2020 J1 第24節 横浜F・マリノス ー 清水エスパルス
2020年J1第24節 横浜F・マリノス ー 清水エスパルス
2020年9月16日(土)
日産スタジアム 19:33キックオフ
天気:雨のち曇
主審:荒木 友輔
横浜F・マリノス 3-0 清水エスパルス
マリノス得点者:エリキ(9分)、オナイウ阿道(22分)、エリキ(28分)
警告:
10月にACLが集中開催されるとされていたために、日程変更されて行われたこの試合。
約1ヶ月前にアウェイで対戦したばかりなのですが、再びボスとピーターの師弟対決となりました。
スタメン
控え:中林、渡辺、天野、大津、ジュニオールサントス、前田、マルコスジュニオール
前節に引き続き3バックでしたね。清水もマリノスに合わせてなのか3バックを採用。
びっくりした点としては
・マリノスはDFの控えがゼロ。
・前節大変良いパフォーマンスだったわーぼー(=和田)がこの日はメンバー外
→おそらく疲労を考慮してなのでしょうか。
・パギさん、詠太郎今節もメンバー外
というところでしょうか。
試合の超ざっくり振り返り
試合開始早々の30秒ぐらいに左足を気にする槙之輔。
その後少々プレーを続けたのですが、自ら「✗」の印をベンチに伝え交代。
思わぬアクシデントからスタートした試合となりました。
後半頭からテルに替わってあまじゅんを投入。
(こちらもおそらくアクシデントかもしれません。なぜならテルはハーフタイムもメディカルスタッフとともに会話をしながら戻って行ったし、その後もずっとベンチに戻って来ることはありませんでした)
前半早いうちに3点を取り、その後気が緩んだのかはわかりませんが、後半シュートを打てども入らない。
でも、まぁ勝ててよかったよね。勝って反省できるのも久しぶりだし。
3バックが相手の退場もあったとはいえ、ようやく結果も出たので。
気になったポイント
おそらく後半得点できなかった理由についてはマリサポが誇るレビュアーさんたちがきっと書いてくださるでしょうということで、自分はこの点に触れたいと思います。
・槙之輔のアクシデント後、なぜナベコ(=渡辺)を起用したのか?
アクシデントがあった時、4バックに戻すかなとも思いましたが、DFの控えはいません。となると、3バック継続。
タカを下げるか、喜田さんを下げるか。結局喜田さんを下げたわけですが。
となると、空いたボランチの位置に入るのはナベコか、あまじゅんか?
のどちらかになりますよね。
でも、ボスはあまじゅんではなくナベコを起用したわけです。
タイプとしては結構似ているタイプなのかなと素人目には思うのですが。
・どちらかというと活かされるより、他の選手を活かすタイプの選手
・首をよく振って状況をよく見ている
・狭いところに入っていってもプレーできる
と思うのですが、それでもボスはあまじゅんではなくナベコを先に投入したのです。
(自分は槙之輔にアクシデントがあった時、おそらくあまじゅんを起用するかなと思ったのですがね。)
ということで、ボスがナベコを先に投入した理由(仮説)
最初は3バック採用してからのプレー数の違いかなと思ったのですが、3バック制を採用したのはアウェイ名古屋戦以降。
ナベコはセレッソ戦とこの清水戦で出場。あまじゅんは名古屋戦とこの清水戦で出場なので出場している試合数としては同じなのです。
であれば、何が違うんだ?と思ったわけです。
1,ナベコの方がライン間で受けるのがうまい?
ナベコはいつも相手のラインとラインの間にスペースを探してポツンといるイメージがします。あまじゅんはどちらかというとハーフスペースを縦に突っ込んで行くタイプに感じます。
ボスはこの試合ではハーフスペースに入っていくよりもライン間で受ける選手の方を使ってみたかったのでは?と思いました。(マルコスも出ていなかったからというのもあるかも。知らんけど)
2,2人の今シーズン通してののヒートマップを比較してみると
出典:
Kota Watanabe Yokohama F. Marinos videos, transfer history and stats - SofaScore
Jun Amano Yokohama F. Marinos videos, transfer history and stats - SofaScore
ナベコはどちらかというとペナルティエリア幅で動いていることが多い。
一方あまじゅんはサイドに寄る傾向が。この点の違いもボスの起用の違いなのかなと思いました。だから、テルに替えてあまじゅんを投入したのもあるのかなと。
ちなみにこの試合に限ってのヒートマップもまさにそんな感じ
マリノスの攻撃をデータで振り返る
今節も各種スタッツをペタペタと貼り付けるだけで失礼します。
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッション)
(AttackMomentum)
出典:Shimizu S-Pulse Yokohama F. Marinos live score, video stream and H2H results - SofaScore
マリノスがほぼ圧倒していますね。
(シュート数内訳)
・★高野:1本
・★宏太:4本(←そんなにシュート打ってたっけ?)
・あまじゅん:2本
・★タカ:1本
・大津さん:1本
・★エリキ:2本
・★テル:3本
・★オナイウ:4本
★=スタメン出場した選手
出典:【公式】横浜FMvs清水のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年9月16日):Jリーグ.jp
走行距離とスプリント回数
普段は10キロ超えの常連の喜田さん、CBに入ったことで10キロ未満になってますね。珍しい。
プレーエリア
その他気になった数字
(方向別パス)
セレッソ戦の前方向パス成功率(76.2%)よりさらに高まった84.7%。
ケニーやナベコ、宏太の効果でしょうか。
(クロス成功率)
Crossesの項目を見てください。クロス成功率が25%と久しぶりに高めの数値が。
高野&宏太の両WBのクロスの精度が高かったんでしょうね。
まとめ
・師弟対決はボスの2勝
・勝ったは良いが、もっと圧倒できたはず。後半の攻撃は反省点多そう…
・槙之輔(もしかしてテルも)怪我で、次節は3バック継続なのか、それとも4バックに戻すのか?
・喜田さん、不慣れなCBのポジション(マリノスタウンでの練習試合でCBやってるのを見た気もするが)で頑張った!
・タカ、体が重そうだったけど大丈夫でしょうか?しっかりケアしてね。
・怪我人増えて、いよいよ本当に総力戦
・この勝利を無駄にせず、次の試合に向かおう!
・タイダービーはこの試合も成立せず…(タイのファンの皆さん残念がってるだろうな)
・啓矢くん元気ですか?詠太郎も元気かい?
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はスタメンフル出場!
3バックの右としてよく頑張りました!時々、SB的役割もして前に上がっていくこともあったけどもね。
そして、試合後の長い美脚!素敵でした。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は2ゴールのエリキと思うでしょ?残念!
渡辺皓太選手にしたいと思います!
(理由)
急な交代出場だったにも関わらず落ち着いてプレー。
気配を消すようにいつのまにか相手選手の隙間、隙間に顔を出したり、オナイウのゴールにも関与してましたし。
本当この試合は、相手にとってはすごく嫌な選手だったと思いますよ。