2020 J1 第13節 ヴィッセル神戸 ー 横浜F・マリノス(DAZN観戦)
2020年J1第13節 ヴィッセル神戸 ー 横浜F・マリノス
2020年8月29日(土)
ノエビアスタジアム神戸 18:03キックオフ
天気:晴
主審:佐藤 隆治
ヴィッセル神戸 3-3 横浜F・マリノス
マリノス得点者:マルコス・ジュニオール(27分)、マルコス・ジュニオール(33分PK)、仲川輝人(53分)
警告:喜田拓也(累積2枚)、實藤友紀(累積2枚)、朴一圭(累積2枚)
スタメン
控え:梶川、チアゴ、高野、天野、水沼、ジュニオールサントス、松田
連続ゴールを決めていたジュニオール・サントスを控えに置き、この試合ではエリキをトップに置く形に。CBもチアゴを控えにし、實藤を起用。
(おそらくどちらも連戦だったため少し休ませるためと思ってます)
試合の超ざっくり振り返り
マリノスがボールを握るも先制したのは神戸。
しかし、マルコスのゴール、そしてPKと決まり逆転に成功。
札幌戦に続いて2戦連続のゴールとなったテルのゴール。
昨年の両得点王が決め、いよいよマリノスも勢いに乗ってきたか?と思わせたが…
がっ!がっ!だがしかしっ!でもっ!
試合終盤に2点あっという間に決められてドローで終了…。
まるで逆転負けを食らったかのような悔しさ。何だよ、これ…。
勝ち点を2取りこぼす結果になってしまったよ…もったいない。あああ、もったいない。
気になったポイント
もう攻撃のデータなんてそっちのけにして、気になったポイントを先に。
しかも、こんな悔しい試合、まだDAZNでも見直してないし、見直したくもないっ!
でも、切り替える意味を持つためにもポジティブな内容に触れたいなと。
・3点目のテルのゴール
この試合の3点めとなったテルのゴールが気になったわけですよ。
(↓再生ボタンを押せばちょうど3点めのゴールシーンになります)
このゴールの何が気になったかって?アシストした選手ですよ。
このゴールアシストしたのはタカなんですがね、何が気になったかというと、
タカがハーフスペース駆け上がって来てクロスを入れたわけです。
ハーフスペースとは…
この図でいうと2と4のところ。
タカはハーフスペースをスルスルと上がってきて、マリノスお得意のクロスからのシュートが決まったわけです。
実は今シーズン、この神戸戦が終わった時点で28ゴールマリノスは決めています。
それをこのブログを書くために朝っぱらから全ゴール見直したのですが、グラウンダーのクロス、要するに地を這うようなクロスからゴールを決めたのは
・第5節(鹿島戦)のマルコスのゴール
→クロスを入れたのはテル。
・第6節(横浜FC戦)のエジガルのゴール
→クロスを入れたのは渓太。
・第13節(神戸戦)のテルのゴール ←NEW
→クロスを入れたのはタカ。
の3本のみ。アーリークロスからだったり、高さのあるクロスからの得点はあるんですけどもね。
ちなみに、昨年はというとクロスからのゴールは13本。
出典:横浜F・マリノス 2019 シーズンサマリー | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
今年は昨年の得意の形を対策されるであろうということでアーリークロスだったり、高さのあるクロスだったりとバリエーションを増やしていると思われますが、やはり原点は忘れちゃいけないかなと思うわけです。
WGからのクロスが対策されるのであれば、もっと別のアプローチでグラウンダーのクロスを入れるのもアリなのでは?と。
それがこの試合でのタカです。ボランチのタカがタイミングを見てハーフスペースを上がってきてクロスを入れたわけです。こういうパターンがもっと増えると良いのではないでしょうか。
今年のタカを見ていると、攻撃に絡む回数を増やしているように見えるんですよね。
ぜひ、今後もこういったプレー続けてほしいです。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
この試合のデータはざっくりとコメントせずに並べていくだけにするよ。
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
ポゼッションは神戸より下回ったし(多分今シーズン初?)、後半の後半は攻められっぱなしだ…。マリノスも全然圧力が掛けられていない。
【シュート数内訳】
公式記録によるとシュート数は13本。
(内訳)
・★タカ:1本
・★マルコス:4本
・★テル:4本
・ジュニオールサントス:3本
・詠太郎:1本
★=スタメン出場した選手
出典:【公式】神戸vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月29日):Jリーグ.jp
走行距離とスプリント回数
走行距離とスプリント回数だけ見れば、他の試合と同等レベルなのだが…。
プレーエリア
出典:J1試合成績:ヴィッセル神戸vs横浜F・マリノス 2020年8月29日【スパイア】
その他気になった数値
クロスも全然入れられてないし、競り合い・空中戦、インターセプトでも負けてる…。
まとめ
・すべては4点目、5点目を取れなかったことが要因
・滑りやすいピッチで選手たちも余計な神経や力を使わねばならず疲労も多少はあったと思う
→ちなみに、ノエビアスタジアム神戸の芝はハイブリッド芝で、練習場もハイブリッド芝だそうです。そりゃ、神戸の選手も多少滑ってはいたけど気にはならないよね。
(出典:【ライターコラムfrom神戸】ノエスタに続き練習場もハイブリッド芝に…ポゼッションの質は上がるのか | サッカーキング)
マリノスの練習場の芝はどうなのだろう…???
・後半の後半踏ん張れなかった要因はタカのコメントの通り
(後半、いつものプレー強度が保てなかった要因については?)後半の途中から交代選手が入って来て、いつもならもっともっと強度を高くやれていたはずですけど、今日はなかなかスイッチが入らず、行けなかったというのが事実です。行かなかったのではなく、行けなかったからああいう展開になってしまったと思います。やはり、もっともっと前線からスイッチを入れないと、ボールホルダーをフリーにするとこっちのラインは高いので、サイドに振られて、クロスにまで持っていかれるシーンが多くなってしまいます。そこのファーストディフェンダーのところは修正が必要だったと思います。また行けないなら行けないなりに、チームとして賢く守らなければいけなかったと思います。
(行けなかった理由については?)前線の選手も代わったので、どこに行けばいいのかが迷いがあったのかもしれません。ちょっと迷いながらプレスに行ってるように感じました。誰か一人でもはっきり行ってくれれば、もうちょっと勇気をもって行ければ、2人目3人目と続いていけるんですけど、1人目がなかなか定まらなかったという点はあります。先ほども言ったように、行けなかったら、チームとして賢く守らないといけなかったです。そして奪った後の自分たち時間をもっともっと長くするべきでしたが、そこでもミスがあったので、もったいなかったと思います。
出典:2020 明治安田J1 第13節 vsヴィッセル神戸 | 2020 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト
・とにかく、悔しい!でも、選手たちはもっと悔しいはず!切り替えだ、次だ次!
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はメンバー外…。
控えにも入りませんでした。おそらく次のルヴァン札幌戦もしくはその次の川崎戦を見据えてのお休みだったのかもしれません。
【この試合の頑張ったで賞】
勝っても、負けても、ドローでも選ぶこの試合の頑張ったで賞は、前田大然選手にしたいと思います。
(理由)
58分で交代とはなりましたが、試合を重ねるごとに良くなっている守備の貢献度がすばらしかったので。
最後に
マリノスサポーター必見と言っても過言ではないこの動画を3本続けて見てみてください。マリノスがどんなサッカーをやっているのか、そして今後の伸びしろなどすべてわかります。超おすすめです!
