2020 J1 第32節 サンフレッチェ広島 ー 横浜F・マリノス(DAZN観戦)と22連戦を振り返る
2020年J1第32節 サンフレッチェ広島 ー 横浜F・マリノス
2020年10月28日(水)
エディオンスタジアム広島 19:03キックオフ
天気:晴
主審:荒木 友輔
サンフレッチェ広島 3-1 横浜F・マリノス
マリノス得点者:チアゴ(90+5分)
警告:前田大然(累積2枚)、畠中槙之輔(累積4枚→次節出場停止)
スタメン
控え:中林、松原、扇原、喜田、水沼、マルコス、オナイウ
けが人続出のGK陣、加入してまだ1週間も立っていない高丘がスタメンに。
番記者メルマガによると梶川、中林ともに負傷とのことだったので、もしかしてユースで2種登録している寺門くんをサブGKに起用するかと思いましたが、中林がサブGKに入ることに。
(デュアルスタジアムでウォーミングアップ中の映像を見ていましたが、普通にメニューをこなしていたように見えたので、中林の負傷はそこまでひどいものではないのかもしれません)
その他はボランチより前の選手が総入れ替えとなりました。
試合の超ざっくり振り返り
押して、押して、押しまくっているのにも関わらず、ゴールが遠いマリノス。
数少ないチャンスを確実に決めた広島が3ゴール。
試合終了間際にペナルティエリア内でのファウルによりPKのチャンスを得たマリノス。チアゴのPKで1点返すも時すでに遅し。
22連戦最後の試合は残念ながら敗戦となってしまいました。
気になったポイント
今節はこのあと22連戦振り返りがあるため省略します。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッション)
※右側がマリノスの数字
ポゼッション率70%超え。70を超えたときはあまり勝ててないイメージ
(AttackMomentum)


前半の終盤に広島の勢いになっているところがありますが、おそらくこれは給水タイム以降ですかねぇ…。でも、マリノスが攻撃的な時間が多め。
(シュート数内訳)
シュート数8本は少ない…。ポゼッション率70%越えているならシュートはもっと打ってほしいところ。
(内訳)
・★チアゴ:1本(PKのですかね)
・★天野:1本
・★ジュニオールサントス:3本
・★前田:2本
・オナイウ:1本
★=スタメン出場した選手
エリキ、マルコスがシュートを打ててないのが気になります。
走行距離とスプリント回数


マリノスGKで走行距離が6キロを下回ったのは久しぶりではないでしょうか。
まだ練習数回ですからね。これからマリノスのサッカーに慣れてくると高丘の走行距離も伸びてくるかもしれません。
プレーエリア
アタッキングサードまでは行けているが、ペナルティエリアでのプレー数はこんな感じ。
左偏重な感じが見られます。ブンちゃんと大然のコンビネーションが合ってくればもっとチャンス作れますかねぇ…?
その他気になった数字
※右側がマリノスの数字
パス成功率88%、クロス成功率も20%という中、得点できたのはチアゴのPKによる1点のみ…。
以下に広島に固められてシュートが打てなかったかを物語っているように感じます。
26 - 広島は第32節横浜FM戦で26回のインターセプトを記録(26回)。J1の2017年シーズン以降では、1試合でチーム最多だった。迎撃。 pic.twitter.com/vmf8NANY2V
— OptaJiro (@OptaJiro) 2020年10月28日
攻めてもインターセプト26回もされてたんですね…。
22連戦を数字で振り返る
8/15の大分戦を皮切りに始まった22連戦がこの広島戦を最後に終了しました。
改めて振り返りたいと思います。
以下の数字はルヴァンの試合での数も含めています。
■22連戦試合数
・ホームゲーム:11試合
・アウェイゲーム:11試合
■22連戦中の勝敗
・22試合中11勝8敗3分
※ルヴァンカップでのPKでの勝利も勝利数に含めています(本当は含めてはだめなのかもしれないが)
・ルヴァンのPKでの勝利を引き分けとするならば、22試合中10勝8敗4分という結果
・リーグ戦のみだと20試合中10勝7敗3分
→(結果)なんとか勝ち越し。
■ホーム・アウェイ別勝敗
・ホームゲーム:6勝4敗1分
・アウェイゲーム:5勝4敗2分
※ルヴァンカップでのPKでの勝利も勝利数に含めています
→(結果)ホームゲームでの勝利数が僅かに上回る状況
■リーグ戦のみホーム・アウェイ別勝敗
