2020 J1 第23節 セレッソ大阪 ー 横浜F・マリノス
2020年J1第23節 セレッソ大阪 ー 横浜F・マリノス
2020年10月17日(土)
ヤンマースタジアム長居 15:03キックオフ
天気:雨
主審:山本 雄大
セレッソ大阪 4-1 横浜F・マリノス
マリノス得点者:水沼宏太(90+1分)
警告:ジュニオールサントス(累積2枚)
ようやくビジター席解禁!
アウェイの試合はまだあと数試合残っていますが、関東圏外のアウェイの試合となるとこのセレッソ戦と広島戦のみ。
広島戦は先日ビジター席が設置されないとの発表がされたので、今シーズン最初で最後の地方遠征ということで我慢しきれずに行ってきました。大阪へ。
雨・寒い・相手は苦手とするセレッソ…。
スタメン
控え:朴、小池、水沼、渡辺、天野、エジガル、オナイウ
チアゴ、今節もメンバー外でしたね。長引く怪我ではないことを祈るのみ。
そして、CBの2人と左SBは連戦。負傷者が多くて代わりの選手がいなくて休めない状況。もし会社員であれば「休み無しで、何日連続働かせるねんっ!」とブチギレてもおかしくないような状況です。
試合の超ざっくり振り返り
「The 完敗」
寒い、雨、苦手なセレッソ、完敗…悔しいですよ。
1失点目はまだ時間があるので追いつけると思ったのですが、失点を重ねるごとに選手たちの辛さがピッチから伝わってくるようで、見ていても辛かったです。
頭ではこうしたいんだけど、体がついていかない…そんな感じでしょうか。
プレスに行きたい、行かなきゃとは思っているが体が重くて2度、3度と行けないそういうふうに見えました。
ただ、唯一の光明はこれまで宏太がマリノス移籍後初ゴール。
これまで宏太の一発で何度か苦い思いをしたマリノスですが、この日は勝利にはつながらなかったけれども、今後古巣相手に、もちろん古巣以外も含めてゴールを量産してくれるかもしれません。
気になったポイント
今回の気になったポイントはこちら
・マリノスはなぜ(通称)「マルコスシステム」に戻したのか?
とまぁ、偉そうなテーマを掲げてみましたが、なにぶん戦術分析は無理なのであくまで推測で考えてみます。
でも、この日のマルコスシステムは昨年のマルコスシステムとは違ったと思います。
昨年はWGのマテウス(もしくは渓太)やテルがサイドを張る形、この日はWGの選手ではなく、SB(サイドバック)の選手がサイドを張っている感じだったと思います。
ということで仮説を並べてみました。
(仮説)
1,フォアリベロ形式をやるだけの選手のコンディションが整っていなかった
フォアリベロをやるということは、これまでのボランチ2人体制にもう1人必要になります。
・CBの選手で稼働できるのが現状槙之輔(=畠中)と槙人(=伊藤)しかいないので、もう1人CBからリベロの位置には出せなかった
・わーぼー(=和田)、ナベコ(=渡辺)、タカがガンバ戦に続き連戦になる
ということで3人準備することができなかったのでは?という可能性
2,前節ガンバ戦が後ろが重くなってしまった(=守備的)になってしまったため攻撃的にしたかった
ガンバ戦はガンバに攻め込まれる時間が長く、いざボールを奪って攻め込むにしても後ろに下がっているため、マリノスがゴールを決めるためには長い距離を攻めることになります。
よって、前節の反省を活かし、攻撃的な布陣にしたかったという可能性
3,セレッソのフォーメーションとのかみ合わせ的にこの初期配置(マルコスシステム)の方が良かった
たぶん、セレッソがうしろ4人に対してマリノスは3人+マルコスで4人。
でも、セレッソのうしろ4人に対して、マリノスが3人だと数的には不利になるけれども、マルコスがセレッソの後ろ4人とその前列の間で浮く感じになるのかなと。
マルコスがラインとラインの間で浮かせることをボスは狙っていたのかなぁ…とか(知らんけど)
自分が想像しうる理由はこんなところでしょうか。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッション)
(AttackMomentum)


4失点でマリノスが攻め込まれている時間が長かったのかと思ったら、意外と逆だったという…
(シュート数内訳)
シュート数7本…少ないですね。
内訳
・★畠中:1本
・水沼:2本
・★扇原:1本
・★マルコス:1本
・エジガル:1本
・オナイウ:1本
★=スタメン出場した選手
