【テレビ観戦記】2020ACL グループステージ第4節 横浜F・マリノス - 上海上港
2020ACL グループステージ第4節 横浜F・マリノス - 上海上港
2020年11月28日(土)
Al Janoub Stadium 22:00キックオフ
天気:晴
主審:モハンメド アブドゥラ ハッサン
横浜F・マリノス 1-2 上海上港
マリノス得点者:オナイウ阿道(21分)
警告:伊藤槙人(累積1枚)、實藤友紀(累積1枚)
スタメン
※喜田さんと和田さんが逆だったかもしれません…
控え:梶川、チアゴ、畠中、ティーラトン、水沼、渡辺、扇原、松田、大津、マルコス
前節とスタメンを8人替えてきました。上海も8人替えてきたそうです。
試合の超ざっくり振り返り
ハイライト|AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第4節|vs上海上港
マリノスの得意芸ハイラインを真似するかのようにハイラインで来た上海。
そのためなのか立ち上がりから両者積極的に責め合う展開に。
先制したのは上海。CKのセットプレーから決められる形。
でも、その直後、健さん→テルへのホットラインから地を這う速いクロスをオナイウが押し込み同点。
その後も惜しいシーンがあったものの、そのまま前半終了。
後半頭から3人を交代してきた上海はギアを上げる。
それでもマリノスは何度か惜しいシーンを作るも決めきれず。
しまいには上海に2点目を決められてしまう。
後半になって引いて守るようになった上海の守備を崩しきれずそのまま試合終了。
残念ながらこの試合で決勝トーナメント進出は決められず、次節に持ち越しとなりました。
気になったポイント
今回の気になったポイントは2点。まずはこちら。
※黄色がマリノスのスタッツです
AFC公式サイトのスタッツによると、マリノスのCKは11本。
この11本を1本ずつ試合を見直してカウントしました。
ハイボール(高さのあるボール):7本
ショートコーナー:4本
1本目(17分):キッカーあまじゅん、ファーの槙人へ
2本目(27分):キッカーあまじゅん、ファーのテルへ(ミスキックの可能性も)
3本目(37分):キッカーあまじゅん、ファーのサネへ
4本目(42分):キッカーあまじゅん、ニアの大然へ
5本目(43分)★:キッカー大然、ショートコーナーで高野へ
6本目(47分)★:キッカー健さん、ショートコーナーであまじゅんへ
7本目(48分)★:キッカーあまじゅん、ショートコーナーで大然へ
8本目(48分):キッカーあまじゅん、ニアのオナイウへ
9本目(59分):キッカーあまじゅん、ファーの槙人へ
10本目(73分):キッカー宏太、センターのオナイウへ(?)
11本目(79分)★:キッカーマルコス、ショートコーナーでブンちゃんへ
ちなみに上海上港のDF陣ですが、
24番:身長184センチ(→後半から交代で入った4番の選手の身長180センチ)
28番:身長181センチ
13番:身長189センチ
21番:身長183センチ
37番:身長177センチ
と大型揃い。
マリノスでCKのターゲットになりうる選手はオナイウが180センチ、槙人が183センチ、サネさん179センチと上海の選手より小型。
それなのにも関わらずショートコーナーを多用しなかったんですよね。
おそらくキッカーがあまじゅんがほとんどだったということもあり、ピンポイントで合わせられると思ったのでしょうが、もう少しショートコーナーを使ってタイミングをずらすことで相手の守備を揺さぶっても良かったのかなと個人的には思いました。
もう一つ気になったのがこちら。
2,5バックを崩す方法はあるのか?(推論)
上海上港DF陣(5バック)のヒートマップを比較してみます
左側が前半、右側が後半のヒートマップです。
AFCの公式サイト、ご親切にここまで情報公開してくれるのはありがたいです。
ということはさておき、明らかに後半のほうが引いて守ってるのがわかるかと思います。
さて、これをどう崩すのか?戦術についてはどどどど素人の自分が考えてみようと思います。(マンチェスターシティっていつもどうしてたっけ?というのを思い浮かべながら考えてみました)
1,WGがぶっちぎって、相手DFが整う前に低いクロスを入れる(要するに前半のオナイウの得点シーンのような形)
2,真ん中に楔となる選手を置き、一旦そこを経由してタイミングをずらしてシュート
3,真ん中に選手を置き、ターンしてシュート
4,相手DFの間の狭い隙間を突っ切って縦深くまでえぐって中にクロスを入れる
5,相手DFの間の狭い隙間を突っ切るのを狙って、そこに別の選手がパスを出し、突っ切った選手がシュートまで行く
あああ…考えてみたらシルバやデ・ブライネ、アグエロがほしいと思ってしまいました。
でも、1はできなくはないと思うんですよ。大然・テル・詠太郎・高野、このあたりでできるかと。
2はオナイウなり、マルコスが楔となるとか?
3はエジガルが得意そうだけど…いないし難しいかな
4はあまじゅんやナベコ(=渡辺)ならできるかも
5は狭いところにパスを出せる選手が必要なので誰かいるだろうか…???
と机上の空論ばかりになってしまいましたが。
まとめ
・スタメン8人入れ替えてもそこまでクオリティは落ちなかった
ボスのコメントにもこうありますし。
この間のスタメンから、大きくメンバーを代えました。このハードな大会を11人で戦っていくわけではありません。ここにやって来た全メンバーが良い準備をしてやっていくことが大事だと思います。次の試合、全北戦に良い準備をすることが大事です。そこでも自分たちのサッカーという部分で、今日以上のパフォーマンスを見せることができればいいと思います。その次のシドニー戦も同様です。しっかりいい準備をしていきたいと思っています
・決めきることが大事!
・後半相手が引く前までに追加点が欲しかった
・Jリーグとの審判のジャッジの違いにそろそろアジャストしよう。無駄なカードをもらうのはもったいない
・この試合のテルと大然の両WGは中を見ずにどんどんクロスを供給していた。とても良かったと思う
(昨年の形だよ、うんうん!とうなずきながら見ていました)
・そろそろ5バックなり引いて守る相手を崩す型を見つけないときついかな
・個人的にはナベコや詠太郎を入れてみても良かったかなと思っている
・次の全北現代戦で必ず勝利を!
・あまじゅんの怪我は大丈夫だろうか…
この日の推し選手
ケニーこと松原健、スタメンフル出場!