この試合でのタカのアシストとなったクロスは今後の伸びしろになるはずです。
できれば、喜田さんもタカ同様チャレンジしてほしいなと思いました。
2020 J1 第29節 横浜F・マリノス ー 北海道コンサドーレ札幌
2020年J1第29節 横浜F・マリノス ー 北海道コンサドーレ札幌
2020年8月26日(水)
日産スタジアム 19:33キックオフ
天気:晴
主審:飯田 淳平
横浜F・マリノス 4-1 北海道コンサドーレ札幌
マリノス得点者:ジュニオール・サントス(8分)、ジュニオール・サントス(40分)、畠中槙之輔(52分)、仲川輝人(85分)
警告:前田大然(累積1枚)、松田詠太郎(累積1枚)
10月にACLが集中開催されることを受け、日程変更されて行われたこの試合。
ちょうど1ヶ月前にアウェイで対戦したばかりなのに、再び対戦することとなりました。
(でも、また来週アウェイで対戦するんだけどもね。ルヴァンで)
スタメン
控え:梶川、ティーラトン、渡辺、天野、喜田、エリキ、仲川
まーたボスはスタメンを変えてきたよ。しかもびっくりだったのは右WGにテルではなく詠太郎を起用してきたわけですよ。思わず二度見しちゃったよね。
「えっ、詠太郎!!!???」って。
そして左SBはブンちゃんではなく高野を起用。
おそらく1ヶ月前にアウェイで対戦したときにルーカス・フェルナンデスに苦戦していたブンちゃんだったので、おそらくこの試合でも起用してくるだろうとボスは推測しての高野を起用したのかなと。知らんけど。
しかもボランチは日曜日に誕生日だったキャプテン喜田さんではなく、わーぼーを起用。ボスからの誕生日プレゼントがわりの休息でしょうか。
試合の超ざっくり振り返り
いやぁ、アウェイで3-1で敗戦し、今後札幌は苦手な相手になるのかと思いきや、リベンジ成功!今流行りの倍返しとはいかなかったけど、よかった、よかった。
先日の清水戦あたりからインテンシティ(強度)高めになってきましたよね。前からのGKチェイスとか。ボール奪われた時に即戻って奪い返す、即時奪回とか。
いいね、いいね。昨年みたいに戻ってきたって感じ。これだよ、これ!と言いたくなる。
札幌は前回対戦の時と同じマンツーマンで来たけど、今回の勝利で克服できたかな。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッション
出典:Yokohama F. Marinos Hokkaido Consadole Sapporo live score, video stream and H2H results - SofaScore
ボールポゼッション的には札幌を上回っているものの、AttackMomentumを見ると後半にだいぶ押されている時間帯が…。
後半頭から札幌は選手を交代したことで勢いが増して慣れるまでに時間がかかったのか、相手のミスに助けられて失点しなくて本当によかった。
走行距離とスプリント回数
出典:【公式】横浜FMvs札幌のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月26日):Jリーグ.jp
広島戦から中2日にも関わらず、チーム合計の走行距離は121.444kmと広島戦の119.717kmを上回る走行距離を達成。暑い中よく走るねぇ。
パギさんもこの試合は7km超えですしね。タカは2試合連続12km超え。本当みんなよく頑張ってます。
スプリント回数はこの試合は前線の選手がよく走ってますね。テルは前節70分プレーしてスプリント回数15回だったのに、この試合では35分のプレーながらも13回ですからね。
シュート数
公式記録によると16本。札幌は12本
昨年平均の15.5本を上回るシュート数。勢いづいてきましたかね。
(内訳)
・★松原:1本
・★畠中:1本
・あまじゅん:3本
・★タカ:4本
・テル:3本
・★ジュニオールサントス:4本
★=スタメン出場した選手
スタメンで出場した大然と詠太郎のシュートがゼロなのが気になるところ。
あまじゅん、タカ、テル、ジュニオールサントスがシュートを複数本打ってるので、さらに大量得点になり得たわけでして…
出典:Yokohama F. Marinos Hokkaido Consadole Sapporo live score, video stream and H2H results - SofaScore
枠内9本打って3本ブロックされたわけですから、この3点が入っていたら7点になっていたかもしれないと思うと…。しかし菅野すごかったなぁ。
でも、こうして見てみると、札幌にも結構シュートは打たれてるなぁ。
プレーエリア
出典:J1試合成績:横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 2020年8月26日【スパイア】
とまぁ、こんな感じ。(雑すぎる…)
守備の数値
出典:Yokohama F. Marinos Hokkaido Consadole Sapporo live score, video stream and H2H results - SofaScore
デュエル勝利数(Duels wonの項目)や空中戦勝利数(Aerials won)の数値が札幌を上回っているので、これが失点を最小限に防げた要因かもしれません
これに関して札幌の監督のコメントには
[ ペトロヴィッチ監督 ]
今日のゲームはオープンな展開で挑もうと、チームとして準備してきました。ただ、立ち上がりから選手の動きが重く、ボールを奪ってもすぐに奪い返されてしまいました。前回、札幌ドームのような戦いをしたかったのですが、選手の動きが重く、運動量と球際で上回られて、前半に失点を重ねてしまいました。(中略)
--前回対戦と同じ形ということは、マンツーマンの守備を狙っていたのでしょうか。そうであれば、評価を教えてください。
前半からマンツーマンで前からプレッシャーを掛けていく狙いはありました。ただ、競り合いに負け、相手についていけませんでした。横浜の高い気温と湿度が理由なのかもしれませんが、前半の出来は私が札幌に来てから一番ひどい印象です。
とありました。
出典:【公式】横浜FMvs札幌のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月26日):Jリーグ.jp
気になったポイント
・この日の松田詠太郎
一応、大然のスタッツも並べてみました。
この日の詠太郎はクロス4本(うち成功は0本)、ロングボール2本(うち成功は2本)を入れ、ドリブルも5回チャレンジして4回成功、デュエルでも13回チャレンジして7回勝利。攻撃だけでなく、守備でも積極的にチャレンジしてますね。
プロ1年目、J1で初スタメンにも関わらず頑張ったのではないでしょうか。あとはゴールなど目に見える結果ですかね。
大然も前半守備で頑張ってたね。(そのへんがヒートマップにも現れてる!)でも、得意のドリブルでのチャレンジ数がちょっと少ないかな。頑張れ、頑張れ!
まとめ
・ジュニオールサントス、早くもチーム内トップスコアラーのマルコス(6本)に迫る勢いの5ゴールめ。
・でも、本当はもっとチームとしては得点できたはず。菅野すごい
・でもデュエルや空中戦で負けなかったから攻撃につなげることができた(気温や湿度も影響?)
・詠太郎初スタメン頑張った!
・ルヴァンで対戦するときは気温や湿度が味方につかないので、油断できない。頑張ろう!
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はスタメンフル出場!
