Addicted to football

サッカー観戦の記録

2020 J1 第13節 ヴィッセル神戸 ー 横浜F・マリノス(DAZN観戦)

2020年J1第13節 ヴィッセル神戸 ー 横浜F・マリノス
2020年8月29日(土)

ノエビアスタジアム神戸 18:03キックオフ
天気:晴
主審:佐藤 隆治

 

ヴィッセル神戸 3-3 横浜F・マリノス
マリノス得点者:マルコス・ジュニオール(27分)、マルコス・ジュニオール(33分PK)、仲川輝人(53分)
警告:喜田拓也(累積2枚)、實藤友紀(累積2枚)、朴一圭(累積2枚)

f:id:emdhja6:20200830092424j:image

 

スタメン

f:id:emdhja6:20200830092500p:plain

控え:梶川、チアゴ、高野、天野、水沼、ジュニオールサントス、松田

 

連続ゴールを決めていたジュニオール・サントスを控えに置き、この試合ではエリキをトップに置く形に。CBもチアゴを控えにし、實藤を起用。

(おそらくどちらも連戦だったため少し休ませるためと思ってます)

 

試合の超ざっくり振り返り


ハイライト|J1リーグ第13節|vsヴィッセル神戸

マリノスがボールを握るも先制したのは神戸。

しかし、マルコスのゴール、そしてPKと決まり逆転に成功。

札幌戦に続いて2戦連続のゴールとなったテルのゴール。

 

昨年の両得点王が決め、いよいよマリノスも勢いに乗ってきたか?と思わせたが…

がっ!がっ!だがしかしっ!でもっ!

試合終盤に2点あっという間に決められてドローで終了…。

 

まるで逆転負けを食らったかのような悔しさ。何だよ、これ…。

勝ち点を2取りこぼす結果になってしまったよ…もったいない。あああ、もったいない。

 

気になったポイント

もう攻撃のデータなんてそっちのけにして、気になったポイントを先に。

しかも、こんな悔しい試合、まだDAZNでも見直してないし、見直したくもないっ!

でも、切り替える意味を持つためにもポジティブな内容に触れたいなと。

 

3点目のテルのゴール

この試合の3点めとなったテルのゴールが気になったわけですよ。

(↓再生ボタンを押せばちょうど3点めのゴールシーンになります)

 

このゴールの何が気になったかって?アシストした選手ですよ。

このゴールアシストしたのはタカなんですがね、何が気になったかというと、

タカがハーフスペース駆け上がって来てクロスを入れたわけです。

 

ハーフスペースとは…

f:id:emdhja6:20200705092137p:plain

この図でいうと2と4のところ。

 

タカはハーフスペースをスルスルと上がってきて、マリノスお得意のクロスからのシュートが決まったわけです。

 

実は今シーズン、この神戸戦が終わった時点で28ゴールマリノスは決めています。

それをこのブログを書くために朝っぱらから全ゴール見直したのですが、グラウンダーのクロス、要するに地を這うようなクロスからゴールを決めたのは

 

・第5節(鹿島戦)のマルコスのゴール

 →クロスを入れたのはテル。

・第6節(横浜FC戦)のエジガルのゴール

 →クロスを入れたのは渓太。

・第13節(神戸戦)のテルのゴール ←NEW

 →クロスを入れたのはタカ。

 

の3本のみ。アーリークロスからだったり、高さのあるクロスからの得点はあるんですけどもね。

 

ちなみに、昨年はというとクロスからのゴールは13本。

f:id:emdhja6:20200830094718p:plain

出典:横浜F・マリノス 2019 シーズンサマリー | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

 

今年は昨年の得意の形を対策されるであろうということでアーリークロスだったり、高さのあるクロスだったりとバリエーションを増やしていると思われますが、やはり原点は忘れちゃいけないかなと思うわけです。

 

WGからのクロスが対策されるのであれば、もっと別のアプローチでグラウンダーのクロスを入れるのもアリなのでは?と。

 

それがこの試合でのタカです。ボランチのタカがタイミングを見てハーフスペースを上がってきてクロスを入れたわけです。こういうパターンがもっと増えると良いのではないでしょうか。

 

今年のタカを見ていると、攻撃に絡む回数を増やしているように見えるんですよね。

ぜひ、今後もこういったプレー続けてほしいです。

 

マリノスの攻撃をデータで振り返る

この試合のデータはざっくりとコメントせずに並べていくだけにするよ。

ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数

f:id:emdhja6:20200830100454j:image


f:id:emdhja6:20200830100613j:image

f:id:emdhja6:20200830100606j:image

 