惜しいシュートが1本ありましたが、決められず。
それより、オナイウの同点ゴールの起点となったケニーのテルへのパス。
さすがですね。阿吽の呼吸って感じでした。
【この試合の頑張ったで賞】
負け試合なのでとても難しいのですが…同点ゴールを決めたオナイウ阿道選手にしたいと思います。
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Sofascore
・AFC公式サイト
【テレビ観戦記】2020ACL グループステージ第3節 上海上港 - 横浜F・マリノス
2020ACL グループステージ第3節 上海上港-横浜F・マリノス
2020年11月25日(水)
Al Janoub Stadium 22:00キックオフ
天気:晴
主審:アリ サバ アルカイシ
上海上港 0-1 横浜F・マリノス
マリノス得点者:天野純(90分)
警告:小池龍太(累積1枚)
いよいよ再開しましたACL。
マリノスはこれまで2試合行い2連勝勝ち点6で首位の状況から再開となりました。
スタメン
控え:高丘、伊藤、高野、實藤、松原、渡辺、天野、喜田、仲川、オナイウ
ACLは10人までベンチ入りできるのが良いですね。
梶川は練習はみんなと一緒にやっているそうですが、控えにも入らないというのはどうしたのでしょうか…。
試合の超ざっくり振り返り
ハイライト|AFCチャンピオンズリーグGS第3節|vs上海上港
上海はフッキ、オスカル、アーロン・ムーイといった助っ人が揃い手強いぞと思っていましたが案の定といったところでしょうか。
上海は、スタートポジションは4バックのようになっていますが、実際は5バック担っているように見えました。
そのためかマリノスがボールを握る展開が続くも、固い守備を敷く最後の3分の1で崩しきれずという状況が続きます。
Jリーグとのジャッジ基準が異なり軽い接触プレーでも笛が吹かれたりと、その面に適応するのも大変。
大然など惜しいシュートもあったものの決まらず。前半は0-0で折り返す。
後半頭から和田さんに替え喜田さんを投入、龍太(=小池)の負傷というアクシデントがあり健さん(=松原)をとボスは交代カードを切る。
63分にテル、高野を両WGに入れてるもなかなか状況は変わらない。
しかし上海に流れが傾きつつあったころ、健さんがペナルティエリア内で相手選手を倒してしまったということでPKの判定。
PKのキッカーはオスカル。オビは川崎戦に続き右手一本横っ飛びでPKを止める。
(深夜に「オビーーーー!」と叫んじゃったよね)
いよいよこのままスコアレスで終わるのかとよぎった頃、高野のクロスをテルがヘディング、GKに止められるもそのこぼれ球に詰めたあまじゅんが押し込みゴール!
(ここでも「よっしゃ、あまじゅん!」と叫んだ。ご近所さんすみません)
それを守りきり再開後初戦を勝利で終えたのでした。
気になったポイント
今回の気になったポイントはこちら
・交代の意図
水沼→仲川
前田→高野
この交代についてはわかりやすいのではないでしょうか。
同じポジションの交代なのではありますが、テルや高野はサイドの深くまで前進できるのでその点を利用したかったのではないかと思います。
宏太は深くまでえぐってクロスというより、どちらかというとアーリークロスが多いですからね。宏太のクロスはだいぶ警戒されているようにも見えましたし。
マルコス→天野
この交代も同ポジションの交代ですが、あまじゅんが狭いところに入っていくのが得意なイメージがあるので、5バックを敷く上海の最終ラインの隙間を突くことを狙ったのかもしれません。
気になったのはこちらの交代。
和田→喜田
同じボランチポジションの交代ではありますが、個人的には「???」となりました。
試合前日会見が喜田さんではなくタカだった時点で「喜田さんはスタメンじゃないのかも」とは思ったのですが、そこで出場した和田さんを後半頭から交代させて喜田さんを投入したのはなぜだったのか。
Sofascoreのスタッツ比較
AFC公式サイトのヒートマップ
※左側が和田さんのヒートマップです
AFC公式サイトのボールタッチポイント
※左側が和田さんのタッチマップ(ボールに触れた場所)です
比較してみると
・喜田さんのヒートマップの色の濃い部分が若干和田さんより前目でキープしている
・喜田さんのボールタッチ数が多い
・喜田さんのデュエル勝利数が多い
ということから推測するに、ボスは
1,もっと球際激しく行ってほしいことを要望した
2,ハイラインを維持するために前目のポジションに立ってほしい
ということを喜田さんに要望したのではないでしょうか。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ACLはデータ数が色々多いので省略します。
この記事の最後にリンクを貼っておくので確認してみてください。
ACLの公式サイトにはJリーグより様々なデータを見ることができるので楽しいですよ。
まとめ
・交代が成功して再開初戦を勝利!
・でも、この勝利に向けて勢いづけたのはオビのPKストップ!
・Jリーグの感覚で相手選手に挑んでいくとファウルを取られやすいので要注意!
・龍太、どうか軽傷でありますように…
・次も同じ上海上港との対戦。相手は今回の試合を受けてどう出てくるか。
・この試合の勝利をきっかけに勢いづけていこう!
この日の推し選手
ケニーこと松原健、53分から途中出場!
