2020 J1 第30節 川崎フロンターレ ー 横浜F・マリノス
2020年J1第30節 川崎フロンターレ ー 横浜F・マリノス
2020年11月18日(水)
等々力陸上競技場 19:03キックオフ
天気:晴
主審:木村 博之
川崎フロンターレ 3-1 横浜F・マリノス
マリノス得点者:畠中槙之輔(59分)
警告:高丘陽平(退場)、松原健(累積3枚)、マルコスジュニオール(累積4枚→次節出場停止)、ティーラトン(累積4枚→次節出場停止)、チアゴマルティンス(累積2枚)
ACLのためカタールに出発する前最後の試合となったこの試合、本来ならば多くのマリノスサポーターが駆けつけたかったはずです。
そして、勝って、ACLに向けて勢いをつけたいところだったわけですが。
スタメン
控え:オビ、高野、實藤、渡辺、天野、仲川、オナイウ
おそらくACLもこのメンバーがメインメンバーとなるのかなと思われますが、外国人枠の都合誰かが入れ替わる可能性がありますが、概ねこのメンバーがスタメンとなることが多いかもしれません。
浦和戦で好パフォーマンスを見せた小池龍太や伊藤槙人はこの試合はメンバー外でした。
試合の超ざっくり振り返り
試合は拮抗した展開。どちらに点が入るのか緊張感が漂っていました。
中盤でのせめぎあいが続き、前半が終わろうとしていた頃ループシュートをペナルティエリア外で手で止めてしまった高丘。
決定機阻止ということで一発レッドで退場…。
しかし、GK無しで戦うのは無理。ということで、宏太を下げてオビを投入。
オビは入って直後にFKを止める大仕事。
前半は0-0で終えて折り返す。
だが、後半頭から川崎は選手を交代し、ギアを上げることを試みる。
先制したのは川崎。でもその直後CKを得たマリノス。槙之輔のヘディングが決まり同点。
人数こそ11人vs10人になっていたものの、1人足りないことを感じさせないマリノス。
でも、川崎に攻められる時間が長く、マリノスはカウンターで応じる流れ。
オビが度重なる好セーブを連発!
そんなハラハラした展開でこのままドローで終われば…とよぎった頃に
90分、そしてアディショナルタイムに追加点を奪われて試合終了となったのでした。
ACL前最後の試合は残念ながら敗戦で終わりました。
気になったポイント
今回の気になったポイントはこちら
・喜田→天野の交代について
この試合、喜田さんを58分と割と早い時間に交代させています。
先制されたあとであること、川崎に押し込まれていることを考えるとあまじゅんを投入して、より攻撃的にするのは納得です。
でも、なぜ喜田さんを下げたのか?
(仮説)
おそらくタカのロングボールでの展開力を利用したかったのではないか?
マリノスは攻め込まれている。しかも10人という状況、前に押し上げるにはカウンターしかない。
であれば、タカのロングフィードを使いたかったのかなと考えました。喜田さんはあまりロングボール使わないですからね。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッション)
※右側がマリノスの数字
ポゼッションはやはり川崎のほうが上回る。
(AttackMomentum)
こうして改めて見るとこれだけ川崎の攻撃的な時間帯が多かったにも関わらず90分に失点するまでよく耐えていたなと思います。
(シュート数内訳)
公式記録によるとたったの4本…。なんとも寂しい限り。
内訳
・★チアゴ:1本
・★畠中:1本
・★エリキ:1本
・★水沼:1本
★=スタメン出場した選手
走行距離とスプリント回数
走行距離が川崎より下回ってますね。相手より下回るのは珍しいかも。
プレーエリア
その他の数字
※右側がマリノスの数字
インターセプト数が川崎より上回っていたのは意外でした。
まとめ
・2点差ついてしまったものの、お互いのプライドと戦術のクオリティがぶつかり合う好ゲームだった
・喜田さんのコメントを読むと、ちょっといろいろと背負いすぎていないかと心配に…アウェイ湘南戦のときもサポーターに挨拶に来た際に最後まで頭を上げなかった姿を見たときにそう感じました。
まず今日の敗因は、陽平の退場のきっかけをつくった自分のパスミスだと思います。やはり10人になったらゲームが難しくなるのは当たり前のことなので、むしろそれまでのチームのパフォーマンスだとか、10人になってからの皆の闘う姿勢などは賞賛されるべきものだと思います。
チーム、選手、スタッフの準備に何一つ問題はなかったし、自信を失う必要はまったくないと自分は思います。陽平自身も責任を感じる必要は一切ないし、チームも自信を失う必要は全くないパフォーマンス、内容だと思いました。
今日のゲームから、何を上げなければいけないかと言われれば、自分がミスをしない力だと思います。あのワンプレーのきっかけをつくった自分のパスミス、たった一本のパスミスかもしれませんけれども、その一本がゲームの勝敗を分ける、そういう厳しい世界にいます。本当に自分一人の責任だと思うので、そこはチームに迷惑をかけたという気持ちでいっぱいです
・高丘の退場は高丘が手で止めざるを得ない状況になってしまったのが良くなかった
・オビ、好セーブ連発!よく頑張った。オビが止めなきゃもっと失点していたかもしれない
・マルコスの負傷は軽傷であってほしい(ボスは大丈夫と言っているけれども)
・高丘、結局リーグ戦1勝もできず終了(勝たせてあげたかった)。マリノスのサッカーに慣れるにはまだ時間がかかりそう
・しっかり切り替えてACLにのぞもう!
・梶川、怪我の具合はどうでしょうか?(練習には普通に参加しているようですが)
この日の推し選手
ケニーこと松原健、スタメンフル出場!
この試合ではどちらかというと左サイドからの攻撃が多く、どちらかというと守備に追われることが多かったと思います。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞はもちろんこの選手。オビ・パウエル・オビンナ選手です。
(理由)
J1で2試合目の出場、しかも急遽の出場だったにも関わらず好セーブ連発!本当によく頑張りました。きっと浦和戦、そしてこの川崎戦で何試合分の大きな経験ができたと思います。今後の成長に期待したいと思います。
最後に
最大約1ヶ月間のACLという戦いの場に立つことになるマリノス。
残念ながら私達サポーターは現地に行って応援することができません。
リーグ戦では思うような結果を残すことはできなかったかもしれません。
ただ、タイトル獲得のチャンスです。でも、簡単にはいかない難しい舞台です。
そんな舞台に立てることだけでもすばらしいことですが、どうか目標の「ACL優勝」に向けてマリノスファミリー全員の力を結集し挑んでいきたいですね。
私達サポーターにできることはただ一つ。選手を応援すること。
日本から見守りましょう!
ひとりひとりの気持ちを合わせて、辿り着こうぜ最高の場所へ!
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Jリーグ公式サイト
・Sofascore
・スパイア