内側に入っての縦へのスルーパスだったり、左サイド高野への思い切ったサイドチェンジだったり、サイドでの攻撃の司令塔と言わんばかりのプレー。
そして、詠太郎のフォローもしつつマリノスの攻撃につなげるための守備でのポジショニングだったり、そしてジュニオールサントスの2点目につながった芸術的なスローイン。
とにかくこの試合は素晴らしかった!(かなり早い段階からユニフォームのパンツの裾をまくってたけど)
【この試合の頑張ったで賞】
この試合はすごく候補が多いんです。
・タカ:チーム1位の走行距離、縦横無尽に走り回り守備に攻撃にと貢献
・わーぼー:次のプレーはこうなって、おそらくその次はこういうプレーになるだろうからここにいたほうが良いかもといった感じで、2手先・3手先のプレーを読んでいるのかと思うほどの素晴らしいポジショニング。
・ジュニオールサントス:この試合でも2ゴールで貢献
などなど…。
でも、この試合の頑張ったで賞は松原健選手にしたいと思います!
理由は「この日の推し選手」で語ったとおり、とにかく素晴らしかったです。
きっと、小池の加入でより刺激を受けたのかワンランクプレーがレベルアップしたかのように感じました。
2020 J1 第12節 横浜F・マリノス ー サンフレッチェ広島
2020年J1第12節 横浜F・マリノス ー サンフレッチェ広島
2020年8月23日(日)
日産スタジアム 19:03キックオフ
天気:晴
主審:東城 穣
横浜F・マリノス 3-1 サンフレッチェ広島
マリノス得点者:マルコス・ジュニオール(44分)、ジュニオール・サントス(60分)、エリキ(90+3分)
警告:小池龍太(累積3枚)
トップチームスタッフが新型コロナウイルスに感染したとのことで前日かなり遅くまでこの試合が無事に開催されるのか心配されましたが、検査の結果みんな問題ないということで無事に開催されることとなりました。
そして、この試合は我らがキャプテン喜田さんの26歳の誕生日。そういう意味でも負けるわけにはいかない大事な一戦となりました。
スタメン
控え:梶川、高野、松原、渡辺、和田、エリキ、松田
前節結果を残した高野、ナベコ、わーぼーもしっかりベンチ入り。
大津さん、宏太は外れてしまいました。
試合の超ざっくり振り返り
マリノスは初の連勝、広島は3試合ぶりの白星を目指す戦いとなりました。
広島は守備の時には5-4-1と4-4-2を併用しながら対応しているようにも見えました。
マリノスは素早くパスを繋いで相手を左右に揺さぶりながら、タイミングを伺っていたのですが、こじ開けるのに苦戦。
最初にチャンスを作ったのは広島。だが、そのシュートはゴールから大きくハズレる形に。
その後も広島にシュートを2本打たれるも枠を捉えられず、マリノスは万事休す。
前半の飲水タイムを超えたあたりからでしょうか。マリノスの攻撃に圧力が。
大然、ジュニオール・サントスとシュートを打つも入らず。
このままスコアレスで前半を折り返すかと思った44分にマルコスのゴールが決まり先制。
さて後半。一度はピンチをしのいだものの、その後のセットプレーで「これは仕方ない」と言わんばかりのヘディングが決まり同点に追いつかれる。
しかし、マリノスは下を向かなかった。60分にジュニオール・サントスのものすごい高さからのヘディングシュートが決まり勝ち越し。
勝ち越し後にメンバーを2名入れ替えたマリノスはさらに前からの守備の圧力をかける。
そして90+3分にエリキの今シーズン初ゴールが決まり試合を決めた。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッション
出典:Yokohama F. Marinos Sanfrecce Hiroshima live score, video stream and H2H results - SofaScore
ポゼッション的には若干マリノスが上回る程度で大差なし。
AttackMomentum的にも前半の序盤や後半の序盤などに広島が攻撃的な時間がありますね。
走行距離とスプリント回数
出典:【公式】横浜FMvs広島のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月23日):Jリーグ.jp
木曜日に練習が中止となり、金曜日も夕方から練習をしたそうで、コンディションが心配されましたが前節清水戦(123.851km)、前々節大分戦(125.231km)よりかは走行距離が短め。でも、頑張ったのではないでしょうか。
スプリント回数は大然の42回はまた驚異的。高野が出場時間が10分にも関わらず10回もスプリントしているのはすごいですね。
シュート数
公式記録によるとシュート数は11本とのことだそうです。
昨年平均の15.5本というのを考えると今シーズンはシュート本数が少なめですね。
※昨年数値出典:リーグサマリー:2019 J1 チャンス構築率 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
(内訳)
・高野:1本
・★タカ:1本
・★喜田さん:1本
・★マルコス:1本
・エリキ:1本
・★テル:1本
・★ジュニオール・サントス:3本
・★大然:1本
・詠太郎:1本
★=スタメン出場した選手
出典:【公式】横浜FMvs広島のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月23日):Jリーグ.jp
前節に続いてテルのシュートが少なめ。今シーズン初ゴールが遠いですね。
出典:Yokohama F. Marinos Sanfrecce Hiroshima live score, video stream and H2H results - SofaScore
枠内シュートが4本ということで、そのうち3点が入ったことを考えると成功率は高いですね。
気になったのは、この試合でコーナーキック少ないなと思ってたら、マリノスのコーナーキックの本数は公式記録によるとわずかに2本だったそうです。
プレーエリア
出典:J1試合成績:横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 2020年8月23日【スパイア】
プレーエリアを見るとミドルサードでの攻防が多かったと言えるでしょう。
クロス成功率
この試合見ていて、WG(ウイング)からだったりSB(サイドバック)からのクロスが少ないなと思っていたのですが、やはり13本(清水戦は21本)ということなので少なめでした。
ここまでのまとめ
・昨年平均よりシュートは打てていない
・マリノスの得意の形クロスからのシュートと言う形が作れていない
・シュート数は広島と大差は無い。決定力の差が得点差に
気になったポイント
・この試合の両ボランチ
この試合では90分フル出場したタカと喜田さん。
ヒートマップ見ても広いエリア走ってますね。
デュエル数(Ground duelsの項目参照)もタカが8回のうち5回勝利、喜田さんも7回中3回勝利ということで、ミドルサードでの攻防が多かったことを考えるとかなりハードだったと思います。
とくにタカはキーとなるパス(Key passesの項目参照)が2本ということなので攻撃の起点としても頑張っていたと言えるでしょう。
まとめ
・昨年のクロスからのゴールという得意な形は少なくとも
・ジュニオール・サントスの高さという新しい武器を手に入れたことで勝利できた
・大然も試合を重ねるごとに良くなってきてる!
・ただ、クロスに対してゴール前に詰めるというのは新加入選手の2人はもう少し時間が必要?
・コンディション調整が大変であったにも関わらず、怪我人も出ず勝利できたことは大きい
・今シーズン初の連勝!ここから巻き返していくよ!
(おまけ)
・試合中の選手のコーチングは聞いていて楽しかった。とくにパギさん。これは今だからこそできる新しい楽しみ方だと思いました。
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はベンチに入るも出番なし!
でも、戦う仲間のために率先して飲水タイムではお水の準備をしたりと支えていました。
そして、試合後の喜田さんバースデー祝賀水かけでは率先して水をかけてましたが…
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は扇原貴宏選手にしたいと思います!
(理由)
普段は走行距離というと喜田さんのほうが走っていることが多いのですが、この試合はタカのほうが走っているし、縦横無尽に走り回り攻撃の起点となっていたこと。
あと、エリキのゴールに繋がったヒールリフトはオシャレだった!