龍太負傷により急きょの出場となりましたが、テルとのコンビネーションはさすがでしたね。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞はもちろんこの選手。オビ・パウエル・オビンナ選手です。
(理由)
もちろんPKストップです!これをきっかけにチーム全体が「よしっ!」と気合いを入れ直したはずです。
そして何よりすごいのが、
#ICYMI, here's *that* moment 🧤#ACL2020 | @prompt_fmarinos pic.twitter.com/tgQHuoKcYX
— #ACL2020 (@TheAFCCL) 2020年11月26日
動き出す前にプレジャンプと言って一旦小さくジャンプする選手が多いのですが、オビは全くプレジャンプしていないんですよね。
そしてオビがギリギリのギリまで動かなかったこともありオスカルもオビの動きが読みきれなかったというのがあるかもしれません。
本当に素晴らしいプレーでした。
しかもどうやら本人コースを読んでいたそうですよ。
(PKのシーン、どういう予測と準備をしていたのか?)自分は試合経験は少ないし若いといわれるかもしれませんが、このときのために、これまでずっと毎日しっかりと練習を積んで来たので、焦りや緊張はありませんでした。ここで結果を残すためにやって来たのですから、自信を持ってプレーできました。PKの相手のシュートはいいコースでしたけれども、読みどおり、しっかりと弾けたので良かったです。
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Sofascore
・AFC公式サイト
2020 J1 第30節 川崎フロンターレ ー 横浜F・マリノス
2020年J1第30節 川崎フロンターレ ー 横浜F・マリノス
2020年11月18日(水)
等々力陸上競技場 19:03キックオフ
天気:晴
主審:木村 博之
川崎フロンターレ 3-1 横浜F・マリノス
マリノス得点者:畠中槙之輔(59分)
警告:高丘陽平(退場)、松原健(累積3枚)、マルコスジュニオール(累積4枚→次節出場停止)、ティーラトン(累積4枚→次節出場停止)、チアゴマルティンス(累積2枚)
ACLのためカタールに出発する前最後の試合となったこの試合、本来ならば多くのマリノスサポーターが駆けつけたかったはずです。
そして、勝って、ACLに向けて勢いをつけたいところだったわけですが。
スタメン
控え:オビ、高野、實藤、渡辺、天野、仲川、オナイウ
おそらくACLもこのメンバーがメインメンバーとなるのかなと思われますが、外国人枠の都合誰かが入れ替わる可能性がありますが、概ねこのメンバーがスタメンとなることが多いかもしれません。
浦和戦で好パフォーマンスを見せた小池龍太や伊藤槙人はこの試合はメンバー外でした。
試合の超ざっくり振り返り
試合は拮抗した展開。どちらに点が入るのか緊張感が漂っていました。
中盤でのせめぎあいが続き、前半が終わろうとしていた頃ループシュートをペナルティエリア外で手で止めてしまった高丘。
決定機阻止ということで一発レッドで退場…。
しかし、GK無しで戦うのは無理。ということで、宏太を下げてオビを投入。
オビは入って直後にFKを止める大仕事。
前半は0-0で終えて折り返す。
だが、後半頭から川崎は選手を交代し、ギアを上げることを試みる。
先制したのは川崎。でもその直後CKを得たマリノス。槙之輔のヘディングが決まり同点。
人数こそ11人vs10人になっていたものの、1人足りないことを感じさせないマリノス。
でも、川崎に攻められる時間が長く、マリノスはカウンターで応じる流れ。
オビが度重なる好セーブを連発!
そんなハラハラした展開でこのままドローで終われば…とよぎった頃に
90分、そしてアディショナルタイムに追加点を奪われて試合終了となったのでした。
ACL前最後の試合は残念ながら敗戦で終わりました。
気になったポイント
今回の気になったポイントはこちら
・喜田→天野の交代について
この試合、喜田さんを58分と割と早い時間に交代させています。
先制されたあとであること、川崎に押し込まれていることを考えるとあまじゅんを投入して、より攻撃的にするのは納得です。
でも、なぜ喜田さんを下げたのか?
(仮説)
おそらくタカのロングボールでの展開力を利用したかったのではないか?
マリノスは攻め込まれている。しかも10人という状況、前に押し上げるにはカウンターしかない。
であれば、タカのロングフィードを使いたかったのかなと考えました。喜田さんはあまりロングボール使わないですからね。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッション)
※右側がマリノスの数字
ポゼッションはやはり川崎のほうが上回る。
(AttackMomentum)
こうして改めて見るとこれだけ川崎の攻撃的な時間帯が多かったにも関わらず90分に失点するまでよく耐えていたなと思います。
(シュート数内訳)
公式記録によるとたったの4本…。なんとも寂しい限り。
内訳
・★チアゴ:1本
・★畠中:1本
・★エリキ:1本
・★水沼:1本
★=スタメン出場した選手
走行距離とスプリント回数
走行距離が川崎より下回ってますね。相手より下回るのは珍しいかも。
プレーエリア
その他の数字
※右側がマリノスの数字
インターセプト数が川崎より上回っていたのは意外でした。
まとめ
・2点差ついてしまったものの、お互いのプライドと戦術のクオリティがぶつかり合う好ゲームだった
・喜田さんのコメントを読むと、ちょっといろいろと背負いすぎていないかと心配に…アウェイ湘南戦のときもサポーターに挨拶に来た際に最後まで頭を上げなかった姿を見たときにそう感じました。
まず今日の敗因は、陽平の退場のきっかけをつくった自分のパスミスだと思います。やはり10人になったらゲームが難しくなるのは当たり前のことなので、むしろそれまでのチームのパフォーマンスだとか、10人になってからの皆の闘う姿勢などは賞賛されるべきものだと思います。
チーム、選手、スタッフの準備に何一つ問題はなかったし、自信を失う必要はまったくないと自分は思います。陽平自身も責任を感じる必要は一切ないし、チームも自信を失う必要は全くないパフォーマンス、内容だと思いました。
今日のゲームから、何を上げなければいけないかと言われれば、自分がミスをしない力だと思います。あのワンプレーのきっかけをつくった自分のパスミス、たった一本のパスミスかもしれませんけれども、その一本がゲームの勝敗を分ける、そういう厳しい世界にいます。本当に自分一人の責任だと思うので、そこはチームに迷惑をかけたという気持ちでいっぱいです
・高丘の退場は高丘が手で止めざるを得ない状況になってしまったのが良くなかった
・オビ、好セーブ連発!よく頑張った。オビが止めなきゃもっと失点していたかもしれない
・マルコスの負傷は軽傷であってほしい(ボスは大丈夫と言っているけれども)
・高丘、結局リーグ戦1勝もできず終了(勝たせてあげたかった)。マリノスのサッカーに慣れるにはまだ時間がかかりそう
・しっかり切り替えてACLにのぞもう!
・梶川、怪我の具合はどうでしょうか?(練習には普通に参加しているようですが)
この日の推し選手
ケニーこと松原健、スタメンフル出場!
この試合ではどちらかというと左サイドからの攻撃が多く、どちらかというと守備に追われることが多かったと思います。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞はもちろんこの選手。オビ・パウエル・オビンナ選手です。
(理由)
J1で2試合目の出場、しかも急遽の出場だったにも関わらず好セーブ連発!本当によく頑張りました。きっと浦和戦、そしてこの川崎戦で何試合分の大きな経験ができたと思います。今後の成長に期待したいと思います。
最後に
最大約1ヶ月間のACLという戦いの場に立つことになるマリノス。
残念ながら私達サポーターは現地に行って応援することができません。
リーグ戦では思うような結果を残すことはできなかったかもしれません。
ただ、タイトル獲得のチャンスです。でも、簡単にはいかない難しい舞台です。
そんな舞台に立てることだけでもすばらしいことですが、どうか目標の「ACL優勝」に向けてマリノスファミリー全員の力を結集し挑んでいきたいですね。
私達サポーターにできることはただ一つ。選手を応援すること。
日本から見守りましょう!