ポゼッションは神戸より下回ったし(多分今シーズン初?)、後半の後半は攻められっぱなしだ…。マリノスも全然圧力が掛けられていない。


【シュート数内訳】

f:id:emdhja6:20200830100918p:plain

公式記録によるとシュート数は13本。

(内訳)

・★タカ:1本

・★マルコス:4本

・★テル:4本

ジュニオールサントス:3本

詠太郎:1本

★=スタメン出場した選手

出典:【公式】神戸vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月29日):Jリーグ.jp

 

走行距離とスプリント回数

f:id:emdhja6:20200830101344p:plain
f:id:emdhja6:20200830101349p:plain


走行距離とスプリント回数だけ見れば、他の試合と同等レベルなのだが…。

 

プレーエリア

f:id:emdhja6:20200830101724p:plain

出典:J1試合成績:ヴィッセル神戸vs横浜F・マリノス 2020年8月29日【スパイア】

 

その他気になった数値

f:id:emdhja6:20200830102208j:image

クロスも全然入れられてないし、競り合い・空中戦、インターセプトでも負けてる…。 

 

まとめ

・すべては4点目、5点目を取れなかったことが要因

・滑りやすいピッチで選手たちも余計な神経や力を使わねばならず疲労も多少はあったと思う

 →ちなみに、ノエビアスタジアム神戸の芝はハイブリッド芝で、練習場もハイブリッド芝だそうです。そりゃ、神戸の選手も多少滑ってはいたけど気にはならないよね。

(出典:【ライターコラムfrom神戸】ノエスタに続き練習場もハイブリッド芝に…ポゼッションの質は上がるのか | サッカーキング

マリノスの練習場の芝はどうなのだろう…???

・後半の後半踏ん張れなかった要因はタカのコメントの通り

(後半、いつものプレー強度が保てなかった要因については?)後半の途中から交代選手が入って来て、いつもならもっともっと強度を高くやれていたはずですけど、今日はなかなかスイッチが入らず、行けなかったというのが事実です。行かなかったのではなく、行けなかったからああいう展開になってしまったと思います。やはり、もっともっと前線からスイッチを入れないと、ボールホルダーをフリーにするとこっちのラインは高いので、サイドに振られて、クロスにまで持っていかれるシーンが多くなってしまいます。そこのファーストディフェンダーのところは修正が必要だったと思います。また行けないなら行けないなりに、チームとして賢く守らなければいけなかったと思います。


(行けなかった理由については?)前線の選手も代わったので、どこに行けばいいのかが迷いがあったのかもしれません。ちょっと迷いながらプレスに行ってるように感じました。誰か一人でもはっきり行ってくれれば、もうちょっと勇気をもって行ければ、2人目3人目と続いていけるんですけど、1人目がなかなか定まらなかったという点はあります。先ほども言ったように、行けなかったら、チームとして賢く守らないといけなかったです。そして奪った後の自分たち時間をもっともっと長くするべきでしたが、そこでもミスがあったので、もったいなかったと思います。

出典:2020 明治安田J1 第13節 vsヴィッセル神戸 | 2020 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

とにかく、悔しい!でも、選手たちはもっと悔しいはず!切り替えだ、次だ次! 

 

この日の推し選手 

ケニーこと松原健、この試合はメンバー外…。

控えにも入りませんでした。おそらく次のルヴァン札幌戦もしくはその次の川崎戦を見据えてのお休みだったのかもしれません。

 

 

【この試合の頑張ったで賞】

勝っても、負けても、ドローでも選ぶこの試合の頑張ったで賞は、前田大然選手にしたいと思います。

(理由)

58分で交代とはなりましたが、試合を重ねるごとに良くなっている守備の貢献度がすばらしかったので。

 

最後に

マリノスサポーター必見と言っても過言ではないこの動画を3本続けて見てみてください。マリノスがどんなサッカーをやっているのか、そして今後の伸びしろなどすべてわかります。超おすすめです!


【ポジショナルプレー解体新書】夏期講習 蹴球予備校


【横浜F・マリノス解体新書(前編)】夏期講習 蹴球予備校


【横浜F・マリノス解体新書(後編)】夏期講習 蹴球予備校

 

この試合でのタカのアシストとなったクロスは今後の伸びしろになるはずです。

できれば、喜田さんもタカ同様チャレンジしてほしいなと思いました。