2020 J1 第12節 横浜F・マリノス ー サンフレッチェ広島
2020年J1第12節 横浜F・マリノス ー サンフレッチェ広島
2020年8月23日(日)
日産スタジアム 19:03キックオフ
天気:晴
主審:東城 穣
横浜F・マリノス 3-1 サンフレッチェ広島
マリノス得点者:マルコス・ジュニオール(44分)、ジュニオール・サントス(60分)、エリキ(90+3分)
警告:小池龍太(累積3枚)
トップチームスタッフが新型コロナウイルスに感染したとのことで前日かなり遅くまでこの試合が無事に開催されるのか心配されましたが、検査の結果みんな問題ないということで無事に開催されることとなりました。
そして、この試合は我らがキャプテン喜田さんの26歳の誕生日。そういう意味でも負けるわけにはいかない大事な一戦となりました。
スタメン
控え:梶川、高野、松原、渡辺、和田、エリキ、松田
前節結果を残した高野、ナベコ、わーぼーもしっかりベンチ入り。
大津さん、宏太は外れてしまいました。
試合の超ざっくり振り返り
マリノスは初の連勝、広島は3試合ぶりの白星を目指す戦いとなりました。
広島は守備の時には5-4-1と4-4-2を併用しながら対応しているようにも見えました。
マリノスは素早くパスを繋いで相手を左右に揺さぶりながら、タイミングを伺っていたのですが、こじ開けるのに苦戦。
最初にチャンスを作ったのは広島。だが、そのシュートはゴールから大きくハズレる形に。
その後も広島にシュートを2本打たれるも枠を捉えられず、マリノスは万事休す。
前半の飲水タイムを超えたあたりからでしょうか。マリノスの攻撃に圧力が。
大然、ジュニオール・サントスとシュートを打つも入らず。
このままスコアレスで前半を折り返すかと思った44分にマルコスのゴールが決まり先制。
さて後半。一度はピンチをしのいだものの、その後のセットプレーで「これは仕方ない」と言わんばかりのヘディングが決まり同点に追いつかれる。
しかし、マリノスは下を向かなかった。60分にジュニオール・サントスのものすごい高さからのヘディングシュートが決まり勝ち越し。
勝ち越し後にメンバーを2名入れ替えたマリノスはさらに前からの守備の圧力をかける。
そして90+3分にエリキの今シーズン初ゴールが決まり試合を決めた。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッション


出典:Yokohama F. Marinos Sanfrecce Hiroshima live score, video stream and H2H results - SofaScore
ポゼッション的には若干マリノスが上回る程度で大差なし。
AttackMomentum的にも前半の序盤や後半の序盤などに広島が攻撃的な時間がありますね。
走行距離とスプリント回数


出典:【公式】横浜FMvs広島のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月23日):Jリーグ.jp
木曜日に練習が中止となり、金曜日も夕方から練習をしたそうで、コンディションが心配されましたが前節清水戦(123.851km)、前々節大分戦(125.231km)よりかは走行距離が短め。でも、頑張ったのではないでしょうか。
スプリント回数は大然の42回はまた驚異的。高野が出場時間が10分にも関わらず10回もスプリントしているのはすごいですね。
シュート数
公式記録によるとシュート数は11本とのことだそうです。
昨年平均の15.5本というのを考えると今シーズンはシュート本数が少なめですね。
※昨年数値出典:リーグサマリー:2019 J1 チャンス構築率 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
(内訳)
・高野:1本
・★タカ:1本
・★喜田さん:1本
・★マルコス:1本
・エリキ:1本
・★テル:1本
・★ジュニオール・サントス:3本
・★大然:1本
・詠太郎:1本
★=スタメン出場した選手
出典:【公式】横浜FMvs広島のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月23日):Jリーグ.jp
前節に続いてテルのシュートが少なめ。今シーズン初ゴールが遠いですね。
出典:Yokohama F. Marinos Sanfrecce Hiroshima live score, video stream and H2H results - SofaScore
枠内シュートが4本ということで、そのうち3点が入ったことを考えると成功率は高いですね。
気になったのは、この試合でコーナーキック少ないなと思ってたら、マリノスのコーナーキックの本数は公式記録によるとわずかに2本だったそうです。
プレーエリア
出典:J1試合成績:横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 2020年8月23日【スパイア】
プレーエリアを見るとミドルサードでの攻防が多かったと言えるでしょう。
クロス成功率
この試合見ていて、WG(ウイング)からだったりSB(サイドバック)からのクロスが少ないなと思っていたのですが、やはり13本(清水戦は21本)ということなので少なめでした。
ここまでのまとめ
・昨年平均よりシュートは打てていない
・マリノスの得意の形クロスからのシュートと言う形が作れていない
・シュート数は広島と大差は無い。決定力の差が得点差に
気になったポイント
・この試合の両ボランチ


この試合では90分フル出場したタカと喜田さん。
ヒートマップ見ても広いエリア走ってますね。
デュエル数(Ground duelsの項目参照)もタカが8回のうち5回勝利、喜田さんも7回中3回勝利ということで、ミドルサードでの攻防が多かったことを考えるとかなりハードだったと思います。
とくにタカはキーとなるパス(Key passesの項目参照)が2本ということなので攻撃の起点としても頑張っていたと言えるでしょう。
まとめ
・昨年のクロスからのゴールという得意な形は少なくとも
・ジュニオール・サントスの高さという新しい武器を手に入れたことで勝利できた
・大然も試合を重ねるごとに良くなってきてる!
・ただ、クロスに対してゴール前に詰めるというのは新加入選手の2人はもう少し時間が必要?
・コンディション調整が大変であったにも関わらず、怪我人も出ず勝利できたことは大きい
・今シーズン初の連勝!ここから巻き返していくよ!
(おまけ)
・試合中の選手のコーチングは聞いていて楽しかった。とくにパギさん。これは今だからこそできる新しい楽しみ方だと思いました。
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はベンチに入るも出番なし!
でも、戦う仲間のために率先して飲水タイムではお水の準備をしたりと支えていました。
そして、試合後の喜田さんバースデー祝賀水かけでは率先して水をかけてましたが…
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は扇原貴宏選手にしたいと思います!
(理由)
普段は走行距離というと喜田さんのほうが走っていることが多いのですが、この試合はタカのほうが走っているし、縦横無尽に走り回り攻撃の起点となっていたこと。
あと、エリキのゴールに繋がったヒールリフトはオシャレだった!