2020 J1 第11節 清水エスパルス ー 横浜F・マリノス(DAZN観戦)
2020年J1第11節 清水エスパルス ー 横浜F・マリノス
2020年8月19日(水)
IAIスタジアム日本平 19:02キックオフ
天気:曇
主審:小屋 幸栄
清水エスパルス 3-4 横浜F・マリノス
マリノス得点者:ジュニオール・サントス(2分)、前田大然(19分)、ジュニオール・サントス(84分)、渡辺皓太(86分)
警告:實藤友紀(累積1枚)、松原健(累積2枚)
スタメン
控え:梶川、伊藤、渡辺、扇原、エリキ、松田、オナイウ
前節と6人もメンバーを替え、ずっと試合に出続けていた槙之輔とブンちゃんはこの試合はお休み。
テルも復帰しました。
試合の超ざっくり振り返り
ボスと昨年までマリノスのコーチをつとめていたピーターの師弟対決となったこの試合。清水は5連敗後の5戦負けなしの状況でこの試合を迎えることになりました。
キックオフ早々に試合は動く。自陣からジュニオール・サントスがドリブルで一気に運び、打ったシュートはゴールに吸い込まれ先制。
その数分後に追いつかれるも、均衡状態は続かずセットプレーの流れからペナルティエリア内に残っていた前田大然にピンポイントでクロスを合わせた高野。大然がヘッドで打ったボールは見事ゴールへ!
前半終了間際にチアゴのオウンゴールで追いつかれるという展開で打ち合い上等という感じの展開。
後半頭から大然に替えてエリキを投入。68分に両チーム選手を交代するとペースが上がり、行ったり来たりが激しい展開。しかし、しばし膠着状態が続く。
だが、その流れを断ち切ったのはマリノス。
84分にペナルティエリア内でボールを受けたジュニオール サントスが右足を振り抜くと、相手選手の足に当たってコースが変わりゴール左スミに決まり清水を突き放す。
そしてその直後に左サイドからアーリークロスを入れた高野。そのクロスに飛び込んだのはナベコ(渡辺皓太)。気持ちのこもったダイビングヘッドはゴール左スミに決まり一気に点差を広げる。
だが、試合終了間際に清水に1点返され、1点差まで迫るも何とか逃げ切って3-4で試合終了となったのでした。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッション
出典:Shimizu S-Pulse Yokohama F. Marinos live score, video stream and H2H results - SofaScore
ポゼッション率はほぼ同じぐらいで、おそらくマリノスとしては60%を切るのは今シーズンの中では低い方ではないでしょうか?
AttackMomentum的にはマリノスが攻撃的な時間のほうが多いですかね。
走行距離とスプリント回数
走行距離はマリノスのほうが上回ってますね。スプリント回数はマリノスが少ない状況。
全く同じとはいわないまでも似たような戦い方をすると言われている清水ですが、GKの走行距離もDF陣の走行距離もマリノスよりかは短いですね。
大然が前半だけの出場にも関わらず、スプリント回数27回はすごい!
シュート数
公式記録によるとシュート数は11本とのことだそうですが…。
ボールポゼッションのところに貼り付けたSofascoreとのシュート数の大きな差は何なんだ…???
(内訳)
・★ケニー(松原):1本
・ナベコ(渡辺):3本
・★マルコス:2本
・★テル(仲川):1本
・★ジュニオール・サントス:3本
・★大然(前田):1本
★=スタメン出場した選手
出典:【公式】清水vs横浜FMのトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月19日):Jリーグ.jp
怪我から復帰したばかりとはいえ、テルのシュート数が少ないのが気になりますが、前線に2人も新加入の選手がいたこともあった影響かもしれませんね。
プレーエリア
出典:J1試合成績:清水エスパルスvs横浜F・マリノス 2020年8月19日【スパイア】
出典:Shimizu S-Pulse Yokohama F. Marinos live score, video stream and H2H results - SofaScore
Sofascoreのデータによるとエリア内のシュートが14本とのことなので、もう少し点が入っても良かったかもしれませんね。
パス成功率とクロス成功率
出典:Shimizu S-Pulse Yokohama F. Marinos live score, video stream and H2H results - SofaScore
パス成功率はほぼ互角。クロス成功率が清水より低い…。
アーリークロスを何本か入れていた影響かもしれませんが。
ここまでのまとめ
・アタッキングサードへ進入し、ペナルティエリア内でシュート打っていたことを考えるともう少し点が入っても良かったかもしれない。
・WGのシュート数が少ないので、もう少し関与できても良かったかも。
何が清水を上回り勝つことができたのか
この点については清水の金子選手と西澤選手の試合後のコメントに答えがあると思いました。
(金子選手)
--相手より上回った部分、足りなかった部分は?
横浜FMのほうが、自分たちより走っていたし、テンポやパススピードが速かったと思います。昨年のチャンピオンだなと肌で感じました。今までにないくらい呼吸が乱れていたし、今日戦った選手は全員そう感じたと思います。今までにない高強度のゲームになったので、学ぶことの方が多かった。エスパルスらしい色、横浜FMのスタイルを目指していますが、それプラスαでエスパルスの色という部分を今後作っていって、試合を重ねるごとに成長していきたいです。
(西澤選手)
--横浜FMと対戦して、あらためてやらなければいけないと思ったことは?
相手のテンポは自分たちより明らかに早かったと思うし、スキあらばすぐにリスタートするとか、自分たちが休む時間を与えず、息が切れた状態でサッカーをやることになってしまったので、そこは自分たちも狙っている形ではあるし、それを相手にやられてしまったという意味では彼らを見習わなければいけないと思います。
経験の差が大きく出たかなということですかね。
気になったポイント
・スタメンを大きく変更した理由(仮説)
1,槙之輔・ブンちゃん・龍太などしばらくずっと出ていた選手を休ませたかった
2,今年加入した選手を多く出場させることで相手の分析を混乱させた
3,似たような戦術(偽サイドバックとかはやらないけど)を取る相手に新加入選手や出場機会の少ない選手を出場させることで自信をつけさせたかった
あたりかなと考えました。
今シーズンリーグ戦初出場となったわーぼーこと和田拓也。
喜田さん、タカ、わーぼーの3人は何が違うのかということが気になったのです。
ということで比較をしてみました。
(走行距離)※ちなみに参考程度にあまじゅんも入れてみました。
出場数がわーぼーは1回なので、1試合平均の走行距離と出場時間1分あたりの走行距離を比較。喜田さんは毎試合走行距離が1位となるぐらい走るので仕方ないとはいえ、ほかはあまり変わらない。
(スプリント回数)
スプリント回数的にもそんな大きく変わらないと思うんですよね。
(ヒートマップとデータ)
この試合の3人のヒートマップを見ると、タカは縦(図でいうと左右)に動く、
喜田さんとわーぼーは横(図でいうと上下)に動くことが多い。
気になった箇所としては「Ground duels (won)(地上戦での1vs1での勝利数)」の項目と「Possession lost(ボールロスト)」の項目の違いが喜田さんとわーぼーで大きく異なるというところでしょうか。
プレー時間の違いもあるのであくまで参考程度の比較にはなるのですが。
ちなみに。この試合でのわーぼーと似た出場時間の10節大分戦のタカのヒートマップを見てみると、
前後左右広いエリアを走ってます。
(ここまでをまとめると)
この試合に限っての数値的比較では
・1vs1のデュエルでは喜田さんが強い
・ボールロストをしないのはわーぼー。
・ヒートマップ的にはエリアは広くはないわーぼー
というところでしょうか。
プレーの特徴としては
・真ん中にもためらいもなくパスを出すのがわーぼー、左右に散らし気味になるのが喜田さんとタカ
・でもタカにはロングフィードという武器もある
そんな違いでしょうか。
試合展開や相手によって特徴を活かしてボランチを変えるのは面白いかもしれませんね。
まとめ
・新加入選手が早速結果を出せてよかった!