・ホームゲーム:6勝3敗1分
・アウェイゲーム:4勝4敗2分
→(結果)ホームゲームでの勝利数が多かった
■平日・土日別勝敗
・水曜日:6勝3敗2分
・土日:5勝5敗1分
※ルヴァンカップでのPKでの勝利も勝利数に含めています
→(結果)水曜日のほうが勝率が良い
■リーグ戦のみの平日・土日別勝敗
・水曜日:5勝2敗2分
・土日:5勝5敗1分
→(結果)リーグ戦に関しては勝利数は同じ
■22連戦中の得点数
合計:43ゴール
※オウンゴールは含めておりません
■ホーム・アウェイ別得点
・ホームゲーム:24得点
・アウェイゲーム:19得点
※ルヴァンでの得点も含みます。オウンゴールは含めておりません
→(結果)ホームゲームの方が得点数が多い
■リーグ戦のみホーム・アウェイ別得点
・ホームゲーム:24得点
・アウェイゲーム:18得点
■ゴール内訳
・エリキ:12ゴール
・ジュニサン:10ゴール
・マルコス:6ゴール
・仲川:2ゴール
・渡辺:2ゴール
・エジガル:2ゴール
・前田:2ゴール
・チアゴ:1ゴール
・水沼:1ゴール
・小池:1ゴール
・松原:1ゴール
・天野:1ゴール(唯一のルヴァンでのゴール)
・畠中:1ゴール
・オナイウ:1ゴール
→(結果)22連戦中の得点王は12ゴールのエリキでした
まとめ
・チャンスがあるときに決めきれなきゃ勝てない(まるでFC東京戦の逆パターン)
・シュートをもっと打ってもよかったのでは?多少強引になっても
・でも、上手くは行かなかったけども、大然からの低いクロスから中の選手が詰めてシュートという得意なかたちは少し見られた。
・あまじゅんのコメントより
「今日の試合は、最初に自分たちが3回ぐらいビッグチャンスがあったなかで決め切れなくて、逆にああいう形で1回のチャンスで先制されてしまいました。やはり広島のような守備ブロックをしっかり敷いてくる相手だと、こういう試合展開になってしまうと思います。
ただ先制されてからも、サイドで数的優位をつくりながらしっかり崩せたと思います。その精度を上げていくことが大事だと思います。絶対に、これからもこういう展開のゲームはあるので、そこで成功体験を徐々につくっていくというのも大事だと思います
自分がどちらかのサイドに出ることによって数的優位をつくれて突破できているシーンというのはここ最近多いのですが、そこは意識的にやっていますし、チームでピッチ上に出ている11人が同じサッカー観でプレーできていると思います。そこの崩しの部分の共通認識は皆、合っていますから、あとは精度だと思うので、これから上げていきたいです」
というコメントを読むと、あまじゅんはどうしても左に寄って来ることを考えると、ナベコが負傷し交代したあと、2ボランチに変化したことにより、右サイドの数的優位が作れなかったということでしょうか???
・ナベコ(=渡辺)の怪我の程度が気になります。どうか、軽傷であってほしいです。
・次節は槙之輔(=畠中)が出場停止 。チアゴ&槙人コンビになるか?
・22連戦本当にお疲れさまでした!
けが人が出ながらもボスは本当に選手を上手くローテーションさせるだけでこの連戦を乗り切ってきました。
おかげでチーム全体の底上げにはつながったかもしれませんね。
その連戦のおかげで槙人だったり、ナベコが成長したと思うので。
でも、もう22連戦というのは選手にとってもスタッフにとっても、また選手を支えるご家族にとってもとても大変だったと思うので、このコロナの状況が続く以上、今後は難しいかもしれませんが少しでも選手への負担が軽くなるような日程にしていただけることを願いたいです。
・次の鹿島戦に向けて身体も心も少しリフレッシュしてくださいね。
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はメンバー入りするも出番なしでした。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は難しいですね…3失点ですし、ノーゴールですし。
とくにこの選手が特別良かったということも少ないですし。
ですが、小池龍太選手にしたいと思います!
(理由)
・この日チームイチの走行距離。スプリント回数2位。
・怪我なく22連戦乗り切りました。
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Jリーグ公式サイト
・Sofascore
・スパイア