ひとりひとりの気持ちを合わせて、辿り着こうぜ最高の場所へ!
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Jリーグ公式サイト
・Sofascore
・スパイア
2020 J1 第27節 横浜F・マリノス ー 浦和レッズ
2020年J1第27節 横浜F・マリノス ー 浦和レッズ
2020年11月14日(土)
日産スタジアム 16:03キックオフ
天気:晴
主審:福島 孝一郎
横浜F・マリノス 6-2 浦和レッズ
マリノス得点者:ジュニオールサントス(2分)、前田大然(10分)、小池龍太(14分)、ジュニオールサントス(37分)、水沼宏太(67分)、ジュニオールサントス(90+1分)
警告:
11月中旬だというのにもうホーム最終節となりました。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてシーズン中断。
いつ再開されるか、このまま再開できずに終わるのか…そんな不安を抱えることもありました。
7月に再開してから間に22連戦という連戦を乗り越え、無事にホーム最終節を迎えられたことはこの異例だらけのシーズンで幸いなことなのかもしれません。
スタメン
控え:高丘、チアゴ、高野、渡辺、大津、仲川、松田
スタメンが発表されたとき、
まずは二度見→控えメンバーも確認→頭の中「???」状態→「ボス、大丈夫?」という不安
という自分の頭の中。
びっくりしましたよね。栃木から戻ってきたばかりのオビがスタメン、そしてオナイウがトップ下、健さんやあまじゅん、マルコスやエリキ、そしてチアゴも槙之輔もいないスタメン。
正直ですね、「ボス、この試合捨てるつもりなのか?」とも一瞬思いました。
本当にすみませんでした…。
試合の超ざっくり振り返り
キックオフ早々にジュニサン(=ジュニオールサントス)のゴールを皮切りにあれよあれよと開始15分で3得点。
途中、浦和のマルティノスが打ったシュートがクロスバーを叩いたときは「オビ、フォース使ったのか?」とか思いましたが、その後オビのフィードが槙人(=伊藤)にぶつかりオウンゴールになったところを見ると、フォースを操るジェダイとしてはまだまだ修行が必要なのかもしれません(笑)
でも、これでマリノスの立派なGKの一員になれたね!
その後もゴールを量産。宏太のゴールもようやく勝利につながり、終わってみれば6-2の大量得点。
笑顔いっぱいで終えた最終節となりました。
気になったポイント
今回の気になったポイントはこちら
・トップ下オナイウ阿道は何が違ったのか?
この日、トップ下の位置に入ったのはマルコスでもあまじゅんでもなくオナイウ阿道。
しかも全得点に絡んだと言っても過言ではないほどの大活躍。
これまでオナイウはどこのポジションなら輝くのだろう?と思うこともありましたが、この日トップ下の位置で最も輝きを放っていました。
では、昨日のオナイウはこれまでのマルコスと何が違ったのか?
ちょっとデータを見てみることにしましょう。
(この日のオナイウのヒートマップとスタッツ)
74分プレーし、タッチ数58回、パス成功率89%、ロングボール5回中4回成功、地上でのデュエル6回中3回勝利、空中戦でのデュエル1回という結果。
(直近5試合のマルコスのヒートマップ)
※左から順に湘南戦→鹿島戦→広島戦→FC東京戦→セレッソ戦の順(画像タップすれば拡大して見ることができます)
ヒートマップを見ると、この試合のオナイウは幅広く動いてはいるものの、色の濃いところを見ると中央部分が濃い感じですよね。サイドは薄いというかほとんどない。
一方マルコスは左右広く動いています。色の濃いところを見るとサイドに偏っている試合もあります。
マルコスの今シーズン通してのヒートマップを見ると
とこんな感じで幅広く動いています。
対戦相手によって異なる可能性もありますが、マルコスのように幅広く動かなくても真ん中でしっかり収めて前線につなげてくれれば決定機に繋げることができると言えるのかもしれません。
昨年大分でリーグ戦10ゴールを決めたオナイウなのでセンターFWというイメージが強いのかもしれませんが、こういう起用の仕方もあるという新たな発見になりましたね。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッション)
※左側がマリノスの数字です
とまぁ、ポゼッション的には互角。
(AttackMomentum)
上に飛び出ている時間が多かったのでポゼッション的には互角といえども攻撃的な時間帯はマリノスのほうが多かったとなります。
(シュート数内訳)
公式記録によるとシュート26本!(浦和も14本も打っていた…)
内訳
・★小池:3本(あのぅ、一応言っておきますがSBの選手ですよ?)
・★オナイウ:5本(1本でも決まってほしかった…)
・★扇原:2本
・大津:1本
・★水沼:1本
・仲川:2本
・★ジュニオールサントス:8本(えっ!!!???)
・★前田:2本
・松田:2本
★=スタメン出場した選手
走行距離とスプリント回数
小池&タカ、そして和田さん、よく走りました。
前線の選手のスプリント回数も多いですし、小池の34回というスプリント回数もすごいけど。
オビ、まぁあまりボールが来なかったこともあってか5キロ未満でした。
プレーエリア
ペナルティエリア付近でのプレー数が58回ってすごいですね。
(まだまだ得点できた可能性もあったってことですよね。西川選手もすごかったですが)
その他の数字
結構ロングボールも使っていたんですね。(72回)
6 - 横浜FMは第27節浦和戦で6得点を挙げて勝利(6-2)。同クラブがJ1で6得点以上を挙げたのは2018年7月の仙台戦以来(8-2:アウェイ戦)。ホームで同得点数以上を記録したのは2007年8月の横浜FC戦(8-1)以来となった。豪快。 pic.twitter.com/7a9jEk567e
— OptaJiro (@OptaJiro) 2020年11月14日
まとめ
・スタメン9人入れ替えても6得点で快勝!
・それもこれもみんなにマリノスのアタッキングフットボールが浸透し、誰が出ても遜色なくプレーできるようになってきた証と言えるかもしれません
(数年前のマリノスじゃ考えられなかったかも…)
・タカ、和田さん、小池は守備・攻撃においていてほしいところにいてくれた用に見えた
・残りのリーグ戦やACLでオナイウのトップ下起用も増えるかも?