・ナベコ、マリノス初ゴールおめでとう!
・あとはテルとエリキのゴールが見たい!
・サネのビルドアップも良かった!(これで槙之輔とうまくやりくりできそうかも)
・高野2アシスト!よくやった!大然とは相性が良さそう
・経験の差が勝敗を分けた
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はスタメンフル出場!
チアゴが復帰したので右SBでのプレー。
惜しいシュートありましたねぇ、ポストに当たってしまいましたけど。
チアゴがオウンゴールを決めたあとに駆け寄って「気にするな!切り替えよう!」と言わんばかりに励ましてたシーンはジーンとくるものが…。
そして、試合終了間際にチアゴとぶつかったのか一瞬脳震盪の疑いがあり、片足を上げてバランス感覚を確認するテストをしていましたが、その大丈夫か?と思った直後にピッチに戻るやいなや猛スピードで駆け上がって攻撃参加してたので大丈夫だと思います。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は高野遼選手にしたいと思います!
(理由)
ナベコと迷ったけども、やはり2アシストという結果を出したのは大きいため。
2020 J1 第10節 大分トリニータ ー 横浜F・マリノス(DAZN観戦)
2020年J1第10節 大分トリニータ ー 横浜F・マリノス
2020年8月15日(土)
昭和電工ドーム大分 18:33キックオフ
天気:晴
主審:福島 孝一郎
大分トリニータ 1-0 横浜F・マリノス
マリノス得点者:
警告:
この試合をスタートに11月まで週2試合ペースで進んでいくことになり、ハードスケジュールをこなさなくてはなりません。
スタメン
控え:梶川、松原、渡辺、大津、水沼、ジュニオール・サントス、松田
この夏に加入した大然がスタメン、控えにはジュニオール・サントスが入り、昨年の夏加入早々マテウスとエリキを起用したことを思い出しました。
そして、チアゴがやっとスタメン復帰!
エジガルとあまじゅんが今回はメンバー外ということで少々心配です。
試合の超ざっくり振り返り
イマイチ波に乗り切れない昨年王者マリノス vs リーグ戦5連敗中の大分ということでスタートしたこの試合。
立ち上がりは互いにチャンスを築くも決まらず。飲水タイムを境にマリノスが主導権を握り始めるも枠を捉えるまで行かない。
マリノスのWGはこれまで相手の最終ラインギリギリのところでワイドに張るのが通例なのだが、この試合では両WGともに内側に入るなどいつもとは異なる。
後半に入り互いに攻め合う展開。しかし、63分にボスは3人交代。
大津さん、ナベコ(渡辺皓太)、詠太郎を投入。
これを境にWGはいつもの通りワイドに張るようになり、中盤はマルコスとナベコのインサイドハーフに喜田さんのアンカーという逆三角形で進行。
しかしこの交代直後に失点。既視感たっぷりの失点の形。
マリノスは74分に宏太、そして新加入のジュニオール・サントスを投入することで追撃を試みるも大分守備陣に阻まれ試合終了…。
大分の5連敗をストップさせてしまう形となりました。
(ていうか、マリノスって◯連敗中の相手に勝てないというか…)
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッション
出典:Oita Trinita Yokohama F. Marinos live score, video stream and H2H results - SofaScore
ポゼッション率やAttackMomentumを見てもマリノスがボールを握れていたことはわかりますし、攻撃している時間が多かったとも言えますが、ですが前半の終盤に大分が攻めている時間がありますね。(本当はこの時間が少ないほうが良いのだが)
走行距離とスプリント回数
攻撃的な時間が多かったにもかかわらず、走行距離やスプリント回数に大きな差が無いというのが意外。
大分の走行距離が多いのはDF陣が10キロ超えということを考えると守備に奔走したものによるもの、スプリント回数を見てもDF陣が多い点を見てもわかります。
ただ、大分のFW陣のスプリント回数が多いことを考えると、カウンターで走らせていたと言えるでしょう。
シュート数
公式記録によるとシュート数は8本とのこと。少ない!
(内訳)
・★チアゴ:1本
・★小池:1本
・★タカ:1本
・★喜田さん:1本(←喜田さんシュート打ちましたっけ?)
・ジュニオール・サントス:2本
・★オナイウ:2本
★=スタメン出場した選手
出典:【公式】大分vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月15日):Jリーグ.jp
Sofascoreの枠内シュート数が2本というのを見ても、とにかくこの試合は全然シュートが打てていませんね…。
プレーエリア
出典:J1試合成績:大分トリニータvs横浜F・マリノス 2020年8月15日【スパイア】
ミドルサードでのプレー比率が高いこと、ペナルティエリア付近でのプレー数が少ない点を見ると、押している時間が多かったが決定機を作れていないとも言えるでしょう。
それを象徴するかのように、
出典:Oita Trinita Yokohama F. Marinos live score, video stream and H2H results - SofaScore
ビッグチャンス数が1…全然チャンスが作れていないことに。
ここまでのまとめ
・ボールを支配し攻撃している時間帯は多い
・でもペナルティエリア付近まで運べていない
・よってシュートも打っていない
そりゃ、ゴールは決まらないですよね。
おそらく先程の唯一のビッグチャンスはマリノスのコーナーキックでチアゴがヘディングで打ったシーンではないかと思います。
気になったポイント
・両WGがいつもより内側に入った理由
この試合大然&エリキの両WGがいつもより内側だなと思いませんでしたか?
ちなみに参考として横浜FC戦の両WGのヒートマップ。とくに渓太の方を見ると顕著かと思いますが、赤くなっている部分がタッチラインすれすれの部分ですよね。
ですが、この試合の両WG
結構内側の部分までぼんやり黄色くなってますよね。
ちなみに後半からWGに入った詠太郎のヒートマップはこんな感じ↓
詠太郎は外側に張ってますよね。
この件について大然本人が試合後のコメントで触れています。
普段はマリノスのウイングはサイドに張るのですが、今日はエリキと中でプレーするように言われていて、裏に抜けていくことを意識し過ぎてしまいました。試合中に修正できなかった僕が悪いので、うまくいかなければサイドに張って自分の持ち味を出さないといけなかったと反省しています。
出典:【公式】大分vs横浜FMの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月15日):Jリーグ.jp
最初はまだマリノスのサッカーを理解していないからかなと思っていたのですが、どうやら意図的に中に入っていたようです。
では、なぜ内側に入るようにしたのか?
ここからは仮説ですが、おそらくボスはエリキも大然も直線的に長い距離を走るスピードが速いことが持ち味。それならば、よりゴールに近いところで走らせて裏に抜ける回数を増やせば、本人たちの持ち味を活かしつつ新しい攻撃パターンを作れる。それを試したかったのでは?と個人的には推測しました。(素人考えだけど)
でも、この内側に入る意図をチーム全員が共有できていたのでしょうか。そこは不明。
今後もこのやり方を試すのかはわかりませんが、見守っていきたいと思います。
・詠太郎、とてもマリノスで2試合目とは思えないほどの順応のはやさ。
→ユースを見ている方の話によるとユースもトップと同じような戦術でやっているそうなのもあるのでしょうが、相模原にいる間もきっとマリノスのサッカーを見て「自分だったら…」ともしかしたら考えていたのかもしれませんね。すごく理解が早いような気がします。
・エリキはやっぱりWGよりトップの方が向いているのでは?
