【テレビ観戦記】2020ACL グループステージ第3節 上海上港 - 横浜F・マリノス
2020ACL グループステージ第3節 上海上港-横浜F・マリノス
2020年11月25日(水)
Al Janoub Stadium 22:00キックオフ
天気:晴
主審:アリ サバ アルカイシ
上海上港 0-1 横浜F・マリノス
マリノス得点者:天野純(90分)
警告:小池龍太(累積1枚)
いよいよ再開しましたACL。
マリノスはこれまで2試合行い2連勝勝ち点6で首位の状況から再開となりました。
スタメン
控え:高丘、伊藤、高野、實藤、松原、渡辺、天野、喜田、仲川、オナイウ
ACLは10人までベンチ入りできるのが良いですね。
梶川は練習はみんなと一緒にやっているそうですが、控えにも入らないというのはどうしたのでしょうか…。
試合の超ざっくり振り返り
ハイライト|AFCチャンピオンズリーグGS第3節|vs上海上港
上海はフッキ、オスカル、アーロン・ムーイといった助っ人が揃い手強いぞと思っていましたが案の定といったところでしょうか。
上海は、スタートポジションは4バックのようになっていますが、実際は5バック担っているように見えました。
そのためかマリノスがボールを握る展開が続くも、固い守備を敷く最後の3分の1で崩しきれずという状況が続きます。
Jリーグとのジャッジ基準が異なり軽い接触プレーでも笛が吹かれたりと、その面に適応するのも大変。
大然など惜しいシュートもあったものの決まらず。前半は0-0で折り返す。
後半頭から和田さんに替え喜田さんを投入、龍太(=小池)の負傷というアクシデントがあり健さん(=松原)をとボスは交代カードを切る。
63分にテル、高野を両WGに入れてるもなかなか状況は変わらない。
しかし上海に流れが傾きつつあったころ、健さんがペナルティエリア内で相手選手を倒してしまったということでPKの判定。
PKのキッカーはオスカル。オビは川崎戦に続き右手一本横っ飛びでPKを止める。
(深夜に「オビーーーー!」と叫んじゃったよね)
いよいよこのままスコアレスで終わるのかとよぎった頃、高野のクロスをテルがヘディング、GKに止められるもそのこぼれ球に詰めたあまじゅんが押し込みゴール!
(ここでも「よっしゃ、あまじゅん!」と叫んだ。ご近所さんすみません)
それを守りきり再開後初戦を勝利で終えたのでした。
気になったポイント
今回の気になったポイントはこちら
・交代の意図
水沼→仲川
前田→高野
この交代についてはわかりやすいのではないでしょうか。
同じポジションの交代なのではありますが、テルや高野はサイドの深くまで前進できるのでその点を利用したかったのではないかと思います。
宏太は深くまでえぐってクロスというより、どちらかというとアーリークロスが多いですからね。宏太のクロスはだいぶ警戒されているようにも見えましたし。
マルコス→天野
この交代も同ポジションの交代ですが、あまじゅんが狭いところに入っていくのが得意なイメージがあるので、5バックを敷く上海の最終ラインの隙間を突くことを狙ったのかもしれません。
気になったのはこちらの交代。
和田→喜田
同じボランチポジションの交代ではありますが、個人的には「???」となりました。
試合前日会見が喜田さんではなくタカだった時点で「喜田さんはスタメンじゃないのかも」とは思ったのですが、そこで出場した和田さんを後半頭から交代させて喜田さんを投入したのはなぜだったのか。
Sofascoreのスタッツ比較


AFC公式サイトのヒートマップ


※左側が和田さんのヒートマップです
AFC公式サイトのボールタッチポイント


※左側が和田さんのタッチマップ(ボールに触れた場所)です
比較してみると
・喜田さんのヒートマップの色の濃い部分が若干和田さんより前目でキープしている
・喜田さんのボールタッチ数が多い
・喜田さんのデュエル勝利数が多い
ということから推測するに、ボスは
1,もっと球際激しく行ってほしいことを要望した
2,ハイラインを維持するために前目のポジションに立ってほしい
ということを喜田さんに要望したのではないでしょうか。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ACLはデータ数が色々多いので省略します。
この記事の最後にリンクを貼っておくので確認してみてください。
ACLの公式サイトにはJリーグより様々なデータを見ることができるので楽しいですよ。
まとめ
・交代が成功して再開初戦を勝利!
・でも、この勝利に向けて勢いづけたのはオビのPKストップ!
・Jリーグの感覚で相手選手に挑んでいくとファウルを取られやすいので要注意!
・龍太、どうか軽傷でありますように…
・次も同じ上海上港との対戦。相手は今回の試合を受けてどう出てくるか。
・この試合の勝利をきっかけに勢いづけていこう!
この日の推し選手
ケニーこと松原健、53分から途中出場!
龍太負傷により急きょの出場となりましたが、テルとのコンビネーションはさすがでしたね。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞はもちろんこの選手。オビ・パウエル・オビンナ選手です。
(理由)
もちろんPKストップです!これをきっかけにチーム全体が「よしっ!」と気合いを入れ直したはずです。
そして何よりすごいのが、
#ICYMI, here's *that* moment 🧤#ACL2020 | @prompt_fmarinos pic.twitter.com/tgQHuoKcYX
— #ACL2020 (@TheAFCCL) 2020年11月26日
動き出す前にプレジャンプと言って一旦小さくジャンプする選手が多いのですが、オビは全くプレジャンプしていないんですよね。
そしてオビがギリギリのギリまで動かなかったこともありオスカルもオビの動きが読みきれなかったというのがあるかもしれません。
本当に素晴らしいプレーでした。
しかもどうやら本人コースを読んでいたそうですよ。
(PKのシーン、どういう予測と準備をしていたのか?)自分は試合経験は少ないし若いといわれるかもしれませんが、このときのために、これまでずっと毎日しっかりと練習を積んで来たので、焦りや緊張はありませんでした。ここで結果を残すためにやって来たのですから、自信を持ってプレーできました。PKの相手のシュートはいいコースでしたけれども、読みどおり、しっかりと弾けたので良かったです。
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Sofascore
・AFC公式サイト