・サネ(=實藤)、テル、高野、ナベコ(=渡辺)とけが人も復帰し、ACLに向けて準備が整いつつある
・ブンちゃんはまだコンディション100%までは行ってないかな?でも、徐々に上がってくるはず。
・ブンちゃん&前田の左サイドコンビ、今までで一番タイミングが合っているように見えた
・オビ、J1デビューおめでとう!
・宏太のゴールがようやく勝利に!よかったね。
(次は古巣相手にゴールを決めて勝とうね!)
・ジュニサン、ハットトリックおめでとう!
・龍太、よく走りました。サイドバックとは思えないほど何度も裏を狙って走り続けてましたね
・これまでコンスタントに試合に出場していた何人かの選手を休ませることができました
これに関してボスのコメント
質問:チームがフレッシュな気持ちでプレーできていたように見えましたが、その理由は?
「今日の試合を含めてACLの前に2試合ありましたが、連戦の中で選手たちが疲れていましたから、前節で出ていない選手たちを使っていこうと思いました。
皆さんもご存知だと思いますが、このF・マリノスのサッカーというのは簡単ではありません。とにかく走りますし、ゴールも奪いますし、ボールを常に追いかけて、常に保持する。通常のシーズンだとしても簡単ではないところなのに、今シーズンは数カ月でシーズンが終わってしまうぐらいタイトなスケジュールで試合をこなさなければなりません。その中で、自分たちのサッカーをしていくのです。
自分たちのサッカーをやめないというのは、まず私がこれをやりたいというのがありますし、選手たちもしっかりと理解しています。このサッカーを貫くというのは、自分が選択したからには、自分が責任を持つべきだと思います。特に今日はホームラストというところもあり、良いパフォーマンスをしてACLに向けて準備をしたいと思っていました。
川崎戦についても、また違ったチーム構成で臨むかもしれませんが、しっかりとフレッシュな状態でACLに臨めるように、全員で準備していきたいと思っています」
この日の推し選手
ケニーこと松原健、残念ながらメンバー外…。
びっくりしました。
次の推し、テルは74分からプレー。シュート2本のうち1本は大変惜しいシュートでしたが西川選手に止められてしまいました。
怪我しないで!と祈りながらプレーを見てしまいました。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は候補はたくさん。ハットトリックのジュニサン、アシストした宏太、そして龍太などなど、でもこの試合はなんと言ってもこの選手でしょう。
オナイウ阿道選手にしようと思います。
(理由)
・アシストを含め全得点に関与。(大然のゴールシーンもニアに入って相手DFつってますからね)
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Jリーグ公式サイト
・Sofascore
・スパイア
2020 J1 第26節 湘南ベルマーレ ー 横浜F・マリノス
2020年J1第26節 湘南ベルマーレ ー 横浜F・マリノス
2020年11月11日(水)
Shonan BMW スタジアム平塚 19:33キックオフ
天気:晴
主審:岡部 拓人
湘南ベルマーレ 1-0 横浜F・マリノス
マリノス得点者:
警告:マルコスジュニオール(累積3枚)
ついこの前まで暑い中での観戦だったのに、すっかり寒い中での観戦となりました。
底冷えがひどくて足がみるみる冷えていき、かなりしんどい環境での観戦でした。
スタメン
控え:オビ、實藤、扇原、仲川、ジュニオールサントス、前田、オナイウ
帰ってきました!アウェイ柏戦で負傷してから欠場が続いていたテル、ようやく控えメンバーに入れるまでに復帰しました。
(最近、大津さんがベンチ入りすることが少ないですね。)
試合の超ざっくり振り返り
この試合も試合をDAZNで見直さずにスタジアムで見たままで振り返ろうと思います。
(自分のtwitterでは解説者への酷評が多かったので、ちょっと見る気が起きずでして…)
前半はボールを握る時間は長いものの、湘南の攻撃にやや苦しめられるマリノス。
後半頭から選手を入れ替え、いつものやり方に戻したのが良かったのか、ゴール前までは何度も何度も攻め込むも最後のフィニッシュで崩しきれないマリノス。
だが、湘南のセットプレーでのヘディング一発が決まってしまう。
その後もマリノスは最後の最後で崩しきれず、決めきれずで試合終了。
残念ながらリーグ戦3連敗となってしまいました。
気になったポイント
今回の気になったポイントはこちら。
・ボスはなぜゼロトップというか、マルコスをセンターに置く形を試したのか
ヨコハマエクスプレスの無料部分より。試合前のボスのコメントより
――今日の練習ではマルコス選手が普段より高い位置にいるように見えた。彼に期待していることは?
「湘南戦に向けてということではなく、湘南戦が終わったらまた練習できない状況になる。いろいろなことを試したかったし、彼にとって初めてやるポジションではない」
――外国人枠に限りのあるACL仕様を試したかったということか?
ということですが、果たして本当にそうなのでしょうか。
個人的には、以下のように考えています。
(仮説)
1,実はACLに向けた実験をしているのではないか?
ACLではエジガルもいない、おそらくジュニオールサントスもいないかもしれないことを考えるとトップの位置に入るのはオナイウ。連戦を考えるともう1人はトップに入る選手がほしいところ。で、マルコスをその候補の一人として考えているのではないか。
2,広島戦、鹿島戦での敗戦を受けて最後のフィニッシュの崩し方のオプションというか、パターンを増やそうとしているのではないか?
こんな感じではないでしょうか?
では、なぜあっけなく前半でテストを終了したのか?