→根拠はないのですが、WGの位置だとどうも窮屈そうにプレーしているように見えます。あと、守備もどこまでどう戻って良いのか戸惑っている風。悩みながらプレーしている感じがします。
まとめ
・WGが内側に入る方法を試してみたものの、うまくいかなかった
・元のやり方に戻してから活性化したものの、選手同士の相性の問題なのかうまくいかなかった(この辺についてはマリサポのレビュアーさんの分析に期待)
・失点はいつものパターンだけど、もうこれは仕方ないと割り切るしか無い。とにかく点を取れなかった方が問題
・個人的にはナベコのプレーがもっと見たい
・チアゴ、まだ本調子ではない。
・そろそろ勝ち点を積み上げていかないといろいろ厳しいかな。
・ボスも激おこだよ!
[ アンジェ ポステコグルー監督 ]
今日の試合に関しては大分が勝つ意識を持って良い試合をしたと思います。--左ウイングに今夏補強した前田 大然選手を起用しましたが、まだフィットできていないように映りました。
誰というわけではなく、チーム全体で今までで一番良くない内容でした。それは自分に責任があるので、次に向けて修正します。--後半途中から出場したジュニオール サントス選手はシュートを打つなど良いプレーも見られました。
何度も言いますが、全員が良くありませんでした。誰も良い試合したわけではありません。彼がどうこうではなく、全体的に今季一番良くないパフォーマンスでした。
ボスは怒っているときは同じことを繰り返す傾向があるようなので…。
・過密スケジュールでコンディション調整だけでも大変だと思いますが、うまく修正してほしいです。
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合では控えに入るものの出番なし。残念…
地元大分でのプレーは実現できませんでした。
チアゴがまだ100%コンディションではないことを考慮すると、ケニーをCBとして3度めの起用をしても良かったのではないかなと思いました。
ケニーのパスからエリキが走り、エリキのクロスからオナイウがゴール。そんな展開が見てみたかったです。
【この試合の頑張ったで賞】
負け試合って難しいですよねぇ。それでも選ぶのがこのブログ。
今回の頑張ったで賞は松田詠太郎選手にします。
(理由)
マリノスで2試合目にも関わらず、2試合とも途中出場ながらもマリノスのサッカーを理解し、積極的に仕掛け、この試合の数少ないポジティブポイントだったと思います。
2020 J1 第9節 横浜F・マリノス ー 柏レイソル
2020年J1第9節 横浜F・マリノス ー 柏レイソル
2020年8月8日(土)
日産スタジアム 19:03キックオフ
天気:晴
主審:木村 博之
横浜F・マリノス 1-1 柏レイソル
マリノス得点者:オナイウ阿道(78分)
警告:朴一圭(累積1枚)
2試合連続のアウェイゲームを終えて久しぶりにホーム日産スタジアムに帰ってきて迎えたこの試合。
試合前の選手紹介映像から渓太の映像がバッサリと削除されていたのは少々ショックではありました。現実を突きつけられたかのようでした。
(ちなみにドイツの渓太は現在別メニュー中。週末のコットブスとのプレシーズンマッチには出場できませんでした。)
スタメン
こういう並びになるのかなと思ったのですが、実際試合が始まると、
こういう感じでしたね。
控え:梶川、伊藤、渡辺、松田、扇原、大津、オナイウ
チアゴがそろそろ復帰するかなと思ったのですが、まだできず、前節に続きこの試合もケニー(松原健)がセンターバックをつとめることに。
そして、鹿島戦で途中交代したエリキが復帰しました。
控えには先日相模原SCへの育成型期限付き移籍を急遽終えてマリノスに戻ってきた詠太郎がいきなりのベンチ入り。
昨年夏に加入早々のエリキやマテウスをいきなり実戦起用することで早くチームのやり方を習得させようとしたボスだけに、ある程度予想はしていましたが。
前田大然についてはまだコンディションが上がっていないということなのでしょうか。今節のメンバー入りは見送られました。
試合の超ざっくり振り返り
立ち上がりから右サイドからフィニッシュまで再三持ち込むも最後が決められないマリノス。
対する柏もマリノスのハイライン裏を狙い、現在得点ランキング1位のオルンガにボールを集めようとするもこちらもうまくいかない。
前半飲水タイムを挟みマリノスは左右のWGを入れ替えつつ、攻勢を維持するもやはり決まらない。
後半頭から宏太に替えて大津さんを投入。左の大津さん、右のエリキでスピードを活かして押し込もうという狙いだったのか?
60分、ボスは動きます。エリキ、エジガル、マルコスに替えて詠太郎、オナイウ、タカを投入。タカのフィードによるサイドチェンジで柏の守備を揺さぶることや、高さのあるオナイウを投入してハイボールクロスを織り交ぜることで柏の固いブロックを打開しようとしたのか。
だが、その直後。先制したのは残念ながら柏。この試合の要注意選手であったオルンガのゴールで先制を許す。
しかし、マリノスもこのまま黙っていない。78分あまじゅんからパスを受けたオナイウが即座に右足を振り抜き同点ゴール!
その勢いで右WGに入りJ1デビューを飾った詠太郎がドリブルで何度も仕掛けチャンスを作り出すもゴールにつながらず。そのまま試合終了…。
1-1のドローで終了となりました。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッション
出典:Yokohama F. Marinos Kashiwa Reysol live score, video stream and H2H results - SofaScore
とポゼッションは65%、Attack Momentumを見てもマリノスが押している時間が多いことがわかります。
スプリント回数
出典:2019年のデータは【公式】成績・データ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
スプリント回数の昨年平均193回と比べるとこの試合のチーム合計142回は少ない。
気になるのはWGの選手のスプリント回数の少なさ。まぁ、全WGの選手がフルタイム出場していないとはいえども気になりますね。
シュート数
DAZNの数値によると17本とのことですが、公式記録によるとシュート数は14本。
(内訳)
・★ケニー:1本
・★あまじゅん:4本
・大津さん:2本
・★マルコス:2本
・★エリキ:3本
・オナイウ:2本
★=スタメン出場した選手
出典:【公式】横浜FMvs柏のトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月8日):Jリーグ.jp
エジガルが1本もシュートを打てていないのが気になるところ。
そして、やはり最近のあまじゅんはシュートを打つことに積極的。1本でも決まっていれば…。
プレーエリア
出典:J1試合成績:横浜F・マリノスvs柏レイソル 2020年8月8日【スパイア】
アタッキングサードでのプレー比率も40%と高め。
これだけ攻めて押し込んでいるのに…。
では、なぜ決まらない?
出典:Yokohama F. Marinos Kashiwa Reysol live score, video stream and H2H results - SofaScore
全シュート数のうち、枠外に飛んだシュートは少ない。
つまり枠内には飛んでいるが、ブロックされたりゴールキーパーにセーブされていることがわかります。(マーカーで塗った部分)
先程のプレーエリアの図を見ても柏のディフェンシブサードでのプレー比率が53.6%という点を見ると、とにかく閉じこもってブロックしていたと言えますよね。
では、なぜ追いつけたのか?
