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サッカー観戦の記録

2020 J1 第18節 横浜F・マリノス ー ベガルタ仙台

2020年J1第18節 横浜F・マリノス ー ベガルタ仙台
2020年9月23日(水)

日産スタジアム 19:33キックオフ
天気:雨
主審:清水 勇人

 

横浜F・マリノス 3-1 ベガルタ仙台
マリノス得点者:マルコスジュニオール(41分)、エリキ(70分)、エリキ(75分)
警告:

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急に寒くなりましたね。数試合前まで暑くて扇風機とOS-1が欠かせなかったのですが、この試合は半袖の上にスウェットを着ただけでは寒いぐらいの気温でした。

 

スタメン

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控え:中林、松原、和田、大津、エジガル、前田、オナイウ

 

CBに鳥栖戦に引き続きケニー(=松原)が再び起用されるかと思いきや、そこはきっちりローテーションするボス。

この試合は喜田さんを真ん中に置く布陣となりました。

 

喜田さんが1列下がったことによりボランチの位置に起用されたのはナベコ(=渡辺)。

ボスの信頼も厚くなりましたかね。

 

パギさんはフェイスガードをして練習には参加しているようですが、この試合ではカジ(=梶川)が継続して起用されました。

 

試合の超ざっくり振り返り


ハイライト|J1リーグ第18節|vsベガルタ仙台

マリノスの完全コピーかのような布陣で挑んできた仙台。

早いうちに先制され、「あれ?これってマリノスのお株では…?」と思ったほど。

 

でも、マリノスは下を向かなかった。今のマリノスは3バックでも自信を持ってプレーできているような気がします。

 

マルコスの同点ゴール、エリキの2ゴールで華麗に逆転!3連勝ですよ!

 

いやぁ、よかった。よかった。

 

気になったポイント

マリノスの失点シーン

 この日の仙台はマリノスが自陣(梶川がいる方)でボールを持っている時、仙台はマンツーマンでマリノスのボールを持つ選手にプレスを掛けてきていました。

 

さらにカジがボールをペナルティエリア内で持っていると、ビルドアップのコースを塞ぐかのようにペナルティエリアのボックスギリギリ外の所で仙台のFWの選手が立ちはだかっているわけですよ。短いパスを繋がせないように。繋いだら奪いに行ってショートカウンターでシュートまで行っちゃうよと言わんばかりに。

 

しかも、高野と槙人(=伊藤)はとくに狙われていたような気がします。この2人はビルドアップの際に時間がかかると思われていたのでしょうか。

 

この失点シーンはそんな高野のミスを突いたかのようなゴールでした。

高野がタカにパスを出したものの、中途半端というかコースが逸れたのを仙台のアレクサンドレゲデス選手は見逃さなかった。そのパスをカットして奪ってはターンしてシュート。

 

まるでマリノスのここ数試合のお得意のパターン。試合序盤での先制をやられてしまったわけです。お株を奪われたという感じですかね。

 

これ、今後他のチームもやってくるかもしれないと思うと恐ろしいですよ。たとえば、現在マリノスより上位にいるチームとの対戦でこれをやられたら…逆転するのも大変。

 

ということで、「マンツーマンディフェンスをされたときでもいかに落ち着いてビルドアップするか」は今後の課題かもしれませんね。

 

マリノスの攻撃をデータで振り返る

ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数

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出典:Yokohama F. Marinos Vegalta Sendai live score, video stream and H2H results - SofaScore

ボールポゼッション70%超えは今シーズン初ですかね?