・思ったほど上手く行かなかった
・勝ち点を稼ぐためには現実的にならなくてはならず、勝利のために元に戻した
あたりかなと。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッション)
※右側がマリノスの数字です
Sofascoreの数字によれば70%超。70%を超えたときの勝率が気になるところ。
(AttackMomentum)
試合序盤こそマリノスの攻撃的な時間が少ないものの、徐々に流れを掴んでいるんですがねぇ…。
(シュート数内訳)
シュート12本打ってるんですよ。1本ぐらい決まってもよいのに…
一方湘南はシュート6本。なのにたった1本決まるだけで勝ててしまう。
これが改めて感じるサッカーの不思議さですよね。
内訳
・★チアゴ:1本
・★小池:1本
・★松原:3本
・★天野:2本
・★喜田:1本
・★ジュニオールサントス:2本
・★マルコス:2本
★=スタメン出場した選手
両サイドバックがシュートを打つ積極的な展開。健さんのシュートが1本でも決まっていれば…。
健さんは「今日の崩しきれない展開的にミドルシュートがほしいな」と思っているとバンバン打ってくれる気がします。
走行距離とスプリント回数
高丘の走行距離が3試合目にして6キロ越えてきましたね。少しずつマリノスのやり方に慣れてきた感じでしょうか。
センターバックの2人がチアゴが11キロ超え、槙之輔が9キロ台と異なるところも面白いですね。(チアゴの走行距離が長いのはサイドバック並みに上がっていったからだと思いますが)
プレーエリア
アタッキングサードでのプレー数もマリノスが湘南より4倍も多いし、ペナルティエリア付近でのプレー数も多いのにも関わらず決めきれないという…
その他気になった数字
14 - 湘南はホームでの横浜FM(前身のマリノスも含め)戦では、1994年3月の今カード初対戦で勝利して以来、14試合ぶりの勝利。待望。 pic.twitter.com/l99unAn5si
— OptaJiro (@OptaJiro) 2020年11月11日
確かにアウェイ湘南戦は得意なイメージだったのに、久しぶりの敗戦となったわけですね。
一応、こちらのスタッツも載せておきます。
※右側がマリノスの数字です。
まとめ
・攻撃の仕方が単調すぎた
→ペナルティエリア手前で中央から浮き球を入れてシュートなど同じパターンでの攻め方を繰り返してたように感じました
・崩し方にまだまだ工夫が必要
→小池のコメントを読んで確かに!と納得しました。
「こういう試合の中で、自分たちがやるべきことであったり、やらなくてはいけないことが、もっとあったと思います。自分たちのゲームを自分たちで崩してしまったというか、やるべきことの中でオーガナイズが少し欠けていたかなと思います。
(崩し切るために、何が足りなかったのか)前半、空いているスペースを少し使い切れていなかったということで、ハーフタイムにボスからいろいろな指示が与えられました。その中で、空いているスペースをどう使うか。そこから押し込んだ時に、どうやって割って入るか。どこのポジションから割って入るのか。これらが課題だと思います。単調な攻撃にならないために一人一人のポジションを、もっと崩すというか的確に取らなくてはいけないところで、もう少しコミュニケーションだったりの連係は大事にしなければならないと思います。
引いてくるチームというのはACLでもあるかもしれませんから、自分たちは今日それを試されたともいえます。チャンスはつくりましたけれど、最後、決め切れなかったのは課題だと思っています」
・失点シーン、なぜフリーになっていたのか?セットプレーがゾーンディフェンスのせいなのか?
・テル、短い時間ではあったものの無事に復帰!今後少しずつプレー時間が増えてくることでしょう
・高丘がGKに入ってからまだ勝てていないので、そろそろ勝ちたい
・梶川、ナベコ(=渡辺)、長引くのだろうか…
・ボールパーソンのせいで負けたとは思ってはいないが、ある程度は仕方ないにせよ、あからさまにホーム有利な球出しだったり時間稼ぎは…
この日の推し選手
ケニーこと松原健、スタメンフル出場!
3本のシュートを打ちましたが1本でも決まっていれば…。
テルが入ったときの阿吽の呼吸はさすがだなと思いました。
やっぱり右サイドのこのコンビは見ていて楽しいです。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は小池龍太選手にしようと思います。
(理由)
・豊富な運動量もそうですが、いてほしいところにいてくれるというか。上手く言葉で表現できないですが「賢いな」と思った次第です。
今回の記事を書くにあたっての出典
・ヨコハマエクスプレス
・マリノス公式サイト
・Jリーグ公式サイト
・Sofascore
・スパイア
2020 J1 第31節 横浜F・マリノス ー 鹿島アントラーズ
2020年J1第31節 横浜F・マリノス ー 鹿島アントラーズ
2020年11月3日(火)
日産スタジアム 13:03キックオフ
天気:曇
主審:山本 雄大
横浜F・マリノス 2-3 鹿島アントラーズ
マリノス得点者:水沼宏太(17分)、エリキ(27分)
警告:扇原貴宏(累積2枚)、エリキ(累積1枚)、伊藤槙人(累積5枚)
" The Classic "と銘打ち、久しぶりに2万人を超える観客が見守る中行われました。
やっと2万人入れるまでになったかと思うと同時にリスクも高まるのでドキドキするのも本音。
久しぶりにキッチンカー「フレーミングノラ」さんのガパオライスも食べられたので良かったです。
スタメン
控え:オビ、實藤、和田、天野、前田、松田、オナイウ
今節、槙之輔が出場停止によりその位置に入ったのは槙人(=伊藤)
控えには先日栃木SCから戻ってきたオビ、そして負傷から復帰したサネ(=實藤)が入りました。
試合の超ざっくり振り返り
正直、この試合はとても悔しい!
DAZNで試合を見直したくもないほど。ということで、この記事は試合を見直さずにスタジアムで見たままで書いています。ご了承ください。
流れよく前半2点取ったまでは良かったのに…前半飲水タイムあたりからですかね。徐々に鹿島が攻める時間が長くなってきました。そして何度もマリノスのサイドバック裏を対角線フィードで狙われていたと思います。
後半になると、ますます前からプレスをかけてくる鹿島。
それに慌てたのかビルドアップが上手く行かない。そして攻め急ぐ。
攻め急いだためか、ボールロストしたりが多い。
結局、悔しい逆転負けとなってしまいました。
気になったポイント
今回の気になったポイントはこちら
・交代が普段より遅かった&交代の意図
ボスは70分前後から交代することが多いのですが、この試合では81分まで引っ張る展開。
しかも身体が重そうに見えた(?)タカではなく、喜田さんを交代させたわけです。
どうしてだろうと思いました。
【交代の意図について】
ボスは、
・ジュニサン→オナイウ
・水沼→前田
・喜田→天野
という交代をしています。
・ジュニサン→オナイウ
・水沼→前田
ここに関しては同じポジションの選手の入れ替えなので、疲労面とフレッシュな選手によるプレス強度を高めてボールを奪い前進しようとしていたのではないでしょうか。
・喜田→天野
この交代について、まずはこの日の2人を比較をしてみます
※画像をタップすれば拡大できます
プレー時間が90分と81分で異なりますが、喜田さんの方がデュエル面、インターセプト数などが多く、タカはポゼッションロストが多いですね。
この時間帯は鹿島が攻める展開の時間。であれば、守備的には喜田さんを残すべきだったのかもしれません。でも、ボスはタカの方を残したわけです。
しかも、マリノスは攻めなくてはならないと考えると、ボールを繋げる和田さんの投入でも良かったはずですが、ボスはあまじゅんを選択。
なぜでしょう?
