【観戦記】2021 J1 第1節 川崎フロンターレ ー 横浜F・マリノス
2021年J1第1節 川崎フロンターレ ー 横浜F・マリノス
2021年2月26日(金)
等々力陸上競技場 18:04キックオフ
天気:曇
主審:西村 雄一
川崎フロンターレ 2-0 横浜F・マリノス
マリノス得点者:
警告:天野純(累積1枚)
2021年シーズンが開幕しました。いよいよ始まったなという感じですね。
ただ、まだイマイチ気持ちが盛り上がらないというか…複雑な心境です。
最も近いアウェイゲームでありながら、コロナ禍における緊急事態宣言による観客数5,000人上限+ビジター席の設置無しということで試合も観に行けない(忍者になれば見れたけど…)、キャンプも観に行けず報道だけではチームの完成度もわからない。
そんな状況の中で迎えた開幕戦。新しいユニフォームを着たい、相手は昨年王者川崎ならば声を出して応援したい、本来ならばものすごくワクワクして迎えるわけですが。選手を自宅から応援するのはとてももどかしかったです。
ということで、今年もできる限り書こうと思っているつもりですが、昨年
試合観る→試合見直す→ブログ書く→自分で撮影した写真見直す→写真をアップする
という一連の流れがかなりハードすぎたため、途中でやめる可能性も…。
といった先からこの記事は試合を見直さずに書いておりますので、あらかじめご了承を。
スタメン
控え:高丘、伊藤、高野、松原、水沼、渡辺、前田
エウベル、喜田さん、マルコスがいないというのも大きいですが、驚いたのは
・GKがオビ
→メディアの情報を見聞きした感じでは1stGKは高丘、2ndGKは梶川のような気がしていたのですが、なんとオビが開幕スタメン。
・左WGが高卒ルーキー樺山
→エウベルが負傷ということで、前田大然がこの位置に入ることもあったかと思うのですが、キャンプ中好調だったらしい高卒ルーキー樺山くんを起用。
・右WBに和田さん
→ここはケニー(=松原)や小池が入るのかなと思ったのですが、和田さんが入ったのもポイントでした。
試合の超ざっくり振り返り
この試合、メモを取りながら観戦していたのですが、そのメモの内容をここに記したいと思います。
(前半)
・ボール保持時ティーラトン、和田が中に入る
・守備時は5バックか?いや4バック
・天野が右サイドにも顔を出すようになった。いつも左ばかりなのに
・オビの起用は昨年の川崎戦のPerformanceによるものか?
→(試合後考えてみたら)今になって考えると、たぶん川崎に押し込まれることを想定して、その状況を打破するにはオビのハーフウェイラインを越えるキック力で形勢逆転させたかった(=ラインを上げたかった)のかもしれません
・WBはこれまで以上に中に入るのかも?(扇原の位置あたりに)
・プレスが弱い(取り切れない)
・WGにボールが入らない(とくにテルに)
・リスタートは早めかも
・ティーラトン、まだコンディション上がりきってないか?
・オビのナイスセーブで凌ぐ前半
・マリノス左サイド崩されすぎ。
・樺山、攻撃で仕掛けるのは良いが守備はまだまだ課題が。
・ティーラトン、ボール保持時だけでなく、守備のときも中に入っている気がする。なぜ?
・川崎のプレス早め
・マリノス、ポジション取り、パス出し時に迷いが…
・後ろが重い
前半総括:オビと樺山がよかった。以上。
(後半)
・交代:樺山→大然、扇原→宏太
→樺山良かったのに…
・マリノス4バックに変更
・オビから良いフィードが出る
・ボールが回るようになった
・ピッチ上の声が聞こえるようになった(宏太か?)
・大然のプレスが良い
・飲水タイムまでには1点返したい
→実際は無理だった…
・偽SBやらなくなった
・交代:ティーラトン→高野、岩田→松原
・この交代は2トップに精度の良いクロスを入れるための交代か?
