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サッカー観戦の記録

2020 J1 第33節 横浜F・マリノス ー 名古屋グランパス

2020年J1第33節 横浜F・マリノス ー 名古屋グランパス
2020年10月21日(水)

日産スタジアム 19:33キックオフ
天気:晴
主審:東城 穣

 

横浜F・マリノス 2-1 名古屋グランパス
マリノス得点者:エジガルジュニオ(41分)、渡辺皓太(80分)
警告:

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ただいま!日産スタジアム。久しぶりに帰ってきました。

そして、太鼓の音もビジターサポーターも。少しずつ今までのスタジアムでの光景に戻りつつあります。うれしいですね。

 

スタメン

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控え:中林、角田、大津、喜田、エリキ、前田、オナイウ

 

セレッソ戦までスタメンGKだった梶川。休養のためかセレッソ戦での4失点を受けてのものなのか、この日はパギさんにスタメンを譲る形に。

ですが、ウォーミングアップ中に負傷したとのことで、急遽サブのGKはウッズさんこと中林が入ることに。

 

セレッソ戦とはスタメンを8人変えてきました。

 

試合の超ざっくり振り返り


ハイライト|J1リーグ第33節|vs名古屋グランパス

この試合を一言で言うとするならば、

「原点回帰」

という感じでしょうか。

 

エジガル、詠太郎(=松田)、宏太(=水沼)が横並びになる昨年の形に。

WGの詠太郎と宏太がサイドで張って、両SBが時折内側に入って走る偽SBの形を見ることができました。

 

唯一、昨年と異なるのは中盤の3人でしょうか。

昨年は2ボランチがいて、その前にマルコスが入るという「マルコスシステム」だったわけですが、この試合ではわーぼー(=和田)がアンカーに入り、あまじゅん(=天野)とナベコ(=渡辺)が並ぶIH(インサイドハーフ)という感じに見えました。

 

先制ゴールのエジガルのゴールこそ、昨年得意とするあの形。

みなさん、あのゴールの瞬間「これだよ、これ!」とか「懐かしい!」って思いませんでしたか?

 

その後マテウスに恩返しゴールを食らうも(もう今後は恩返しゴールはいらないからね)、ナベコの「絶対にゴールを決める」という執念のような気持ちのこもったゴールで名古屋を突き放し、それを守りきって久しぶりの勝利!

 

日産スタジアム、天気は晴れ、勝ってトリパラ回す、最高ですね。

 

気になったポイント

今回の気になったポイントはこちら

なぜ、原点回帰???

フォーメーションがいろいろと変更される目的は?

 

について毎度ながらサッカー未経験、見る専門。戦術については細かいことはよくわからない自分が推測で考えてみたいと思います。

 

では、まずこちらから。

 

なぜ、原点回帰???

正確にはきっちりとした原点回帰ではないのですが、考えてみました。

(仮説)

1,疲労が溜まった選手が多くセレッソ戦から8名入れ替え。フレッシュなメンバーが多いことを考えると、やり慣れた立ち位置にすることで考えることを減らすため。

→普段の生活でもやり方に慣れると無意識に動けるようになると思うのですが、そういう面を狙ったのかなと思いました

 

2,この試合に出た選手が自分の持ち味を最大限に発揮できるようにするため

→狭いところに突っ込んでいくのが得意なあまじゅんとか、WGとしてドリブルからのカットインでシュートなりパスに繋げるのが得意な詠太郎とか。

それぞれの持ち味を最大限に発揮できるようにするためにこの配置にした可能性もあるのかなと。

 

3,名古屋の4-2-3-1の配置と噛み合わせ良く戦えるようにするため

 

こんなあたりかなと思いました。

 

そして、次の気になったポイントはこちら。

フォーメーションがいろいろと変更される目的は?