 

(AttackMomentum)


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前半・後半ともに序盤に仙台にペースを握られていた以外はマリノスが押し込んでいる時間帯が多いですね。(仙台はこの試合の入りにとくに気をつけていたのかもしれません)

 

(シュート数内訳)

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出典:【公式】横浜FMvs仙台のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年9月23日):Jリーグ.jp

シュートが20本を越えたのも今シーズン初かもしれません。

その割に3点しか取れなかったというべきなのでしょうか…まぁ、もう少し取れたかなとは思いますね。

・★高野:2本

・★宏太:4本(←マリノス初ゴールを早く決めたい!って気持ちが溢れてるよ)

・★ナベコ:1本(←これはプレゼントパスだっただけに決めたかったよね)

・★タカ:2本

・大津さん:1本

・★エリキ:3本

・エジガル:1本

・★ジュニサン:5本(←これは1本は確実に決めたいところ…)

・オナイウ:1本

・★マルコス:1本

★=スタメン出場した選手

 

走行距離とスプリント回数

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出典:【公式】横浜FMvs仙台のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年9月23日):Jリーグ.jp

ちなみに、仙台のこの試合を含む直近5試合の走行距離の推移はこんな感じ。

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ということで、この試合が最も走っているわけです。まぁ、逆を言えばマリノスが走らせたということになるかもしれません。

1トップ2シャドーのやり方にマリノスが変えてから、前線の選手のスプリント回数も増えたような…???

 

プレーエリア

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出典:J1試合成績:横浜F・マリノスvsベガルタ仙台 2020年9月23日【スパイア】

ペナルティエリア付近でのプレー数が50というマリノス。この数字を見てももう少し点が入っても良かったかもしれません。

 

その他気になった数字

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Duels won(=デュエル勝利数)が46、Aerials won(=空中戦勝利数)が12と仙台より上回っています。球際強く行けてたということでしょう。

 

まとめ

・早い時間に失点しても慌てず落ち着いて取り返すことができた

 →タカのコメントにもそうありますしね。

「試合の入りが、ちょっと良くなかったのですけれど、皆、慌てることなく、ここ最近は得点が取れているので、失点した後も落ち着いて、勝てるという自信を皆が持って試合運びができたと思います。先制されても下を向くことなく、逆転できたました。今、すごく良いチームになってきているのではないかと思います。

出典:2020 明治安田J1 第18節 vsベガルタ仙台 | 2020 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト

・前からのプレスも昨年の終盤並みに戻ってきている気がする

・3バックハマってきたか?前線の選手はとくにのびのびプレーしている

・エジ、おかえり!さすがのポストプレーでした

・問題は次節の柏戦。この3バックシステムがマリノスより上位にいるチームにどれだけ通用するか

・宏太のクロスの精度は貴重だけど、連戦続きでそろそろ疲労の面が心配。次節の右WBは龍太の可能性もあるかも?

・喜田さんのリベロ安心して見ていられた。チアゴや槙人が止められず、「やばい!」となってもヒョイッとカバーしブロックしたり。とにかくすばらしかった。

・そしてマルコスもすごかった。飄々とした表情でライン際で相手を背負いながらもトラップしてターンするアレ、どうやってるんだ?(結構毎試合やっている気がする)

 

この日の推し選手

ケニーこと松原健、この試合はメンバーに入るも出場なし。

まぁ、休むことも大切です。ゴールシーンでは喜び、飲水タイムではプレーする選手をサポートしたりと頑張ってましたよ。

 

そして、2番手推しのテルの復活も近そう。(軽傷でよかった)ただ、問題は1トップ2シャドーシステムのときにどこに入るのか…?シャドー?トップ?さてどうなる???

 

【この試合の頑張ったで賞】

2ゴール1アシストのエリキにももちろん頑張ったで賞をあげたいのですが、この試合はなんといってもこの選手でしょう。渡辺皓太選手です!

(理由)

・今シーズン初めての90分フル出場!

・小さい体ながらも相手に果敢にプレスを掛けに行きボールを奪おうとする姿勢は素晴らしかった!(オンラインイベントで見せるようなおっとりとした感じはまったく感じられないほどたくましく、激しく!)

・そして90分通して継続的に相手の間あいだにポジションを取り続けたこと

(あ、でもあのシュートは決めないとね!)

今後の成長がすごく楽しみですね!