Addicted to football

サッカー観戦の記録

イングランド フットボールの旅(4日め)

更新遅れましてすみません。

さて。いよいよ旅は4日目。

今回の旅のメインイベント。Manchester City vs QPRの観戦です。

しかし、試合は15時キックオフなので、スタジアムに向かうにはまだ早い。

本当は、お隣のスタジアムか、マンチェスターを観光しようかと思ってたんですが、

優勝が決まるかどうかの大事な試合でライバルチームのスタジアムに行くなんてと思ったのと、

観光するようなところが無かったので、シティストアに行くことにしました。

しかし、スタジアム近くのストアは試合のある日は試合終了後にオープンするようなので、

街の中にある小さなストアの方に行きました。

ストアには開店早々たくさんのサポーターが詰めかけ、ユニフォームやマフラーなど

さまざまなグッズを買っていました。

自分はすでにシルバのユニフォームを持っているのですが、

アグエロのユニフォームがほしかったので購入しました。

それと、ずっとほしかったCity Magagineも2冊ほど購入。

買い物をすませ、いよいよスタジアムに歩いて向かうことに。

しかし、地図に書かれた通りが見つからない。

近くに警察官がいたので、道を尋ねる。

自分は英語はほとんど話せないので、聞き取った単語だけで何となく

この通りだろうと進むと、地図に書かれた通りが出てきた。

ひたすら歩く。とにかく歩く。

25分ぐらい歩いたと思います。

朝が寒いこともあり、冬物のコートを着ていたのですが、さすがに25分も歩くと暑い。

汗も出る。

周りにはもちろん歩いてスタジアムに向かうサポーターが。

歩き続けるとようやく見えてきたスタジアム。

どんどん大きく見えてくるエティハドスタジアム。

テンションが上がって、歩く速度も自然と速くなる。

そして、ようやく到着!Manchester Cityのホームスタジアム、エティハドスタジアム。

スタジアムに入る前にマッチデー・プログラムを購入。

時間的にそろそろ選手がスタジアムに到着する頃だったので、選手を待つことに。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=EsDHVPpZb00&w=560&h=315]

この到着を後ろの方で見ていました。

これが選手が乗ってくるバス。大きいですよね。

ちなみに、右側がバロテッリの後ろ姿、左側がテベスの後ろ姿です。

そして、いよいよスタジアムの中へ!

入口で簡単な荷物チェックを済ませ、中に入り自席に着席。

2階席からの観戦です。

しかし、まだキックオフまでには時間があるので、飲み物と食べ物を売店で購入し一息つく。

その後、今日の両チームのスタメン発表のアナウンスがあり、ウォーミングアップ開始です。

GKのジョー・ハートです。

キックオフ前のピッチです。

スタメン組がウォーミングアップをしています。

ベンチメンバーもウォーミングアップを開始。

キックオフまで15分45秒と迫ってきました。

こちらはシティのキャラクター。

スタジアムにはたくさんのサポーターが集まり、雰囲気は最高潮に。

いよいよ、選手入場!

キックオフ前に祈っているのでしょうか。ナスリです。

そして、緊張のキックオフを迎えます。

試合中の写真はあまり撮ってません。試合に集中して応援してました。

ポゼッション的にはシティ優位なのですが、QPRも失点しないようにとガッツリ引いて守ります。

なので、シティの強力な攻撃陣でも決めきれない時間が続き、ハラハラしつつもどかしい時間が続きます。

その後、何とかサバレタのゴールで先制し、これで勢いに乗るかと思いきや

攻撃の要であるヤヤ・トゥレが負傷。

これがシティが苦戦する予兆だったのかもしれません。

そして、前半終了。この時点で1-0でシティが勝ってる。

後半に追加点をあげ、間違いなく勝つだろうとこの時点では思っていました。

ハーフタイムが終わり、緊張の残り45分が始まろうとしています。

こちらは後半開始前のアグエロテベスです。

後半開始早々にレスコットのクリアミスからシティ失点。

オイオイ!

でも、時間はまだある。追加点をあげれば大丈夫と思いつつも、なかなか追加点が入らない。

そこに、乱闘が発生。

QPRのバートンがテベスに何やらやらかしたらしい。

しかし、自分の席からは、何が起きているのか見えない。

すぐに落ち着くかと思ったけど、なかなか乱闘はおさまるどころかさらにヒートアップ。

慌ててカメラを手にすると。

アグエロが倒れてる!