(仮説)
1,和田さんではなくあまじゅんを選んだのは、あまじゅんの前への推進力と、シュートへの積極的な姿勢を利用したかったのではないか?
2,大然を左WGに入れたい、であれば左サイドのビルドアップを上手く回そうとするならばタカを残した方が良いとボスは判断したのではないか?
思いつく感じではこんな感じでしょうか?
【交代が遅かったのは?】
(仮説)
1,中5日だったこともあり、長めに引っ張っても行けると判断した?
2,ACLも考えると、今日のスタメンメンバーでなんとか苦しい局面を変えてほしいというボスのメッセージだったのでは?
と素人ながらに思いました。みなさんはどう思われましたか?
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッション)
※左側がマリノスの数字です
ボールポゼッションはほぼ五分。
(AttackMomentum)
マリノスはほぼ後半攻撃できず。試合全般を通して鹿島が主導権を握る展開に。
(シュート数内訳)
シュート11本…
内訳
・★小池:1本
・★扇原:1本
・★マルコス:2本
・★エリキ:3本
・★水沼:1本
・★ジュニオールサントス:3本
★=スタメン出場した選手
走行距離とスプリント回数
高丘の走行距離が広島戦より下回る5.318キロ。
マリノスのGK陣は6キロ、7キロ走るのが多かったことを考えると少ないですよね。
プレーエリア
改めて数字で見てもアタッキングサードまでなかなかボールが運べていないですね。
その他気になった数字
※左側がマリノスの数字です
マリノスの方がボールロストしている印象が強かったのですが、意外と鹿島のほうが多かったんですね。
そして球際負けてるし…。
まとめ
・3点目が取れていれば…決めるべきときに決められないとこうなるよね。
・後半はほぼコントロールできず。
ボスもこんなコメントを
質問:後半、鹿島がスタートから圧力を掛けてきて、それに対してF・マリノスがボールを支配する時間を取り戻すことができませんでした。それは、どういうところに原因があったのでしょうか?
「今おっしゃったように、後半なかなか自分たちがコントロールできず、相手が勢いに乗って来ました。その原因ですが、まずは自分たちのサッカーができていなかったことです。
相手のプレッシャーというのは、今日の鹿島だけではありません。他のチームもプレッシャーを掛けてきます。その中で自分たちのサッカーができなければ、やはり難しいゲームになります。そして、ああいう個のミスであったり、個のハードワークが出なかったりとか、1対1のデュエルの場面で強さが欠けてしまうと、ああいう形になってしまいます。仮に、自分たちが少ないチャンスを生かして勝ったとしても、自分たちのサッカーができていなかったという大きな問題は残ったでしょう。
鹿島がしっかりと強くプレッシャーを掛けるなど、彼らは勝ちに値するプレーをした、それだけだと思います」
・ちょっと後半は攻め急ぎ感があったかな
・ボールロストも多かったね
・宏太、日産スタジアムで初ゴール!またしても宏太のゴールは勝利に繋がらず…
・高丘、好セーブもあったのに報われず…
・でも、その高丘がピンポイントで味方に合わせられるフィードができるということに気づけたのはこの試合での収穫
・梶川、ナベコ(=渡辺)、元気だろうか…今日はとくにナベコがいてほしかったと思いました
この日の推し選手
ケニーこと松原健、スタメンフル出場!
残念ながら2失点目に関与する形になってしまいました…。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は小池龍太選手にしようと思います。
(理由)
・先制ゴールのアシストとなったクロスがとても素晴らしかったので
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Jリーグ公式サイト
・Sofascore
・スパイア
2020 J1 第32節 サンフレッチェ広島 ー 横浜F・マリノス(DAZN観戦)と22連戦を振り返る
2020年J1第32節 サンフレッチェ広島 ー 横浜F・マリノス
2020年10月28日(水)
エディオンスタジアム広島 19:03キックオフ
天気:晴
主審:荒木 友輔
サンフレッチェ広島 3-1 横浜F・マリノス
マリノス得点者:チアゴ(90+5分)
警告:前田大然(累積2枚)、畠中槙之輔(累積4枚→次節出場停止)
スタメン
控え:中林、松原、扇原、喜田、水沼、マルコス、オナイウ
けが人続出のGK陣、加入してまだ1週間も立っていない高丘がスタメンに。
番記者メルマガによると梶川、中林ともに負傷とのことだったので、もしかしてユースで2種登録している寺門くんをサブGKに起用するかと思いましたが、中林がサブGKに入ることに。
(デュアルスタジアムでウォーミングアップ中の映像を見ていましたが、普通にメニューをこなしていたように見えたので、中林の負傷はそこまでひどいものではないのかもしれません)
その他はボランチより前の選手が総入れ替えとなりました。
試合の超ざっくり振り返り
押して、押して、押しまくっているのにも関わらず、ゴールが遠いマリノス。
数少ないチャンスを確実に決めた広島が3ゴール。
試合終了間際にペナルティエリア内でのファウルによりPKのチャンスを得たマリノス。チアゴのPKで1点返すも時すでに遅し。
22連戦最後の試合は残念ながら敗戦となってしまいました。
気になったポイント
今節はこのあと22連戦振り返りがあるため省略します。
マリノスの攻撃をデータで振り返る
ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数
(ボールポゼッション)
※右側がマリノスの数字
ポゼッション率70%超え。70を超えたときはあまり勝ててないイメージ
(AttackMomentum)
前半の終盤に広島の勢いになっているところがありますが、おそらくこれは給水タイム以降ですかねぇ…。でも、マリノスが攻撃的な時間が多め。
(シュート数内訳)
シュート数8本は少ない…。ポゼッション率70%越えているならシュートはもっと打ってほしいところ。
(内訳)
・★チアゴ:1本(PKのですかね)
・★天野:1本
・★ジュニオールサントス:3本
・★前田:2本
・オナイウ:1本
★=スタメン出場した選手
エリキ、マルコスがシュートを打ててないのが気になります。
走行距離とスプリント回数
マリノスGKで走行距離が6キロを下回ったのは久しぶりではないでしょうか。
まだ練習数回ですからね。これからマリノスのサッカーに慣れてくると高丘の走行距離も伸びてくるかもしれません。
プレーエリア
アタッキングサードまでは行けているが、ペナルティエリアでのプレー数はこんな感じ。
左偏重な感じが見られます。ブンちゃんと大然のコンビネーションが合ってくればもっとチャンス作れますかねぇ…?
