2019年 ルヴァンカップ グループステージ 第1節 コンサドーレ札幌
2019年ルヴァンカップ グループステージ第1節 横浜F・マリノスーコンサドーレ札幌
2019年3月6日(水)
ニッパツ三ツ沢球技場 19:33キックオフ
天気:曇り
主審:井上知大
横浜F・マリノス 1-1 コンサドーレ札幌
マリノス得点者:大津祐樹(56分)
警告:栗原勇蔵(累積1枚)、仲川輝人(累積1枚)
昨年あと一歩のところで逃してしまったルヴァンカップ。
今年はその悔しい思いをぶつけるべく新たなメンバーを加えて戦いが始まりました。
この試合の感想を一言で言うなら「楽しかったけど、勝ちたかった」というところでしょうか。
スタメンは
朴
山田、栗原、ドゥシャン、ティーラトン
扇原
大津、三好
イッペイ、李、遠藤
契約の都合、リーグ戦で次節出場できない三好選手以外の選手たちは今シーズン初スタメンになります。
アピール合戦
今シーズン初スタメンとなった面々は昨年のルヴァンをきっかけにブレイクした仲川選手のようにリーグ戦メンバーに入るべく熱いアピール合戦が繰り広げられます。リーグ戦メンバーとの違いを見せるべく。
大津選手は前からのハードなプレス、イッペイ選手のデュエルでは負けないというゴリゴリ感、遠藤選手のドリブルからの突破などなど。結果を残してリーグ戦に出る!そんな強い気持ちがひしひしと伝わってきます。
ただ気になる点も…
序盤は力みすぎたのか、ちょっと硬いなという印象。前半はパスの出し先に迷ってる感じ。探り探りに。でも、後半失点してからは開き直ったのか迷いがなくなったように見えました。ただ、試合全体通して味方同士の距離感がちょっと遠かったように思います。それとイケイケドンドンなリズムだったので、もう少しリズムに緩急をつけても良かったのではないでしょうか。
あと、ピッチ内でのコミュニケーションが少なめだったかな。
ひとりだけ異次元
三好選手、ひとりだけ異次元すぎます。
決定機はほぼ三好選手が絡み、素晴らしいパフォーマンスでした。センターバックからのビルドアップが少ないというか、扇原選手がジェイ選手にマークされているためにパスの出し先に困ってると見るやアンカーポジションの位置まで受けに来たり。
年代別代表で何度も一緒にプレーしてるため遠藤選手の扱い方もよくわかってるし。(おかげで遠藤選手が何度も突破してシュートまで行けたので感謝しかないです)
広い視野を持ちスルーパスや、自分でドリブルで持ち上がってみたり。早くも欠かせない存在になっています。
三好選手をタダでとは言いませんので、マリノスにいただけませんか?
今年のマリノスを象徴するかのようなゴール
遠藤選手から阿吽の呼吸で三好選手にパス。
三好選手がドリブルで持ち上がり、ゴールに向かう李選手にスルーパス。
李選手に札幌の選手が食いついたためにできたスペースに斜めに走り込んできた大津選手に李選手がパス。それを大津選手がシュート!
流れるように決まった素晴らしいゴール。美しい!
失点してからさほど時間を開けずに追いつけたのでホッとしました。
しかし、この試合でマリノスは26本のシュートを打っているのですが、決まったのは1本。相手の菅野選手のセーブも素晴らしかったのもありますが、決めきりたかったですね。
新加入選手は
·朴選手:
キャンプに行かれた方から話には聞いていましたが、ずっとコーチングをし、躊躇せず前に飛び出したりキャッチしたり。姿勢も良く堂々としていて、見ていて好感が持てました。飯倉選手と遜色なかったと思います。ビッグセーブもありましたし。こんな素晴らしい選手が昨シーズンまでJ3でプレーしてたのが信じられないくらいです。コーチングが声援でかき消され気味だったのでどこまで聞こえていたかはわかりませんが。J1のスピードに慣れてくると良さがもっと発揮されてくるかもしれません。
·ティーラトン選手:
マリノスのサイドバックの特徴的な内側に入るやり方。最初はタイミングに戸惑ってる印象でしたが、徐々に慣れてきたのか初めての公式戦でしたが良かったと思います。セットプレーのキッカーもつとめ、怪我明けとは言えども頑張ってたと思います。ウォーミングアップでピッチに出てきた時に長い時間祈りを捧げる姿が印象的でした。
·李選手:
印象的には「俺が」というタイプなのかなと加入前は思ってましたが、そんなイメージは見事に覆されました。周りを活かすプレーをしたり、もう少しわがままになって自分でシュート打っても良いのかなとも思いました。見ていてとても華がある選手だなと思いました。
この日の推し選手は
私が推してる遠藤選手と山田選手ですが、
·遠藤選手:
身体、だいぶ鍛えましたかね?腕もたくましくなり、そう簡単には倒れなくなりました。
それと、前半ニアにシュートを打って入らなかったのを考慮してか、後半にはファーにシュートを打ったりと打ち分けてみたり。ちょっと成長しましたかね。
もう少し気持ちに余裕を持って周りが見えるようになるとさらに良いと思いますよ。何回かはそれができて後半、大津選手にパス出してたりしてたのですから。まだまだこれから!三好選手に触発されてどんどん成長しましょう!
·山田選手:
この日は不慣れな右サイドバックでプレー。マリノスのサイドバックの特徴でもある内側に入るプレーも頑張ってました。
ただ、イッペイ選手や大津選手と被るシーンもあったと思うので、そこは今後改善ですかね。
まとめ
守備陣の連携はまだまだ課題がありそうでしたが、初戦ですしこれからさらに良くなっていくことでしょう。
ドゥシャン選手、栗原選手ともに跳ね返すのは得意ですのでさすがのプレーでしたね。
ドゥシャン選手は遠藤選手にパスを出すという昨年はあまり見られなかったような新たなチャレンジもあったので、みんなそれぞれの課題に向き合い少しずつ成長しているなと。
この試合で交代は1枠しか交代してないんですよね。リーグ戦に向けてアピールするだけの十分な時間を与えてあげようとするボスからのメッセージだったのかなと思いました。
【この試合の頑張ったで賞】
三好選手と迷いましたが、大津選手にしたいと思います!
(理由)
·前からの献身的な守備。
·同点ゴールまでの動き
·絶対に勝ちたいという熱量
どれもすばらしかった!
【その他】
次節川崎戦、三好選手の代わりに出場するのは誰になるのか?
昨日の試合ではちょっと選ぶのは難しかったです。
大津選手なのか、マルコス選手がインサイドハーフに入って遠藤選手がウイングに入るのか、それとも広瀬選手をインサイドハーフに上げるのか。いろいろ候補があってわかりません。
日曜日に期待しましょう!