何が変わって、追いつけたのか?それはオナイウのコメントにヒントがあると思います。
「(ゴールシーンを振り返ってください)まずボールを受けたときにしっかり前を向けました。そして純くんがあそこへ動いているのが見えたので、そこに預けてもう一回もらいに行きました。あまりスペースがなかったので、もらったボールをなるべく早く打とうと思いました。
前半、ベンチから試合を見ていて、皆、すごく集中して一つ一つのプレーが出来ていました。ボールを失った後も、以前よりも切り替えも良くなっていると思いますし、相手がスペースに出てそこにボールが出された時も、しかっり戻って来るスピードであったり、リカバリーするスピードというのも少しづつ良くなっていると思います。
(流動性の部分も、良くなっているのではないでしょうか)ボールを動かすところだったり、受けるポジションだったりはすごく良くなっていると思います。けれども最後の質の部分、もう少しゴール前とかシュートを打ってもいいのではないかと、前半戦ベンチから見て思っていました。ですから、自分が出たらそういうところをトライしようと考えていました。
(内容は良かったのですが、勝点1にとどまったということについては)今シーズンのこれまでもそうですが、個人的なミスだったり、チームとしてのミスが出てしまったのはもったいないと思いますが、そのなかでも、そのまま試合を終わらせないで引き分けに持ってこれたというのは大きいと思います。
さらにもう1点取って逆転し、追加点を取って相手を突き放せる時間もあったと思います。そういうことをできるようになれば、勝利につながったり、相手に圧力を感じさせるようなチームになれるのではないかと思います」
出典:2020 明治安田J1 第9節 vs柏レイソル | 2020 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト
つまり、シュート数が少ない、攻撃に時間を掛けすぎている。それでゴールが決まらなかったということなのでしょう。
確かに、あまじゅんからボールを受けたからシュートモーションに入るまでがはやかったですよね。
気になったポイント
・後半3人替えの意図
ボスのコメントによると
質問:0-0の時点で3名を一度に交代させましたが、どういう意図でしたか?
「本当に、すごく良い展開で試合は運べていたのですが、マルコス ジュニオールやエリキはケガから復帰したばかりなので90分は難しいと考えていました。あそこでフレッシュな選手を入れることでエネルギーをプラスでつけたいと思いました。3人に関しても、良くやってくれたと思いますし、交代した選手たちが同点にしてくれました」
とのことで、コンディションによる時間制限によるものだったということのようです。
エネルギーをプラスでつけたいの本当の意図が知りたいところですが。ボスはこういう細かいところあまり話してくれない印象。
まとめ
・詠太郎J1デビュー戦良かった!
渓太が移籍、テルも肉離れで全治4~6週の離脱、エリキも怪我明け、前田大然はまだメンバー外、さぁWGどうする?と思っていましたが、全然J1の舞台でも堂々とプレーしてましたね。
ただ、今後マークされ始めたり、テルが復帰してきてからが大変になってくるかもしれません。
でも、一生懸命仕掛けるプレー、渓太のデビュー戦を見ているかのようでした。とても応援したくなるそんな選手でした。今後もどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。近いうちにスタメンで出場なんてこともあるかもしれませんね。
・閉じこもる相手をいかにこじ開けるかは今後も課題
・ナベコ(渡辺皓太)のプレーももう少し長い時間見てみたい
この日の推し選手
渓太がドイツに移籍してしまったので、この推し選手枠は前節からケニーを追うことになっておりますが、スタメンフル出場。
前節に続きセンターバックでのプレー。ケニーにオルンガのマークは酷だなぁって思ってましたが、本当よく頑張っていたと思いました。
ただ、あの失点シーン。空振りをしてしまい、オルンガにふっ飛ばされてしまうというミスではあるものの、相手の体格が強すぎた。あのシーン以外は本当に完璧だったと思います。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞、難しいですね。
感動するようなプレーの連続のブンちゃん、得点を決めたオナイウ、J1デビュー戦で堂々としたプレーを披露した詠太郎。候補はたくさんいますが…。
松原健選手にしようと思います!
(理由)
本当にあの失点シーン以外頑張ってました。マリノスのセンターバックを何年もやってたんですか?と思うほどのプレーぶり。そして、ラインをしっかりコントロールしたり。
でも、何より1列すっ飛ばすようなパスだったり、龍太や喜田さんへのカーブをかけながらも足元におさまるように出すパスだったりがとても良かったので。
確かに失点につながってしまったかもしれませんが、本当に頑張っていたので今後の期待も込めて。
2020 J1 第8節 ベガルタ仙台 ー 横浜F・マリノス(DAZN観戦)
2020年J1第8節 ベガルタ仙台 ー 横浜F・マリノス
2020年8月1日(土)
ユアテックスタジアム仙台 18:03キックオフ
天気:晴
主審:中村 太
ベガルタ仙台 0-1 横浜F・マリノス
マリノス得点者:マルコス・ジュニオール(90+5分)
警告:喜田拓也(累積1枚)、松原健(累積1枚)
本来であればこの試合からビジター席を設けて観戦できる予定でした。
ですが、全国的な感染拡大にともない8月いっぱいも上限5000名、ビジター席は無しという状況が決定したため、この試合もDAZNでの観戦となりました。
果たして、今シーズンアウェイ遠征はできるのでしょうか。
スタメン
控え:梶川、伊藤、渡辺、和田、大津、オナイウ、マルコス
渓太はドイツに移籍、テルやエリキもまだ負傷から復帰できず。
そんな状況で迎えたこの試合、スタメンが発表されてびっくりしたのが「サイドバックが3人いるじゃん!」
twitterでは盛り上がりましたねぇ、誰がWGに入るのか、ケニー(松原健)はCBなのかSBなのか、
もしかしてボス3バックやろうとしているのかとか、みなさんの推測がそれぞれバラバラで見ていて面白かったです。
で、キックオフしてみると右CBにはケニー、左WGには啓矢が入ることになりました。
そして、もうひとりびっくりしたのがパギさんの復帰。
6月16日に右手骨折で全治2ヶ月という公式リリースが出てからまだ2ヶ月弱。
驚異的な回復力!
試合の超ざっくり振り返り
キックオフしてから押して、押して、押しまくるマリノス。パスも今シーズン最高では?と思うほどリズムよく回す。仙台は守備を固めてカウンターを狙うが、マリノスはパギさんやDF陣が踏ん張る。札幌みたいなオールコートマンツーマンとかしてこなかったですね。
飲水タイムを挟んでもマリノスが主導権を握る展開は変わらず、ビッグチャンスも作るも最後のフィニッシュが決まらない。
このまま前半終了。
後半頭から啓矢に替えて大津さんを投入。前半から引き続き、ボールを丁寧につなぐマリノスのペース。でも、やはり決まらず、しかし徐々に疲労の色が見え始める選手が。
67分にエジガル→オナイウを投入。それでも得点できず、膠着状態に。ボスは思い切って79分に一気に3人替え。
しかし、入らない!このままスコアレスドローで終了するのか?と思っていたところの90+5分にマルコスが打ったシュートはゴール左隅に突き刺さり、これが決勝点に!