ボスは今シーズン、昨年までの2ボランチ置きWGがサイドで張る形だったり、3バック、フォアリベロを置く形など様々な配置を試しています。

ボスに「なぜ、そんなにコロコロと変えるのですか?」と聞いたら、きっと「いつも同じサッカーをしています」としか回答が返ってこないと思いますが。

でも、本当はきっと目的があるはずです。

 

なので、それについて考えてみました。

(仮説)
1,選手各々の持ち味を最大限に活かすために模索しているのでは?

本当はもしかすると昨年の形を踏襲してさらなるレベルアップを図りたかったと思われます(想像だけど)。でも、他チームによる対策だったり、過密スケジュールによる相次ぐけが人の発生、そして渓太の移籍などにより、昨年の形を踏襲することが難しくなり、今いるメンバーで選手各々の持ち味を最大限に発揮させるためなのかなぁとか思ったり。


2,リーグ戦対策もあるだろうが、実はACL対策として撹乱させているのでは?

大いなる妄想ですが、本当はリーグ戦で連覇するためもあったのでしょうが、実はACLも見据えているのではないかと。

各チーム、アジアNo.1になるべく様々な研究・対策をしてくるはずです。

でも、フォーメーション(ボスはこの言葉好きではないでしょうが)をあれこれ変えることで相手も研究しづらくなり、「マリノス、どれで来るんだろう???」と思わせることも考えているのかなと最近は思ったりもします。

 

 マリノスの攻撃をデータで振り返る

ボールポゼッションとAttackMomentumとシュート数

(ボールポゼッション)

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※左側がマリノスの数字です 

いつものマリノスのポゼッション率といった感じですかね。

 

(AttackMomentum)


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押してますねぇ。マリノスの攻撃。名古屋に与えた時間はごくわずか。

これこそマリノスのアタッキングフットボールですよね。

あと、ボスがよく言う「試合をコントロールできた」なのでしょうか。

 

(シュート数内訳)

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公式記録によるとシュート数18本。そのうち決まったのが2点…。

名古屋のランゲラック選手に止められたのもありましたが、もう少し点が取れたらよかったですね。

 

内訳

・★小池:1本

・★松原:2本

・★渡辺:2本

・★天野:8本(←これだけ打ってるのにノーゴールは…。あとそろそろセットプレーが決まってほしい)

・★水沼:1本

・★エジガル:2本

・★松田:2本

★=スタメン出場した選手 

 

走行距離とスプリント回数

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やはり、あまじゅん・ナベコ・わーぼーの3人の走行距離が長いですね。揃って12キロ超え。

そして、龍太はスプリント回数20回な上に、走行距離12キロ超え。本当によく走って頑張ってくれました。

 

プレーエリア

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プレーエリアを見ても押し込んだなというのがよくわかります。

ペナルティエリア付近でのプレー数が43ということを考えても、もう少し得点が取れても良かったかもしれませんね。

 

その他気になった数字

本当は、あまじゅん・わーぼー・なべこが入ったことによる縦パス比率が上がっているのではないかと調べようと思ったのですが、力尽きました…

ということはさておき、

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※左側がマリノスの数字です

こうして見てみると意外とクロス成功率・デュエル勝利数は名古屋より下回っているんですね。

インターセプト数はかろうじてマリノスのほうが多い結果に。

クリア数名古屋が22という数字が示す通り、マリノスがシュート18本も打ってるのに入らなかったというのは、クリアされまくったというのもあるかもしれませんね。

 

 やはり、ベルギーからのあまじゅんは、よりゴールに対して積極的といった感じなんでしょうね。

 

まとめ

・スタメンを8人入れ替えようが、不安はまったく感じられなかった。

(試合前は大丈夫かなぁ…とちょっと思った自分が恥ずかしいです)

ボスも…

質問:前節から8人メンバーを代えたのですが、F・マリノスらしい素晴らしいサッカーができたという点について
「前節のC大阪戦、見てもわかるとおり、疲れている選手が非常に多かったです。今日出場した選手たちは、本当に良い試合をしてくれました。良い形でゲームに入ってくれたと思います。
誰が出ても良いようにと、自分たちが準備をしてきた結果が、しっかりピッチ上に表わせました。ですが、また次にすぐ試合があります。今日、出場したメンバーもケガがないように祈っていますし、しっかり次の試合に向けて準備していきたいと思います」