・そういえば、今年はショートコーナーやらないのか?
・今年もセットプレーからの得点は期待できそうにない
・サイドチェンジ少なめ
・交代:和田→渡辺
・この交代は和田の疲労によるものだと思う
・クロスがなかなか入れさせてもらえない
・決定機決めないと!
・後半のほうがボール回ってた
・大然の取り切る守備が良い
後半総括:決定機決めないと!大然良かった。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッションとシュート数)
左から試合全体→前半→後半の記録です。
各項目の左側が川崎の数字、右側がマリノスの数字
試合全体で見るとマリノスのほうがボールポゼッションとしては良かったんですね。
そんな感じには見えませんでしたが…。
それにしても前半と後半でこんなにも変わるのかというほどの正反対になってますよね。
(AttackMomentum)
左半分(=前半)と右半分(=後半)でこんなにくっきりと変わるものかと。
後半ぐらいの攻勢が前半にもできていたら…
(公式記録によるシュート数)
内訳
・★仲川:3本
・★オナイウ:2本
・★畠中、★天野、★和田、水沼、渡辺:1本
★=スタメン出場した選手
走行距離とスプリント回数
無駄走りをしないという川崎もマリノスとほぼ変わらないほど走ってますね。
前田大然は後半のみの出場にも関わらず、90分出場しているオナイウ以上スプリントし、仲川並みのスプリント回数。どれだけ速いんだ…。
※参考:2019年、2020年の平均走行距離
改めてこう見てみると川崎がいかに走らずともポゼッションサッカーをしているかという感じですね。
川崎は走らずともポゼッションできる、マリノスは走ってポゼッションする。
この違いは…???
(その他気になった数字)
左から試合全体→前半→後半の記録です。
各項目の左側が川崎の数字、右側がマリノスの数字
気になったのは
・ゴールキーパーのセーブ数:オビは前半で5本、後半で1本止めていること
→本当に助かりました
・パス成功率はとくに大きな差はない
・ロングパスは川崎のほうが頻度も精度もよい
→マリノスも頻度と精度を上げるとサイドからのクロス以外の攻撃パターンができそうな気がするのですが…。
・クロスの精度:川崎がマリノスのクロスに対してしっかり読んでましたからね…
まとめ
・前半、新しいやり方で探り探りやっている上に川崎のプレス圧力がすごくてビビりすぎたかなと…
・後半のシステム変更は慣れている4バックで自信を持ってやれば川崎相手であろうとしっかりできるんだよとボスは伝えたかったのかもしれません。
[ アンジェ ポステコグルー監督 ]
良いゲームではありませんでした。自分たちのサッカーがまったくできない試合でした。--後半、改善した要因はどのようにお考えでしょうか。
メンタル的に前半は決してやってはいけない内容でした。強い気持ちを持ってプレーしないといけません。良い日ではありませんでしたし、あのようなパフォーマンスは見たくありません。修正したいと思います。
・次節は相手がどうであろうと、日和らず、自分たちのサッカーを貫いてほしいなと思います。うまく行かずとも、前後半の飲水タイムぐらいまでには修正できると良いなと。
・まだまだ1試合終わったばかり。立て直そう!
この日の推し選手
・最推し:ケニーこと松原健、73分より途中出場!
・2推し:テルこと仲川輝人、スタメンフル出場!
・3推し:槙之輔こと畠中槙之輔:スタメンフル出場!
(襟足が短すぎてサザエさんのワカメちゃんかと思ったことはヒミツ)
・4推し:喜田さんこと喜田拓也:ケガにより欠場
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は何度もあったピンチをブロックして止めたオビパウエルオビンナ選手にします。
彼の好セーブが無ければもっと残念な試合になっていたかもしれません。
今回の記事を書くにあたって参考にしたサイト
・Sofascore
・Jリーグ公式サイト
・Jリーグ公式サイト(2019年平均走行距離)
・Jリーグ公式サイト(2020年平均走行距離)