そして、バートンは退場。

自分の席からは見えませんでしたが、帰国後録画した試合を見直したら、

キャプテンのコンパニにも頭突きしてるし。

これで、シティ11人、QPR10人。シティ優位になるかと思いました。

しかし、QPRにカウンターをくらい、逆転される。

このままじゃ、負けて優勝できないと嫌な予感がしました。

自分の周りでは、ため息をついてあきらめる人、「Come ON!」と応援を続ける人、

ただただ祈る人とさまざま。

自分は泣きそうになりつつも祈っていました。まだ時間はある。

とりあえず追いつけば何かがあるかもしれないと。

録画した試合を見ると、涙を流すサポーターも。

選手たちは何本もシュートを打ち、スローインを急いで入れたり、交代する時は走って交代したりと

自分たちにできることをそれぞれ一生懸命にやり続けました。

しかし、決まらない。試合時間はもう残りわずか。

いよいよ、マズイ!本当にマズイ!

このままではお隣に優勝を持って行かれてしまう。

サポーターは応援した。祈った。奇跡を信じて。

選手も必死。とにかく必死。

アディショナルタイムは5分。

バートンの乱闘騒ぎで長めに取ってくれた。

5分もあれば大丈夫かもと思いつつも、どこか不安でいっぱい。

とにかく祈るしかなかった。

ようやく、シルバの左足で蹴ったコーナーキックがジェコの頭に合ってゴール。

やっと、追いついた!

サポーターは勝たなきゃと「行けー!」と声を出し、選手を応援。

まだ行けると。

ハートがスローインを入れたりととにかく攻め急ぐ、シティの選手たち。

もうアディショナルタイムも終わるんじゃないかと思ったその時!

最初は何が起きたのかわからなかった。

でも、アグエロがユニフォームを脱いで振り回しながらピッチを走る!

サポーターのどよめき!

ハートは目の前で手を広げて走り、他の選手たちはアグエロに折り重なる。

サポーターは飛び上がって喜び、周りでは涙を流す人も。

飛び上がるため、スタンドは地震が起きたんじゃないかと思うほど揺れる、揺れる。

自分は隣の席に座る、娘さんと一緒に観戦に来ていたおじさんとハグをして

喜びを分かち合った。

正直、泣いた。胸がいっぱいだった。

直後、試合が終了し、選手たちが喜んでいたら、1階席のサポーターたちが

ピッチに駆け込む。

選手たちは身の安全を守るため、一度ロッカールームに引き下がる。

アナウンスで「優勝セレモニーができないから戻ってください」というのが何回か流れると、

自然とサポーターたちは席に戻る。

そして、歌い、笑いとそれぞれの方法で喜びを表現する。

一方でピッチでは優勝セレモニーに向けて準備が始まります。

その時、ふと電光掲示板を見て、改めて優勝したんだなと実感したのでした。

しばらく待つと、選手たちが着替えて再登場。

試合中の険しい表情とはまったく違う表情の選手たち。ホッとし、うれしさで表情が緩む。

その後、選手たちは家族やチームメイトと喜びを分かち合います。

しばし、時間がたち選手たちがいなくなったので、スタジアムを出たのですが、

ダメ元で出待ちでもしてみるかと思ってスタジアム周辺をグルグル回ったのですが、

どこだかわからなかったので、スタジアムに隣接するストアに行くと、

選手たちが優勝セレモニーで着ていた優勝記念ユニフォームがすでに販売中。

せっかくなのでと購入しました。

ようやく、ぐったりと疲れを感じてきたので、行くときは歩いてスタジアムに向かったのに、

帰りは疲れてとても歩ける状況ではなかったので、タクシーでホテル近くの駅まで。

駅で夕食を購入し、ホテルに戻ると、ホテルからユニフォームを着た人とか、

シティのマフラーを持つサポーターを発見。

自分もユニフォームを着たまま歩いていたのですが、

お互い目が合った。

すると、その外国人サポーターが走って近寄ってきて、

「ヤッタネ!」とハグ。

国は違えど、同じシティを応援する仲間。

その時は言葉の壁みたいなものはありませんでした。

その夜はシティ優勝を伝えるニュースをはしごして見ながら夕食を食べ、

興奮した気持ちを何とか抑えつつ眠りについたのでした。