スタメン出場した選手のシュート数が少ないですね。とくにエリキ、ジュニサンが0本というのは…
走行距離とスプリント回数


走行距離的には両チームほぼ同じぐらい。
スプリント回数、大然の35回もすごいですね。
プレーエリア
押し込んではいるものの、ペナルティエリア付近でのプレー数がセレッソより少なめ。
その他気になった数字
※右側がマリノスの数字
セレッソのクリア数が38…マリノスの攻撃をことごとく遮られた感じですね。
インターセプト数は久しぶりに相手よりマリノスのほうが上回った気がします。
14 - C大阪はJ1の横浜FM戦は現在14試合連続無敗(9勝5分)。ホームでも直近7試合無敗(5勝2分)。お得意様。
— OptaJiro (@OptaJiro) 2020年10月17日
改めて数字で見ると、セレッソ苦手ですね。
まとめ
🗣| HALF TIME COMMENT#アンジェポステコグルー 監督
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) 2020年10月17日
「プレスは継続して。1回ダメでも2回3回とかけ続けよう」
「奪ったあとは慌てずに、自信を持ってプレーすること」
後半も引き続き #DAZN と #デュアスタ で応援よろしくお願いします📣#fmarinos #Jリーグ pic.twitter.com/uJbbcAY2c9
・ボスはハーフタイムでこうコメントしたようですが、2回3回とプレスを掛けに行けるほどの体力はなかったように思います。
・またこの試合でもフォーメーションに関する質問が出たようですがボスのコメントは相変わらず
質問:今日のフォーメーションの狙いを教えてください。
「毎回言っていることですが、システムがどうこうというのは関係ありません。自分たちにとって大事なのは、自分たちのサッカーをすることです。
とにかく今日の試合で見えてしまったのは選手たちの疲労です。けれどもこのタイトなスケジュールの中で、選手たちが最後の最後まで、今日の試合も戦い続けてくれたと思います。
こういうスケジュールの中で、自分は選手たちを守りたいと思っています。しっかりと選手の状態を見ながら、変更だったりやり方を変えたりというのはあるかもしれませんけど、特にシステムどうこうというのは、自分たちにとっては重要ではありません」
こんな感じでいつも通りのボスです。
・ブンちゃんの疲労は相当のはず。サイドで相手選手に切り替えされると、それについていけていないようにも見えました。どこかで休ませてあげたいところですが、高野は依然として負傷中、角田くんはまだマリノスの練習に参加し始めて間もないし大学サッカーとも並行中。代わりがいないのはつらいですね。
・宏太のゴールで一矢報いる形に。
でも、次は勝敗を決める大事な一発に期待!
・ようやくマリノスのスケジュール的には18日がオフ。完全リフレッシュはできないかもしれないけど、少しはリフレッシュできることを願ってます。
・アウェイ遠征ができる日常まで戻ってきました。まだまだ気を緩めることはできないけれども少しずつ「いつもの日常」を取り戻しつつあるのはうれしいことですね。
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はスタメンフル出場。
シュート1本打ちましたが、ゴールからは大きくハズレる形に…残念!
【この試合の頑張ったで賞】
この試合4失点もすると頑張った選手なんて…となりがちですが、それでも選ぶのがこのブログです。
ということで、今回の頑張ったで賞は水沼宏太選手にしたいと思います!
(理由)
・一矢報いるこの試合唯一のゴールを決めたこと
・ゴール以外にも交代でピッチに入ってからはいろんな選手とコミュニケーションを取ったり、声を出したりして最後まで諦めない姿勢を見せたこと
今後、ゴールが続くことを期待したいと思います。
最後に
マリノスのドキュメンタリー動画THE DAYを見たのですが、渓太がチームメイトにドイツ移籍前の挨拶をするシーンで涙を流していたのを見たら、急に渓太に会いたくなりました。
早くドイツに行きたい!
渓太、次のシャルケ戦出番がありますように。
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Jリーグ公式サイト
・sofascore
・スパイア