と満足げなご様子。

 

・梶川、大丈夫か?ACLまでには復帰できますように


・あまじゅん、わーぼー、ナベコの3人の中盤が面白かった。
 →ビルドアップの際にサイドに寄せがちになりやすいマリノス。この3人だとうまいせいなのかわかりませんが、中央でも縦パスがバンバン入れようとするし、狭いところに突っ込んでいく突貫小僧が2人もいるのでなかなか楽しかったです。そして、この3人が繰り出すパスも見ものです。

データを確認していませんが、もしかすると攻撃サイドの比率として中央から攻めている比率が他の試合より高い可能性も???

 

・この試合でも何度も「詠太郎!詠太郎!」というコーチングがあちこちから聞こえてきた

最後尾はパギさんから、そしてしまいには逆サイドの宏太らしき声も。

詠太郎が交代してからは今度は「アド!アド!」という声が聞こえていたように思います。

 

・セカンドボールも拾えていたし、2度追い・3度追いのプレスも掛けられてた

セレッソ戦はあまりできてなかったですしね…)

ボスもこうコメントしています。

質問:今日の素晴らしいパフォーマンスの一番の要因は?
ボールを失わなかったところがすごく良かった点だと思います。プラス、チーム全体で連動できていたことにより、チャンスをたくさんつくったところです。名古屋も良いチームです。けれども自分たちは、名古屋のカウンターという強みのところも頭の中に入れていました。しっかり全体が集中してやってくれた結果だと思います」


・龍太、慣れない左SBでよく頑張った!


・あまじゅん、あとは決定力をあげよう!


・オナイウ、髪色と髪型を変えてジュニサン(=ジュニオールサントス)と見分けがつきませーん!


・新スポンサーMoney Forward様のみなさま観戦の中、勝利は重要

 

・ボスはいろいろ初期配置を変えたり、SBの選手がアーリークロスを入れたりして試すけども、個人的にはパスの回し方を工夫すればまだ昨年の形で得点できるのでは?と思っている

 

・タカ、ブンちゃん、ゆっくり休めたかな?

 

この日の推し選手

ケニーこと松原健スタメンフル出場

シュート、この日も2本打ちましたが入らず。

そして、久しぶりの偽SBも時折やってましたね。何分でしたかねぇ、すんごい「うまっ」と口から出そうになったパス。すばらしかったです。

 

【この試合の頑張ったで賞】

この試合の頑張ったで賞はもちろんこの方!渡辺皓太選手です!

(理由)

・この日も縦横無尽に走り回り球際の強さを発揮

・そしてなんと行っても素晴らしい決勝ゴール!

 

最後に

自分がなぜ試合の感想だけでなく、戦術っぽいようなことを素人ながらも推測して書くようになったかと言うと、ボスのサッカーが面白いのはもちろんのこと、ボスや選手が何を考えて、それをプレーでどう表現しているのかを少しでも理解できれば、選手のことをもっと応援できるのではないかと思ったからです。

選手がこういうふうに頑張ってる、きっと今こう考えているのかな、今ここが苦しいはず、じゃあもっと応援頑張ろうと。

 

戦術的な理解をしてみようとすると、選手の成長も感じられたりしてとてもおもしろいです。

 

最初は自分も「戦術なんてわからない」と思っていた一人です。

でも、まだまだではあるものの少しずつ理解してみようとするだけで、サッカーの楽しさがさらに増したような気がします。

 

なので、戦術を理解してみようとするのも、楽しみのひとつなのでおすすめです。

 

今回の記事を書くにあたっての出典

マリノス公式サイト

www.f-marinos.com

 

Jリーグ公式サイト

www.jleague.jp

 

・Sofascore

www.sofascore.com

 

・スパイア

spaia.jp