカ:チーム1位の走行距離、縦横無尽に走り回り守備に攻撃にと貢献
・わーぼー:次のプレーはこうなって、おそらくその次はこういうプレーになるだろうからここにいたほうが良いかもといった感じで、2手先・3手先のプレーを読んでいるのかと思うほどの素晴らしいポジショニング。
・ジュニオールサントス:この試合でも2ゴールで貢献
などなど…。
でも、この試合の頑張ったで賞は松原健選手にしたいと思います!
理由は「この日の推し選手」で語ったとおり、とにかく素晴らしかったです。
きっと、小池の加入でより刺激を受けたのかワンランクプレーがレベルアップしたかのように感じました。