その他気になった数字
※右側がマリノスの数字
パス成功率88%、クロス成功率も20%という中、得点できたのはチアゴのPKによる1点のみ…。
以下に広島に固められてシュートが打てなかったかを物語っているように感じます。
26 - 広島は第32節横浜FM戦で26回のインターセプトを記録(26回)。J1の2017年シーズン以降では、1試合でチーム最多だった。迎撃。 pic.twitter.com/vmf8NANY2V
— OptaJiro (@OptaJiro) 2020年10月28日
攻めてもインターセプト26回もされてたんですね…。
22連戦を数字で振り返る
8/15の大分戦を皮切りに始まった22連戦がこの広島戦を最後に終了しました。
改めて振り返りたいと思います。
以下の数字はルヴァンの試合での数も含めています。
■22連戦試合数
・ホームゲーム:11試合
・アウェイゲーム:11試合
■22連戦中の勝敗
・22試合中11勝8敗3分
※ルヴァンカップでのPKでの勝利も勝利数に含めています(本当は含めてはだめなのかもしれないが)
・ルヴァンのPKでの勝利を引き分けとするならば、22試合中10勝8敗4分という結果
・リーグ戦のみだと20試合中10勝7敗3分
→(結果)なんとか勝ち越し。
■ホーム・アウェイ別勝敗
・ホームゲーム:6勝4敗1分
・アウェイゲーム:5勝4敗2分
※ルヴァンカップでのPKでの勝利も勝利数に含めています
→(結果)ホームゲームでの勝利数が僅かに上回る状況
■リーグ戦のみホーム・アウェイ別勝敗
・ホームゲーム:6勝3敗1分
・アウェイゲーム:4勝4敗2分
→(結果)ホームゲームでの勝利数が多かった
■平日・土日別勝敗
・水曜日:6勝3敗2分
・土日:5勝5敗1分
※ルヴァンカップでのPKでの勝利も勝利数に含めています
→(結果)水曜日のほうが勝率が良い
■リーグ戦のみの平日・土日別勝敗
・水曜日:5勝2敗2分
・土日:5勝5敗1分
→(結果)リーグ戦に関しては勝利数は同じ
■22連戦中の得点数
合計:43ゴール
※オウンゴールは含めておりません
■ホーム・アウェイ別得点
・ホームゲーム:24得点
・アウェイゲーム:19得点
※ルヴァンでの得点も含みます。オウンゴールは含めておりません
→(結果)ホームゲームの方が得点数が多い
■リーグ戦のみホーム・アウェイ別得点
・ホームゲーム:24得点
・アウェイゲーム:18得点
■ゴール内訳
・エリキ:12ゴール
・ジュニサン:10ゴール
・マルコス:6ゴール
・仲川:2ゴール
・渡辺:2ゴール
・エジガル:2ゴール
・前田:2ゴール
・チアゴ:1ゴール
・水沼:1ゴール
・小池:1ゴール
・松原:1ゴール
・天野:1ゴール(唯一のルヴァンでのゴール)
・畠中:1ゴール
・オナイウ:1ゴール
→(結果)22連戦中の得点王は12ゴールのエリキでした
まとめ
・チャンスがあるときに決めきれなきゃ勝てない(まるでFC東京戦の逆パターン)
・シュートをもっと打ってもよかったのでは?多少強引になっても
・でも、上手くは行かなかったけども、大然からの低いクロスから中の選手が詰めてシュートという得意なかたちは少し見られた。
・あまじゅんのコメントより
「今日の試合は、最初に自分たちが3回ぐらいビッグチャンスがあったなかで決め切れなくて、逆にああいう形で1回のチャンスで先制されてしまいました。やはり広島のような守備ブロックをしっかり敷いてくる相手だと、こういう試合展開になってしまうと思います。
ただ先制されてからも、サイドで数的優位をつくりながらしっかり崩せたと思います。その精度を上げていくことが大事だと思います。絶対に、これからもこういう展開のゲームはあるので、そこで成功体験を徐々につくっていくというのも大事だと思います
自分がどちらかのサイドに出ることによって数的優位をつくれて突破できているシーンというのはここ最近多いのですが、そこは意識的にやっていますし、チームでピッチ上に出ている11人が同じサッカー観でプレーできていると思います。そこの崩しの部分の共通認識は皆、合っていますから、あとは精度だと思うので、これから上げていきたいです」
というコメントを読むと、あまじゅんはどうしても左に寄って来ることを考えると、ナベコが負傷し交代したあと、2ボランチに変化したことにより、右サイドの数的優位が作れなかったということでしょうか???
・ナベコ(=渡辺)の怪我の程度が気になります。どうか、軽傷であってほしいです。
・次節は槙之輔(=畠中)が出場停止 。チアゴ&槙人コンビになるか?
・22連戦本当にお疲れさまでした!
けが人が出ながらもボスは本当に選手を上手くローテーションさせるだけでこの連戦を乗り切ってきました。
おかげでチーム全体の底上げにはつながったかもしれませんね。
その連戦のおかげで槙人だったり、ナベコが成長したと思うので。
でも、もう22連戦というのは選手にとってもスタッフにとっても、また選手を支えるご家族にとってもとても大変だったと思うので、このコロナの状況が続く以上、今後は難しいかもしれませんが少しでも選手への負担が軽くなるような日程にしていただけることを願いたいです。
・次の鹿島戦に向けて身体も心も少しリフレッシュしてくださいね。
この日の推し選手
ケニーこと松原健、この試合はメンバー入りするも出番なしでした。
【この試合の頑張ったで賞】
この試合の頑張ったで賞は難しいですね…3失点ですし、ノーゴールですし。
とくにこの選手が特別良かったということも少ないですし。
ですが、小池龍太選手にしたいと思います!
(理由)
・この日チームイチの走行距離。スプリント回数2位。
・怪我なく22連戦乗り切りました。
今回の記事を書くにあたっての出典
・マリノス公式サイト
・Jリーグ公式サイト
・Sofascore
・スパイア