【テレビ観戦記】2020ACL グループステージ第4節 横浜F・マリノス - 上海上港
2020ACL グループステージ第4節 横浜F・マリノス - 上海上港
2020年11月28日(土)
Al Janoub Stadium 22:00キックオフ
天気:晴
主審:モハンメド アブドゥラ ハッサン
横浜F・マリノス 1-2 上海上港
マリノス得点者:オナイウ阿道(21分)
警告:伊藤槙人(累積1枚)、實藤友紀(累積1枚)
スタメン
※喜田さんと和田さんが逆だったかもしれません…
控え:梶川、チアゴ、畠中、ティーラトン、水沼、渡辺、扇原、松田、大津、マルコス
前節とスタメンを8人替えてきました。上海も8人替えてきたそうです。
試合の超ざっくり振り返り
ハイライト|AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第4節|vs上海上港
マリノスの得意芸ハイラインを真似するかのようにハイラインで来た上海。
そのためなのか立ち上がりから両者積極的に責め合う展開に。
先制したのは上海。CKのセットプレーから決められる形。
でも、その直後、健さん→テルへのホットラインから地を這う速いクロスをオナイウが押し込み同点。
その後も惜しいシーンがあったものの、そのまま前半終了。
後半頭から3人を交代してきた上海はギアを上げる。
それでもマリノスは何度か惜しいシーンを作るも決めきれず。
しまいには上海に2点目を決められてしまう。
後半になって引いて守るようになった上海の守備を崩しきれずそのまま試合終了。
残念ながらこの試合で決勝トーナメント進出は決められず、次節に持ち越しとなりました。
気になったポイント
今回の気になったポイントは2点。まずはこちら。
※黄色がマリノスのスタッツです
AFC公式サイトのスタッツによると、マリノスのCKは11本。
この11本を1本ずつ試合を見直してカウントしました。
ハイボール(高さのあるボール):7本
ショートコーナー:4本
1本目(17分):キッカーあまじゅん、ファーの槙人へ
2本目(27分):キッカーあまじゅん、ファーのテルへ(ミスキックの可能性も)
3本目(37分):キッカーあまじゅん、ファーのサネへ
4本目(42分):キッカーあまじゅん、ニアの大然へ
5本目(43分)★:キッカー大然、ショートコーナーで高野へ
6本目(47分)★:キッカー健さん、ショートコーナーであまじゅんへ
7本目(48分)★:キッカーあまじゅん、ショートコーナーで大然へ
8本目(48分):キッカーあまじゅん、ニアのオナイウへ
9本目(59分):キッカーあまじゅん、ファーの槙人へ
10本目(73分):キッカー宏太、センターのオナイウへ(?)
11本目(79分)★:キッカーマルコス、ショートコーナーでブンちゃんへ
ちなみに上海上港のDF陣ですが、
24番:身長184センチ(→後半から交代で入った4番の選手の身長180センチ)
28番:身長181センチ
13番:身長189センチ
21番:身長183センチ
37番:身長177センチ
と大型揃い。
マリノスでCKのターゲットになりうる選手はオナイウが180センチ、槙人が183センチ、サネさん179センチと上海の選手より小型。
それなのにも関わらずショートコーナーを多用しなかったんですよね。
おそらくキッカーがあまじゅんがほとんどだったということもあり、ピンポイントで合わせられると思ったのでしょうが、もう少しショートコーナーを使ってタイミングをずらすことで相手の守備を揺さぶっても良かったのかなと個人的には思いました。
もう一つ気になったのがこちら。
2,5バックを崩す方法はあるのか?(推論)
上海上港DF陣(5バック)のヒートマップを比較してみます
左側が前半、右側が後半のヒートマップです。
AFCの公式サイト、ご親切にここまで情報公開してくれるのはありがたいです。
ということはさておき、明らかに後半のほうが引いて守ってるのがわかるかと思います。
さて、これをどう崩すのか?戦術についてはどどどど素人の自分が考えてみようと思います。(マンチェスターシティっていつもどうしてたっけ?というのを思い浮かべながら考えてみました)
1,WGがぶっちぎって、相手DFが整う前に低いクロスを入れる(要するに前半のオナイウの得点シーンのような形)
2,真ん中に楔となる選手を置き、一旦そこを経由してタイミングをずらしてシュート
3,真ん中に選手を置き、ターンしてシュート
4,相手DFの間の狭い隙間を突っ切って縦深くまでえぐって中にクロスを入れる
5,相手DFの間の狭い隙間を突っ切るのを狙って、そこに別の選手がパスを出し、突っ切った選手がシュートまで行く
あああ…考えてみたらシルバやデ・ブライネ、アグエロがほしいと思ってしまいました。
でも、1はできなくはないと思うんですよ。大然・テル・詠太郎・高野、このあたりでできるかと。
2はオナイウなり、マルコスが楔となるとか?
3はエジガルが得意そうだけど…いないし難しいかな
4はあまじゅんやナベコ(=渡辺)ならできるかも
5は狭いところにパスを出せる選手が必要なので誰かいるだろうか…???
と机上の空論ばかりになってしまいましたが。
まとめ
・スタメン8人入れ替えてもそこまでクオリティは落ちなかった
ボスのコメントにもこうありますし。
この間のスタメンから、大きくメンバーを代えました。このハードな大会を11人で戦っていくわけではありません。ここにやって来た全メンバーが良い準備をしてやっていくことが大事だと思います。次の試合、全北戦に良い準備をすることが大事です。そこでも自分たちのサッカーという部分で、今日以上のパフォーマンスを見せることができればいいと思います。その次のシドニー戦も同様です。しっかりいい準備をしていきたいと思っています
・決めきることが大事!
・後半相手が引く前までに追加点が欲しかった
・Jリーグとの審判のジャッジの違いにそろそろアジャストしよう。無駄なカードをもらうのはもったいない
・この試合のテルと大然の両WGは中を見ずにどんどんクロスを供給していた。とても良かったと思う
(昨年の形だよ、うんうん!とうなずきながら見ていました)
・そろそろ5バックなり引いて守る相手を崩す型を見つけないときついかな
・個人的にはナベコや詠太郎を入れてみても良かったかなと思っている
・次の全北現代戦で必ず勝利を!
・あまじゅんの怪我は大丈夫だろうか…
この日の推し選手
ケニーこと松原健、スタメンフル出場!
惜しいシュートが1本ありましたが、決められず。
それより、オナイウの同点ゴールの起点となったケニーのテルへのパス。
さすがですね。阿吽の呼吸って感じでした。
【この試合の頑張ったで賞】
負け試合なのでとても難しいのですが…同点ゴールを決めたオナイウ阿道選手にしたいと思います。
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Sofascore
・AFC公式サイト