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) 2020年8月1日
🏆 明治安田生命J1リーグ 第8節
🆚 仙台vs横浜FM
🔢 0-1
⌚️ 90+5分
⚽️ マルコス ジュニオール(横浜FM)#Jリーグ#ベガルタ仙台vs横浜F・マリノス
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/tIRBSLPpqX
と0-1で試合終了!
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッション
ポゼッション68%
出典:Vegalta Sendai Yokohama F. Marinos live score, video stream and H2H results - SofaScore
Attack Momentumを見てもマリノスが圧倒的に押していることがわかりますね。
走行距離
出典:【公式】仙台vs横浜FMのトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月1日):Jリーグ.jp
走って走って走り抜きましたね。相手を撹乱できたのでしょうか。
GKパギさんの走行距離が7.3キロというのも驚異的な数字ですが。
シュート数
先程のDAZNのシュート数ではシュート数16本となっておりますが、公式記録では13本だそうです。内訳としては、
・★ブンちゃん:1本
・★あまじゅん:5本
・★タカ:1本
・★エジガル:3本
・★啓矢:1本
・オナイウ:1本
・マルコス:1本
★=スタメン出場した選手
出典:【公式】仙台vs横浜FMのトラッキングデータ(明治安田生命J1リーグ:2020年8月1日):Jリーグ.jp
あまじゅんの5本のうち1本でも決まっていればもっと楽な展開になっていたかもしれませんね。
プレーエリア
出典:J1試合成績:ベガルタ仙台vs横浜F・マリノス 2020年8月1日【スパイア】
・ボールは握れているものの、アタッキングサードでのプレー比率低め?
・でもその割にはペナルティエリア内で47回プレーはできている
では、なぜ入らない?
・枠外シュートが多い
→無理にシュートを打っていたり、ミスキックが多かった可能性
・ブロックされたシュートが4本
→たしかにGKや相手DFに止められていたイメージ
クロス成功率
とまぁ、14.3%とあまりクロスの成功率は良くない。
→クロスの精度が悪いためにシュートを無理に打っている可能性もありうる。
攻撃の偏り
(前半終了時)
前半終了時点ではほぼ左右バランス良く攻撃している
(試合終了時)
だが、試合終了後の記録によると右サイドからの攻撃に若干偏り気味。
→ケニー&龍太の攻撃の影響もありうるかも?
なぜ、勝利できたのか?(仮説)
・前半から主導権は握れていたものの、それを維持しつつ左WGに大津さん、右WGを宏太から小池にすることでスピードを上げて攻め続けたことがジャブとなり試合終盤に効いてきて、マルコスがフリーになることができたのかなと思いました。
気になったポイント
・パスがスムーズになった
→昨年終盤のようなスムーズなパス回しができていたように感じました。
ここまでは考えながらパスを回している感じだったので、テンポが悪かったんですよね。
でも、前節から1週間空いたことにより頭も体も少しはリフレッシュできたのかもしれませんが、
Don't think. Feel. という感じでお互いを感じあってパスがスムーズになっていたと思います。
・ケニーがCBに入った意図は?
ボスのコメントによると
質問:松原選手のCB起用の狙いを教えてください。
「ケガ人が多いという自分たちのチームの状況の中で、彼も経験豊富な選手ですし、問題なくCBもやれると起用しました」
出典:2020 明治安田J1 第8節 vsベガルタ仙台 | 2020 | 試合 | 横浜F・マリノス 公式サイト
とは言ってますけど、控えに槙人がいることや、なんならまだ未出場のノリ(山本義道)だっているわけです。
それでも、あえてケニーを起用したということは後方からのビルドアップに課題があるとボスは感じていたのかもしれません。
それにしても違和感なくやってましたね。すごく良かったと思います。
CBケニーから縦にパスが入ったり、対角線フィードが出たり。
今後もCBケニーを継続するのかはわかりませんが、相手によっては武器になるかもしれません。
・啓矢、後半頭からの交代の理由
渓太やテル、エリキ、そして昨年のマテウスとも違う縦への推進がとくにあるわけでもなさそうですが、渓太が移籍、テルやエリキはまだ負傷からの回復を目指している最中。
でも、杉本竜士がいるのに、この状況でもまだ起用しない。何か意図があるのでしょうか。
しかし、この試合の啓矢はそんなに悪いようには感じなかったのですが、後半頭から交代。最初「あれれ???もしかして怪我?」とも思ったのですが、またしてもボスのコメントによると、
質問:仙頭選手のハーフタイムでの交代については?
「ケガじゃありません。戦術的な部分の交代です。自分たちは、よりスピードアップを図りたかったので大津を入れました。仙頭も前半、いつもと違うポジションでしたが、よくやってくれていました」
とのこと。
つまり、啓矢のスピードに満足していなかった可能性もあるのかもしれません。
そりゃ、純粋なWGがいないですからね。控えのメンバーにWGができそうな選手は大津さんしか入ってないですし。
しかし、右WGに入った宏太も後半途中から疲労の色が見え始めていたので、私は控えメンバーを見てこう思ったわけです。
宏太がもう疲れてる
— まちるだ🇫🇷🦈 (@ysmf0m4c) 2020年8月1日
槙人入れて、ケニーを右SB、龍太をWGで使ってみる?
右WGはもうこうするしか無かったのです。そしたらボスがそのとおりに替えたのでびっくりしましたが。
たぶん龍太のスプリント力で縦への推進力を増そうとしたのかもしれません。
それが、試合終了時点の右に攻撃が若干偏った影響もあるのだと思います。
・パギさんの安心感
カジもこれまでずっと頑張ってきました。すごく良かったと思います。
ただ、この日は怪我明け復帰第1戦のパギさんですが、その守備範囲の広さに安心感がありました。
あと、DF陣も信頼してパギさんにパス出してましたね。そのためか
なんと仙台のフィールドプレーヤーよりマリノスのGKのパス数が多いという結果に(笑)
これはすごいですね。
パギさんと梶川のヒートマップを見てみると、
左が梶川の横浜FC戦のヒートマップ、右がパギさんのこの試合でのヒートマップ。
パギさんのほうが前に飛び出ている時間が長いですね。
それでも、走行距離的にはあまり2人とも変わらないので、特徴によって使い分けて起用していくのもありだと思います。
シュートへの反応が良く、エデルソンのような中距離フィードが蹴られる梶川、前へ積極的に出ていったり、ビルドアップもうまいパギさん。それぞれ違った特徴があって面白いですよね。
きっと、この試合のパギさんの好パフォーマンスは梶川がこれまで頑張ってきたから、それ以上のパフォーマンスを出したいという気持ちのあらわれだったのかもしれません。こういう切磋琢磨、良いですよね。
まとめ
・やっぱり休息の効果は大きかった
・昨年のようなパフォーマンスができれば勝てる
・ケニーのCB意外とアリかも?
・困ったときにはWGに龍太を起用するのもアリかも?
→でも、できれば前への推進力がある本職のWGを起用したいところ
この日の推し選手
ええ、渓太がドイツに移籍してしまったので、今後のこの推し選手枠はケニーでまとめていこうと思います。
ケニーはスタメンフル出場!突然のCB起用にも関わらず、飄々とこなしていました。彼はきっとCBであろうとSBであろうと同じパフォーマンスを発揮できると思います。
つまり、ケニーのポジションはケニー!
ということで。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は朴一圭選手にしようと思います!
(理由)
何度かあった仙台のビッグチャンスをキャッチ等好セーブでしのぎ、無失点勝利に貢献したため。